外来の植物で、特定外来生物に指定されていて、水戸で見たいくつかを並べてみます。特定外来生物は、「生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるもの」 をいうそうで、「輸入、放出、飼養等、譲渡し等の禁止」という規制があるそうです。
オオカワヂシャ(北見町)
オオバコ科。ヨーロッパからアジア北部が原産だそうで、光りをさえぎって他の植物の生育を妨害したり、在来の絶滅危惧種であるカワヂシャと交雑してしまうようです。慶応3年(1867)に神奈川県相模で採集されたそうですから、かなり前から日本に入ってきているようです。(撮影R4/5/7)
オオキンケイギク(北見町)
キク科。北アメリカに分布する植物のようですが、観賞用や法面(のりめん)緑化用などとしてはいってきたようです。非常に強じんで、繁殖力が強いそうです。(撮影6/1)
オオフサモ(上国井町)
アリノトウグサ科。ブラジルが原産のようで、観賞用に入って来たそうです。草の断片から根が生えて再生するなどして繁茂しやすく、在来種と競合したり、水質を悪化、水流の阻害をするそうです。(撮影6/15)
オオハンゴンソウ(水戸市植物公園 小吹町504)
キク科。北米原産で、ルドベキアというそうです。明治時代に観賞用に持ち込まれた植物だそうです。寒冷地を好むそうで、高原などに繁茂するようです。水戸でもときとして見ますが、写真は水戸市植物公園で見た園芸品種のようです。水戸では、似ているハルシャギクが一番野生化して繁茂しているようですが、これは指定されていないようです。(撮影R3/7/31)
アレチウリ(下野町)
ウリ科。北アメリカ原産のようです。輸入大豆に種子が混入していて、豆腐屋を中心に広がったそうです。河川敷などの在来種や、畑作物、稲、造林木などに影響があるそうです。繁殖力が高く、種が1株に2.5万以上あったという例もあるそうです。(撮影H30/9/16)
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