弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になって原告になった竹内浩史のどどいつ集

戦さ背負って 歩いて行くさ 戦意高揚 せん争画

2018年11月11日 15時28分35秒 | その他
京都国立近代美術館「藤田嗣治展」より。
「私程、戦に縁のある男はいない。」
「まるで戦争を背負って歩いている男だ。」
本人が述べていたという。
フランスで第一次世界大戦勃発に遭遇し、日本に帰れば日中戦争へ、再びフランスから第二次世界大戦勃発により帰国。アッツ島やサイパン島の玉砕の「戦争画」まで描いた。そのため、戦後危うく戦犯の責任を問われそうに。結局、日本を去り、アメリカからフランスに戻り、フランス国籍を取得。
しかし、どう見ても玉砕の絵はあまりにも悲惨で戦争賛美には見えない。戦犯指名しなかったGHQも、真意を見抜いていたのだろう。