中国は、米ドルとペッグ制をとっている。
ペッグ制とは、発展途上にある国が、自国通貨を安定させるために、強力な通貨である米ドルと一定の価値で取引をするというものだ。
かつて、日本は一ドル 360円だった。
なぜ、360円なのかというと、円は一周 360度だからだという、適当な理由だ。
まったく 日本は当時、世界的に相手にされない敗戦した弱小国でしかなかった。
中国は、もはや世界第二位のGDPを誇る国であるのだから、通貨を市場に任せるのは当然ではないか?
という意見が根強い。
まさにIMFは そのことを、暗に指摘しているが、中国が経済を安定し続けることは、(仮にそれがまやかしの安定であったにせよ・・・)IMFにとっては、大きな頭痛の種が一つ減ることになるから、なにをやってもいいので、なんとか 安定してくださいまし と天を仰ぐ気持ちで願っているのが、本音である。
特に主要国の中で、ユーロとイギリスは中国と直接の軍事リスクがないためもあって、中国がなにをしようと、自分たちの利益になるかどうか、だけで判断できるという点が、IMFの決定を非常にややこしくしている。
もし、中国とロシアが手を組んで、ウクライナ問題でごちゃごちゃ文句を言うユーロを黙らせてやろう。
などという手を使い始めたら、初めて 強く出ることになるだろうが、今のところ、その様子はない。
その中国が、市場を驚かせた。
いきなり2%もの為替を動かし 元を安く誘導したのである。
中国の資産家の多くは、ほとんど 慌てて ゴールドを買いに走った。
その結果、ゴールドは値を上げている。
ただし、この流れは一時的で長続きはしないだろうと 私は見ている。
早晩 中国の相場は崩れるし、損失補てんのために、ゴールドを売るに違いないからだ。
中国は、多くの謎を市場に含めている。
面白いのだが、不謹慎かもしれない。
なぜなら、多くの人が命を落とすからだ。
中国はレバレッジを簡単にできるようにして一般投資家から市場に金を集めた。
これにより、将来の貯蓄をはたいた人々は多い。
最後に、政府が何とかしてくれる。
という安心感は、たとえば 日本にはないことだ。
日本人は、どこか心の中で漠然とした不安を抱えて過ごしている。
その不安感が神経質にさせ、競争を激化させさらには、よりよいものを低価格で という改善をさせるのだが、逆に言えば 非常に不幸な人々でもある。
だが本当に不幸な人々は、信じていた政府に裏切られるひとびとではないだろうか?
中国共産党は、神を信じてはいないだろう
だから、市場に 神の見えざる手が働くなどというと、単にお笑いにしか聞こえないに違いない。
だが、私は神の見えざる手を信じるものだ。
それは、かつて、何度も私たちの前に現れ そして消え、また現れたではないか?
ご存じのとおりだ。
ペッグ制とは、発展途上にある国が、自国通貨を安定させるために、強力な通貨である米ドルと一定の価値で取引をするというものだ。
かつて、日本は一ドル 360円だった。
なぜ、360円なのかというと、円は一周 360度だからだという、適当な理由だ。
まったく 日本は当時、世界的に相手にされない敗戦した弱小国でしかなかった。
中国は、もはや世界第二位のGDPを誇る国であるのだから、通貨を市場に任せるのは当然ではないか?
という意見が根強い。
まさにIMFは そのことを、暗に指摘しているが、中国が経済を安定し続けることは、(仮にそれがまやかしの安定であったにせよ・・・)IMFにとっては、大きな頭痛の種が一つ減ることになるから、なにをやってもいいので、なんとか 安定してくださいまし と天を仰ぐ気持ちで願っているのが、本音である。
特に主要国の中で、ユーロとイギリスは中国と直接の軍事リスクがないためもあって、中国がなにをしようと、自分たちの利益になるかどうか、だけで判断できるという点が、IMFの決定を非常にややこしくしている。
もし、中国とロシアが手を組んで、ウクライナ問題でごちゃごちゃ文句を言うユーロを黙らせてやろう。
などという手を使い始めたら、初めて 強く出ることになるだろうが、今のところ、その様子はない。
その中国が、市場を驚かせた。
いきなり2%もの為替を動かし 元を安く誘導したのである。
中国の資産家の多くは、ほとんど 慌てて ゴールドを買いに走った。
その結果、ゴールドは値を上げている。
ただし、この流れは一時的で長続きはしないだろうと 私は見ている。
早晩 中国の相場は崩れるし、損失補てんのために、ゴールドを売るに違いないからだ。
中国は、多くの謎を市場に含めている。
面白いのだが、不謹慎かもしれない。
なぜなら、多くの人が命を落とすからだ。
中国はレバレッジを簡単にできるようにして一般投資家から市場に金を集めた。
これにより、将来の貯蓄をはたいた人々は多い。
最後に、政府が何とかしてくれる。
という安心感は、たとえば 日本にはないことだ。
日本人は、どこか心の中で漠然とした不安を抱えて過ごしている。
その不安感が神経質にさせ、競争を激化させさらには、よりよいものを低価格で という改善をさせるのだが、逆に言えば 非常に不幸な人々でもある。
だが本当に不幸な人々は、信じていた政府に裏切られるひとびとではないだろうか?
中国共産党は、神を信じてはいないだろう
だから、市場に 神の見えざる手が働くなどというと、単にお笑いにしか聞こえないに違いない。
だが、私は神の見えざる手を信じるものだ。
それは、かつて、何度も私たちの前に現れ そして消え、また現れたではないか?
ご存じのとおりだ。