高齢者を狙う振り込め詐欺が多発の昨今、こんなユニークな「預筋通帳」を発行している自治体がある。
高齢者の健康増進のため兵庫県尼崎市が2004年から始めた「いきいき100万歩運動」である。
同市は以前、65歳以上の市民を対象にスポーツ施設利用料の半額を助成していたそうだが、利用はイマイチ。そこで、誰もが好きなときに出来るウオーキングに着目し、04年6月、日々の歩数(上限1万歩)や累積歩数の記録のほか、日記もつけられる「貯筋通帳」の無料配布を始めたのだそうな。
現在では、目標の100万歩の10倍に当たる1千万歩の達成者が800人を突破したという。
ここの通帳なら振り込め詐欺に合うこともなく、高齢者の健康増進にもつながり、一石二鳥のグットアイデアである。