オーストラリアのリザーブバンク グレン スティーブン氏は、インフレターゲットを2~3%にすると、公言した。
今回のシドニーで行われた ビジネスフォーラムでの話だ。
疑問が当然あがるのは、世界のデフレ傾向に対して、いかに、オーストラリアが独自にそれを達成することができるのか?
ということだろう。
彼は、全ての欲求に応えることは簡単ではないけれど、我々の責任として、自分たちの立ち位置を押し上げる必要がある。
という言い方をしてみせた。
しかし、リザーブバンクには、もうあまりデフレに対抗する武器がないのではないか?
というのが、大方の見方だ。
日本で言えば、少子高齢化や、さらには、円高の問題。また、デフレとの闘いに疲れ果て、このところ、八方塞がりの状況が 恐らく日銀の黒田総裁を苦しめているところだ。
日本のこのような実態をつぶさに観察すると・・・
日本の国民はお金を使わなくなった。
ということが読み取れる。
なぜなら、現金のほうが、より、価値があるからであり、例えば、不動産などに代えてしまうと、どんどんと目減りしてしまうからだということだ。
実際に、日本の不動産はバブル以降、どんどんと価値を下げている。
インフレに対抗する方策というのは、実に簡単だと言える。
ただ、利率を上げさえすればそれでいいからだ。
だが、誰も、デフレに対抗する術を知らない。
人類が経験したことのない、事態が進行中だということだ。
手段としては、インフレの逆を行えば良いだろう。
と、世界中の銀行が、利率をカットし始めた。(もちろん、日本はマイナス金利を導入していることを読者は思い起こされたことであろう)
オーストラリアの現在の公定歩合は1.75%だが5月には1.5% 年内には1%になる可能性も出てきた。
しかし、インフレはまだまだ、ほど遠い状況だ。
しかも、オーストラリアドルは、米ドルに対して下落し始めている。
このことは、輸出を増やすことができるはずだが、実際には中国への輸出は、下がり続けている。
もちろん、原因は中国の景気後退にあるわけだが、しかし、それを理由に指をくわえてみているわけにはいかない。
黄色信号がともっているのは、オーストラリアの不動産価格の下落だ。
さて、こんな中、G7が開かれる。
当然、議題に上るのは世界を覆うデフレであり、これに対抗する方法だろう。
続きはGSMにて・・・
今回のシドニーで行われた ビジネスフォーラムでの話だ。
疑問が当然あがるのは、世界のデフレ傾向に対して、いかに、オーストラリアが独自にそれを達成することができるのか?
ということだろう。
彼は、全ての欲求に応えることは簡単ではないけれど、我々の責任として、自分たちの立ち位置を押し上げる必要がある。
という言い方をしてみせた。
しかし、リザーブバンクには、もうあまりデフレに対抗する武器がないのではないか?
というのが、大方の見方だ。
日本で言えば、少子高齢化や、さらには、円高の問題。また、デフレとの闘いに疲れ果て、このところ、八方塞がりの状況が 恐らく日銀の黒田総裁を苦しめているところだ。
日本のこのような実態をつぶさに観察すると・・・
日本の国民はお金を使わなくなった。
ということが読み取れる。
なぜなら、現金のほうが、より、価値があるからであり、例えば、不動産などに代えてしまうと、どんどんと目減りしてしまうからだということだ。
実際に、日本の不動産はバブル以降、どんどんと価値を下げている。
インフレに対抗する方策というのは、実に簡単だと言える。
ただ、利率を上げさえすればそれでいいからだ。
だが、誰も、デフレに対抗する術を知らない。
人類が経験したことのない、事態が進行中だということだ。
手段としては、インフレの逆を行えば良いだろう。
と、世界中の銀行が、利率をカットし始めた。(もちろん、日本はマイナス金利を導入していることを読者は思い起こされたことであろう)
オーストラリアの現在の公定歩合は1.75%だが5月には1.5% 年内には1%になる可能性も出てきた。
しかし、インフレはまだまだ、ほど遠い状況だ。
しかも、オーストラリアドルは、米ドルに対して下落し始めている。
このことは、輸出を増やすことができるはずだが、実際には中国への輸出は、下がり続けている。
もちろん、原因は中国の景気後退にあるわけだが、しかし、それを理由に指をくわえてみているわけにはいかない。
黄色信号がともっているのは、オーストラリアの不動産価格の下落だ。
さて、こんな中、G7が開かれる。
当然、議題に上るのは世界を覆うデフレであり、これに対抗する方法だろう。
続きはGSMにて・・・