好文亭は、徳川斉昭が、好文木という梅の異名を名前にしたのだそうです。その「好文」という言葉はあちこちで使われているようです。
好文亭(常盤町1-3-3)
好文木は、晋の武帝が学問に親しむと花が開き、怠ると開かなかったという故事から来た言葉だそうです。一張一弛の「一弛」の部分である偕楽園で、学問に関係した名前をつけるのもどうかと思いますが、たくさん植えられていて花の楽しめる梅の方に力点をおいたのでしょう。
好文橋(36°22'06.9"N 140°26'43.1"Eあたり)
たぶん、ここから好文亭が見えるのでつけられた名前なのでしょうが、桜川にかかる橋です。平成3年の竣工で、画家の松平雪江による、常盤公園攬勝(らんしょう)図誌(明治18年出版)という偕楽園などの風景をまとめた本にある好文亭の遠景を含む風景画パネルがつけられています。
好文カフェ(千波町3080)
千波湖畔にあるカフェです。白黒の白鳥シュークリームは、話の種になりそうです。屋上から見た千波湖の眺めはなかなかなものです。ギャラリースペースではときどき作品展示がおこなわれているようです。
好文亭表通り(36°22'35.6"N 140°27'00.8"Eあたりと36°22'43.7"N 140°27'29.6"Eあたりの間)
通りの名前にも好文が使われています。写真は偕楽園の表門に通じる道路です。写真のあたり(36°22'35.6"N 140°27'00.8"Eあたり)は梅林坂というようです。また、好文橋のある道路(市道千波・御茶園線)は、好文橋通りというそうです。
好文碑(緑岡高校 笠原町1284)
昭和57年度卒業生が寄贈した、8代篠田校長の書による「好文」の石碑がありました。