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水戸の見て歩き

水戸の屋敷神(5)

2024-06-06 21:25:24 | 水戸

 昭和44年に行われた調査で、茨城県内地域別の屋敷神を祀る家の割合は以下のようだそうです。県北32%、県央39%、県西60%、県南75%だそうです(河野弘)。水戸市内の同様な調査では、古宿78%、酒門町柏淵43%だそうです。(水戸市民俗文化財調査報告書昭和52年刊)。武士層には葬式や墓などに神式をおした水戸藩ですが、武士以外にはどの程度に波及していたかは、最近の屋敷神の数だけではよく分からないようです。でも、なんとなく屋敷神は多いような感じはします。

 

天王町
 木製の鳥居を前にして、立派な鞘堂(さやどう)が建ち、中に屋敷神が入っているようです。

 

牛伏町
 前のあいた鞘堂に入った屋敷神です。ここは石の鳥居でした。

 

飯島町
 赤い色を塗った鞘堂です。稲荷神社なのでしょうか。これもずいぶん大きな鞘堂です。

 

千波町
 石塀の内側に、大きな銅葺き屋根(写真矢印)の屋敷神と石の鳥居が見えました。

 

元吉田町
 高い石積みの上に乗った石祠(せきし)と石鳥居です。石祠前には対のキツネが置かれていて、稲荷神社のようです。

 

日本通運㈱(元石川町276-16)
 元石川の東部工業団地内にある日本通運の敷地内にも屋敷神?(産業神)がありました。同じ敷地内に入った系列の何社かで建てたようです。城南に会社があった頃にもありましたので、社殿は遷したのでしょう。

水戸の屋敷神(4)

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