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長期的視野と短期的視野

以前は、お父さんが仕事中心だったこともあり、受験の準備はお母さんが中心でした。

「え、おれが子どものころには、遊んでばかりいたし」
「歴史の年号なんて覚えたって、人生の役に立たない」

などと発言してママのひんしゅくを買っていました。

ただ、こういうお父さんは大事な役割を担っていたところがあります。それは子どもを長期的に見るという視野。

子どもが成長する過程は長いので、その間にいろいろなことがある。それを大事に見守る。失敗があったとしても、そこからどう立ち直ればいいか、考えてあげる。

そういう視野は非常に大切です。

しかし、最近はお父さんが受験に熱心なところもあり、これにお母さんも同調して短期的視野ばかりになっているところがあります。

そうなると、子どもの息が詰まってしまう。

お父さん、お母さんどちらかが長期的視野に立っているのでもいいし、あるいはご夫婦で話し合いをしながら、長期的視野をどこかで持っているのもいい。

「中学受験で子どもの人生は決まらない」

ということは、繰り返しお話していますが、たとえ中学受験で成功しても、その後がうまくいかないという場合は多々あります。

しかし、長期的視野を持っていれば、そのうち、子どもも思うところがあって、立ち上がってくる。だから家庭のどこかにそういう「ゆったりとした部分」があった方が子どもの成長にはプラスになります。

この夏偏差値をどう上げるか、ということも大事な課題ですが、中学校に入った後、どういう風に育ってほしいか、お父さん、お母さんがそれこそゆったりとお二人で話し合われても良いのではないでしょうか。

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