ゴールデンウィークに娘一家が泊まりにきていたときの話。
あるときマメがパパに何かの要求をして、いつもの「んー」を繰りかえしていました。
んー
んー
んー
そして、パパの手をグイグイ引っぱっています。
見かねたわたしが思わずひとこと。
「マメちゃん、『んー』じゃわからないよ。『パパやって』とか「パパはやく』とか言うんだよ」
すると、マメの顔に「!」みたいな表情が浮かびます。(「そっか!」って感じ。)
数秒後、『んー』が『パパー』に変化しました。
『パパー、パパー、パパー』と連呼しながらマメはうれしそう。
<『パパ』は単にこの人物のなまえというだけではなく、呼びかけや伝達のツールでもあること>
を、卒然と理解した感じでした。
その後、マメの言語活動が少しずつ変化してきました。
statement(叙述) から communication(伝達) へと。
「これはバアバです」から「ねぇねぇバアバ」へと。
先日も、ばんそうこうを貼ったひざを見せながら、
<玄関を指さし⇒「ドーン」⇒「いたいいたい」⇒「えーんえーん」>
と、ジェスチャーと表情をまじえながらうったえてきます。
<お外で、ドーンところんで、痛くて、えーんて泣いちゃったの>と言いたいのです。
「あらまあかわいそうに」などと相槌を打つと、満足そうにうなづきます。
(このやりとり、10回くらい繰りかえしました。ふー。)
マメちゃん、ようやく、ことばの何たるかがわかってきたのね。
これなら、二語文三語文の習得も近いかもね。
こういう考察・理論・期待を伝えたところ、夫と娘からは「へぇ~」「ふ~ん」という反応が返ってきただけでした...。