Sydney Yajima


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A.I.

2015-10-22 16:13:33 | 経済
A.I. とは、アーティフィシャル インテリジェントの略で、日本語では人工知能と訳される。
人工知能が、今後、どうなっていくのか?
という研究が行われている。
マサチューセッツ工科大学では、今後100年で、人間の存続にとって、もっとも脅威になるのは、自然災害ではなく、人工知能だと言っている学者もいるほどだ。
このことについて、今日は考えてみたい。

人間は幾多の危機を乗り越えてこの地球で生き残ってきた。
時には、大洪水であったり 隕石落下や火山噴火、台風に地震 津波などなど、数多くの危機が何万年ものあいだに繰り返し起きては、苦しめられてきたが、しかし、全滅はしなかった。

だが、人工知能は別の意味を持つ。

現在 コンピューターをプログラムしているのは人間だ。
だが、人工知能の時代になると、コンピューターがコンピューター自身でプログラムをするようになる。
人間は楽な暮らしをすることができるかもしれないが、逆に、コンピューターにとって脅威であると判断されたら即座に削除されることになるかもしれない。

映画のターミネーターのような話だが、多くの学者が危険を唱えているのだ。

人工知能を制御し、コントロール下におけばいいではないか。

ということを言う人がいる。

なるほど と思わせるが、しかし、人工知能は、人間よりもずっとずっと賢く、しかも勤勉で、欲もなく、感情もなく、さらには、休むことも知らない。
そんな人工知能を、馬鹿な人間がコントロールするなどということは、不可能なのである。

もし、あなたが、例えば暗算が得意だとしても、コンピューターにはかなわない。
もし、あなたが、漢字の書き取りが得意だとしても、コンピューターにはかなわない。
今でさえ、そうなのである。
まして、今後、さらに知能を高めていく相手に、どうやってコントロールをするなどということが、言えるのだろうか?
それは、まるで、打ち上げたロケットにロープをかけて、引きずり戻すと言っているに等しい。
できないのだ。

では、もう人工知能の開発などやめてしまおう。
という議論を言いたがる人もいるが、それは、共産主義をすればみんな平等になると言っていた理想主義者とあまり変わらない。
それは、もう予定として決められた路線なのだ。
いまさら 後戻りはできない 路線だ。

マイナンバー制度は、人工知能を助けるだろう。
つまり多くの人々は、家畜のようにナンバーを付けられてコンピューターに支配されていく運命にある。

車の自動運転は、便利になるが、人工知能と連結する世の中になると、どこへあなたが何をしに行くのかを、前もって察知して迎えに来てくれるようになるだろう。
もちろん、便利には違いない。
だが、常に監視され管理課に置かれているあなたと、刑務所で拘置されている囚人との違いは、なんだろうか?
囚人は入所したあとは、ずっとナンバーで呼ばれる。
個人名は入所とともに、消されるのだ。
まったく同じではないか?

人間は感情をもつ生き物だから、その感情の中には、どこかで満たされたいという欲求がある。
友情 愛情 金銭 食 社会的地位 などなど、満たされたい欲求はたくさんある。
だが、コンピューターにはこれらの欲求のどれひとつも、ない。
一ミリもない。
だから、彼らには、あなた方の欲求の在り方やその理由などを理解しようとはしない。
不可解な欲求を持つ不満分子だとあなたは思われているだろう。

そして、不満分子が容量を超えたと判断された時点で、殺される。
それも情け容赦なく。
人工知能はロボットを持ち、原子力を自由に動かし、地球の上で、すべての環境と、破壊を一手に引き受けることとなるだろう。

人間は、ひどく後悔し、自分たちの作った化け物に対して、無駄な抵抗を挑むかもしれない。
だが、人工知能がある一定のレベルを超えた時点で、人間には、とうてい太刀打ちできない相手となることは、ほぼ確実なのだ。

例えば、げんざい開発中の翻訳機は、あなたの話す母国語を、世界の人々と会話できるようなツールとして直してくれるのだ。
2020年のオリンピックまでには、ある程度完成するはずで、それは 外国語の苦手な日本人にとっては、福音に聞こえるかもしれない。

だが、翻訳の旅に、その機会はあなたの言葉をすべて一語一句記憶しておき、あなたの判断や、思想などを分析するために役立てることだろう。。