ここ数ヶ月、さまざまな情報にふりまわされてきました。
<1.ガセ情報>
3月始め、転居を伝えたある人から、こんなことを言われました。
「じゃあもう、ろう学校には通えませんよ」
「えっ、そうなんですか?」
「ええ、あの学校には<ドア(自宅の)ツードア(学校の)で1時間以内>というルールがあるから」
ガーン! そうだったの?
それまで、娘宅からろう学校まで、さまざまなルートで実踏を繰り返してきたのに、これでもうあきらめてしまいました。
ろう学校がダメということで、それにかわる療育先を探し始めたのです。
でも、あとでろう学校の先生に訊くと、そんな明確なルールはないとのこと。
(いちおうの目安としてはあるが。)
<2.不十分な情報にモヤモヤ>
「補聴器の設定を上げられないか」という質問に対して、
「騒音問題があるから上げられない」と気の毒そうに言われるばかり。
3人目に訊いた人からようやく、求めていた情報が得られました。
「裸耳聴力の約半分が、補聴器設定の上限です」と。
マメの裸耳聴力(右耳)は60〜70デシベルだから、設定上限は30〜35デシベルね。
40デシベルよりは上ね、まあいいか。
<3.過剰な情報に疲弊>
マメの聴力や就学のことが不安でたまらなくなり、過度なネットサーフィンをしてしまいました。
とくに「ことばのかけはし」サイトと「デフサポ」サイトが有用情報にあふれていて、多くの記事を熟読しました。
その結果、とてもつらくなりました。
書いてあることは至極当然というか、「ああなるほどね」とうなづける指摘ばかり。
<例1>
難聴児は「何気なく耳に入ってくる」情報を活用できないから、語彙が日常語のみに狭く限られる。
<例2>
家族とならほぼ100%意思疎通できる子も、騒がしい場所での一斉指示はほとんど聞き取れない。
こういうシビアな指摘を読み続けていくと、苦しくなってきます。
マメにはこれほどの困難が待ちかまえているのね...。
じゃあ、地域幼稚園なんて無理じゃん...。
こんなに知りすぎないほうが良かった。
もっとふんわりしていたほうが良かった。
「マメのことばの発達は順調よね」
「案ずるより産むがやすし、だったわね」
とルンルンしていたあの頃(ほんの数ヶ月まえ)がなつかしい。