幼稚園です。
引っ越しさえなかったら(ほらほらまた言ってるよ)、
今ごろはろう学校2歳児クラスに進級するかたわら、地元の幼稚園に通い始めていたはずです。
(「満3歳入園」制度では、満3歳になった翌月から入園できるので。)
ところが転居先では、もういちど幼稚園探しから始めなくてはなりません。
1.満3歳入園を実施していて(全幼稚園の半分くらい)
2.家からそれほど遠くない
園を5つ、厳選ピックアップしました。
順番に見学を申し込むとして、まずはA園からスタート。
「プレクラスにお試し参加したあと見学させてもらえる」ことになりました。
マメの難聴のことも、娘のコミュ障のことも、電話口では伝えませんでした。。
祖母も同行するとだけ。
プレクラスの担当先生は、やさしそうな年配の女性です。
「この3月まで園長先生だったんですよ」と、となりのママさんが教えてくれました。
えっそうなの?
おおそれなら。
プレクラス開始まで少し時間があったので、前園長先生に近づき、マメの難聴のことを話しました。
さあ、そのときの対応が素晴らしかった。
まるで「この子は左利きなんです」と聞かされたかのような、落ち着いたフラットな対応。
「ああ」とやさしく微笑んだあと、
「じゃあ、夏のプールのときは、補聴器の管理をしっかりしないといけませんね」
(「じゃあ、左利き用のハサミを用意しないといけませんね」みたいな。)
以前にも難聴の子をあずかったことがあるとのこと。
その時は職員たちも手話を勉強したとのこと。
すっかりうれしくなりました。
プレクラスや見学が終わって、園庭で少しマメを遊ばせていると、中年の女性先生が近づいてきました。
「園長です」と自己紹介され、あわててこちらの事情を繰り返そうとすると、「**から聞きました」とニッコリ。
その夜、メールで、マメの難聴についてもう少しくわしく伝えました。(小耳症のことも。)
娘の口下手についても。
すぐに、園長からていねいな返信がありました。
決まりです。
娘にも異論はありません。
何ともあっけない幼稚園選びでした。
去年と同じ状況です。
しょっぱなから本命にぶち当たるという。
良い幼稚園にめぐり会えて大安心ですが、じっさいに通い始めるのは夏休み明けになりそうです。
その理由は...。(次記事につづきます。)