Sydney Yajima


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市場が下がる局面について

2015-08-26 23:27:05 | 経済
今のような、市場の局面を見て、投資家たちは、いろんな感情に押し流されて、とても忙しい気持ちになっているはずだ。
ある人は、自分自身がとても楽観的な人間だと信じており、これほど楽観的な人間はいないとまで断言する。
だが、今の局面では、「私ほど楽観主義な人間をここまで不安がらせる市場は、初めてだ」と言うかもしれない。
ある人は、初めから投資には自信がなく、誰か自分の支えになってくれる「先生」の意見を探して、目まぐるしくネットーサーフィンをしていることだろう。
もしかしたら、今ここを読んでいる人たちのなかにも、その答えを見つけられると信じている人がいるかもしれない。
言っておくが、私は頼まれても、あなたの先生にはならない。
私は、ここに書いているのは、あなたのためではなく、自分自身のためである。

第一に、株式を売買するのは、タイミングの問題があることを、この先生を探している人たちには理解できていない。
買うことも 売ることも、自分のタイミングで行うのが、市場だ。
私は、今 売りなさい などと、教えるようなことはしない。
売るのも、買うのも、どのくらいの量にするのかの、ポートフォリオの組み方も、自分ですることなのである。
第二に、一つのバスケットにすべての卵を入れてしまうことはいけない。こんなことは、私が教えることでもなく、投資をするなら、自分で読み聞き知って、行うことなのである。
だから、そんなことを、初めに教えてくれなかったなどと、生徒らしき人々から言われる筋合いもないだろう。

そういうことを、私は、一つ一つ教えて差し上げるようなお給料もいただいていないし、義理もないのだと思っている。
だが、それでも、私は、ずいぶん親切に書いているつもりだ。

例えば、今の市場のことを、多くの経済学者やアナリストたちは、こんなふうに表現するはずだ。

「この下げかたは、今までにないパターンだ」と
多少の言葉の違いはあってもおおむね、そう言う。

なぜだと思う?

それは、彼ら自身、分からないと言っているのだ。

私は、この相場の行方をほんの少しだけ、そういう人たちよりも分かっているつもりだ。
理解しているのではない
情報を知っているだけだ。

中国のブラックマンデーについて

2015-08-26 00:48:10 | 経済
うんこの行方を追いかけるなどと書くと、さらに下品さが盛り上がる話だが、書こう。

最近のテロ事件

天津爆発
タイの爆発
日本では、相模原の米軍基地
そして川崎の大火災。

言っておく、
誰が事故だと言おうとも、私はそんなことは信じない。
なぜなら、これらのテロには明確な共通点があるからだ。

天津は大きな港だ。

そこであの大爆発だ。
9・11よりも大きなテロなのである。
事故だと共産党が言っているが、さあ、誰が信じるものか


タイは犯人像が分かっている。
だが、それだけだ。

共通点は、爆発というテーマだ。

ISISの仕業だと言う人も出てくるだろう。
日本でもその筋の話を確証させるために、さらに、テロを実施するだろう。
そうすれば、日本の自衛隊が中東へ行く口実が確実となるからだ。

天津のテロは、しかし 大がかりなものだった。
この種類のテロが今後、さらに中国国内で続くとしたら、必ず、住民は不安になる。

騒動というものは、理由がって起こすものなのだ。
つまり政府を転覆させたい勢力がいて、それを企てるという伏線があるのだ。

中国と、タイ

そしてこれらの国々と、日本経済のつながりは大きい。
つまりこれらの国で、なんらかの破滅的な事件が起きると、それは日本のマーケットに確実に跳ね返ってくるということだ。

今後、日本の取るべき政策は、国内にさらに設備投資を増やすか、逆に、インドネシアやマレーシアに投資を増やして海外拠点を増やすかの 二者選択になる。
恐らく、国内で設備投資を増やし、雇用を増やし、高齢者の仕事も増やすことでしか、日本の景気回復は起こりえないだろう。
80歳でも働ける環境を作るということを、政府が取り組む必要さえあるかもしれない。
人手不足は深刻になるからだ。

しかし、もっと移民を受け入れるという発想も、求められるだろう。
この点、日本は、遅れている。

日本人は韓国人を嫌いだと言うが、本当にあまりよく分かっていない。
韓国人は嘘をつくとか、あるいは、日本を貶めるなどというが、例えば、レバノン人を大量に入れて、困っているオーストラリアの治安問題などを真の当たりにしている私に言わせてみれば、韓国人は、まだまだ平和で安全な人たちなのである。

その韓国人に対してさえ、今ほどのアレルギー反応を起こす日本人にとって、移民を受け入れるというのは、ほんとうに 高いハードルがありそうなのだ。
だから、といって、中国の崩壊とともに、流れ込んでくる中国系の移民を受け入れないという選択も またないであろう。


