Gorbyharp

ハーモニカのページ。

ナットをつける(テンホールズ)

2014-05-11 | メンテナンス/改造
以前、クロマチックにナットをつける記事を書きましたが、今回は、テンホールズにナットをつける話です。

リード・プレートを留めているネジが効かなくなってくることがあります。回してもまわしても止まらない状態。
そんな時は、ナットをつけましょう。


当然ですが、まずは、カバープレートを外します。通常は、この写真のように上のリード・プレートから、下のリード・プレートへネジが留められています。(写真は、スズキの「Olive(オリーブ)」です)


ネジがゆるくなって効かなくなったところだけにナットをつけます。写真は、下側から見たところ。(同じく「オリーブ」)右側、3つのネジにナットをつけました。

通常なら、これでいいのですが、ネジの場所によっては、ナットをつけるとナットがリードに触れてしまい、音が出なくなることがあります。そんな時は、下の写真のように、ネジを下側のリード・プレートから通し、ナットは、上側のリード・プレートの方からつけます。ナットに比べて、ネジの頭の方が、小さいので、リードには当りません。


下から見た写真(ホーナーの「スペシャル20」)


上から見た写真(同じく「スペシャル20」)上側は、ナットをつけても余裕がありますね。

リードに触れない大きさのナットがあると問題ないんですが…。
今回使用のナットは、「M2」という規格です。たぶん、この大きさで、ほとんどのテンホールズに合うのではないでしょうか?あくまでも推測。一番いいのは、ネジをお店に持って行って、お店の人に最適なナットを選んでもらいましょう。今回使ったナットは、特にハーモニカ・メイカー純正のものではなく、東急ハンズで買ったものです。

人によっては、ナットを使わずに、少しばかり、直径の大きなネジに交換する人もいるみたいですね。私は、試してないですが、なんとなく、どんどんネジ穴が大きくなりそうで…。

さて、ナットを取りつける時ですが、私は、ナットをペンチなどでおさえて、ネジを回しております。これって、ちょっぴり、やりづらいです。ちょうどいい大きさのミニ・レンチでもあればいいんですが。何かいい方法がありましたら、お知らせください