Gorbyharp

ハーモニカのページ。

すごい音圧

2014-05-06 | 日記
やーこんさんが出場するというので、行ってきました
「第4回 ファミリー和谷クロマティック・ハーモニカ発表演奏会」

せっかくなので、始めから行こうと思ったんですが、11時から17時半までの予定と聞いて、やめました
幸いにも、やーこんさんの出番は、午後から。時間を合わせて向かうとちょうど、休憩時間に会場にたどり着きました。

私が始めに聴いたのは、ドイツの大会で入賞した方々の合奏。合奏というと何かチープなものをイメージしがちですが、リッチなサウンドでした。ビオラが低音部を支えてるんですが、それもとてもプラスに働いてますね。ハーモニカ+ビオラという組み合わせは、和谷先生が考えたのかな?とてもいい組み合わせです。音圧にびっくりしましたよ。低音部の響きがすごく美しい。特殊なハーモニカでも使ってるの?と疑いたくなるくらい。

今回の発表演奏会は、このような合奏を何組かが演奏し、その間をトリオ、デュオ、ソロの出場者が埋めるという構成になっております。

やーこんさんは、無伴奏で「マラゲーニャ」を演奏されてました。美しい重音の響きと前に出てくる音に感心しました。ブログで書かれてたことは、こういうことだったのかと納得。かなり練習されたんではないでしょうか?そういえば、無伴奏の曲を演奏する方が多かったですね。

それにしても皆さん、上手だよなぁ~。音がよく客席まで届いてるのが好感持てます手であまりハーモニカを覆わないのも一因かもしれないけど、呼吸がちゃんと出来てるんだろうなぁ~。噂には聞いてましたが、素晴らしかった。それから、ほとんどの人がハンド・ビブラートを使いません。

クレモナ・ハーモニカの制作者の岸直孝さんも和谷教室の方なんですね。もちろん、ご本人制作のハーモニカで演奏されてました。演奏者のコメントが演奏前に司会の方から、紹介されるんだけど、あれって、いいね。その人がどんな気持ちで、演奏に望んでいるのかわかって、より演奏にも演奏者にも注目出来る。

後半のF.I.H.本選出場者による「トレド」は、圧巻。今年の出場者ということかと思ったけど、おそらく歴代出場者という意味かな?和谷先生と稲川有徳さんを含む6名によるユニゾンでの「トレド」。これは、すごかったですよ。カデンツァのところは、どうするのかなぁ~?と思ってたら、ジャズでソロをまわすような感じで、一人一人が吹きます。カデンツァ部分は、もっと自由に吹いていいと思うんですが、やっぱり、ふだんのクセが出てしまいますよね~。この演出も和谷先生のアイデアでしょうか?非常に楽しめました

最後は、セレクトメンバーによるトミー・ライリーの「セレナーデ」
セレクトメンバーっていうから、5~6人かと思いきやほとんど出場者全員ともいえる人数での演奏。50人はいましたよね?
「ふるさと」吹くのとは、わけが違う。「セレナーデ」ですよ!私だって、「セレナーデ」はちゃんと吹けませんから
それをあれだけの人数の人が吹いてる。最後の最後で、驚かされました。

「セレナーデ」を最初のゴールとすることで、その後の演奏の基礎を作っているともいえる。「セレナーデ」は、無伴奏曲だから、だれかに「何か吹いて」と言われたときに、マスターしておけば、何かと便利。「なるほど」

和谷先生のアイデアいっぱいの演奏会。とても勉強になりましたし、楽しめました。ありがとうございましたこれで、無料だからね。驚きです。