中国のブラックマンデーについて

2015-08-26 00:19:53 | 経済
この二日間、中国の株式は下げ続けた。

中国政府が何をしたのか?といえば、7月以降、ずっと株式の買い支えをしたのである。
私は、経済を龍に例え、そののたうつさまを表現することが好きだ。
そして、おごり高ぶった人間が、かつて、何度もその龍を手なずけようとしては、こっぴどくやられたことも、知っている。
おごり高ぶった人間について、少し書く。

国によって、あるいは、文化によって、得意分野は異なる。
ユダヤ人は金融に長けている。
私の友人には、ユダヤ人が多い。
彼らは、面白おかしく冗談を言いながら、しかし、真髄をついた話をする。
例えば、昨日、友人は72 という数字について話してくれた。
72 というのはマジックナンバーなのだという。
とても面白かった。

まあ、その話は置いておく。
今日のテーマとは関わり合いがないからだ。

イギリス人は、アメリカの先祖であり、アングロサクソン人は産業革命を起こし、植民地や奴隷 それにドラッグ貿易で富を為した民族である。
断定的に書くが、間違っていないはずだ。
そして、彼らの現在の富は、世界第三位だ。
富という概念を持っている日本人は少ないが、じつに、日本はアメリカに次いで、世界第二位の富を持つのである。

日本の得意技はモノづくりだ。
金融はユダヤ人にはかなわない。
戦争は米国にはかなわない。
だが、モノ作りは世界のどの国にも負けない自負があるはずだ。
コツコツと物を作ることで、今まで、多くの富を集めた。
もともと、自然豊かな風土の日本は、広い領海を持つ。
だから、隠れた資源大国なのでもある。

さて、中国はどういう国だろうか?
まず、中国を見るとき、我々の持つ、国 という概念は恐らくは当てはまらない。
彼らは人民の集まりであり、商売と長い歴史の中で培われた地縁のつながりで、成り立っているのだ。
だから、中国の史書を読むとき、必ず、「私はどこそこの生まれの、何某の血を引く・・・・」と自己紹介をする。
すると、相手は、その何某に思い当たることがあれば、信用をし、手助けをすることもあれば、見放すこともあるという世界だ。
日本で、どこから来たの?
程度のことは聞くことがあったとしても、両親の出自や、誰某の血を引くなどとくことは、あまり聞かない。
もっとも、今の中国にこの史書の話が当てはまるとも思えないが、それでも、私の出会った中国人の友人たちは、例え華僑であっても、何世代も外国で住んでいるにもかかわらず、自分の出自を言う。
オーストラリア人の白人が、イギリスからきたのか、アイルランドからきたのかも、自分では知らないという人がほとんどなのと比較しても、面白いと思う。

そういう中国は、商人の国であり、必ず海外に出ると、まず食文化から地元へ入り込み、そこで、根付く。
中国人はほとんど、白人と結婚しない。
大抵は中国人同士で結ばれる。
それは、漢民族のプライドだと言う人もいるかもしれないが、それだけではないように思う。
そこには、古い文化がありその文化を共有できる人とのみ、長い人生と歩けると信じているからではないだろうか?

例えば、今の中国は上海と北京が揉めている。
北京は北京語があり上海には上海語がある。
この言語の訛りは、北京の人間からさげすまされる原因になるらしい。

実際に、北京の人間と上海の人間が結婚することさえ珍しい。
中国の北側の人間は背が高く、色が白い。
反対に、上海の人間は小さく、色も黒い。
こういうふうに分かれている見た目と言葉の違いは、同じ中国人だとしても、まったく別人種だと言っても過言ではないほどだろう。
上海は長い間白人から、統治されてきた歴史もあるために、どこか、自分たちはヨーロッパに近いと考えている節がある。
香港に至っては、彼らは、自分たちを中国人だと認めていない。
自分たちは、あくまでも 香港人だと言うのである。

どうだろう?
国と言う概念が、日本とは全く違うことが理解できただろうか?
そういう国の、経済が、北京と上海の二つの都市のあいだ・・・エクィティー という世界で揺れている。
北京の人間は、官僚の考え方を持ち、そのうえ、権威主義が行き届いているので、とても上品だ。
上品な人間に、株式市場などという下品な世界が理解できるはずはない。

私は少なくともそう思っている。
金融の世界は、とても下品な世界だ。
なぜ、下品なのかというと、お金というものは、いわば、うんこ だからだ。
沢山貯めれば、それは便秘になる。
流出させれば、下痢と呼ばれる。
うんこ だ。

その 金融を理解しないまま、北京の人間たちは、愚かにも、100兆円をこの二か月の間、上海市場に入れて、あろうことか、市場を安定させようとしたのである。
できるわけがないのであって、そんな答えは、初めから私にはわかっていた。
わかっていたが 面白いと思って、ここに書いていたわけだ。

現実になった。
つまり制御不能なうんこの世界が、流出を始めたのである。
それこそ、水洗便所を流す勢いだ。

まったく、下品な世界だ。