Sydney Yajima


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TPP 3

2011-11-11 07:48:11 | 政治
今回で、TPPに関して、三回目の執筆になる。
TPPを、単に、経済的な結びつきだと考えている人がいるので、それは 違うということを 改まった形で書かねば、おおよそ全体像を理解できないことに気がついたので 三回目の執筆になったわけである。

一回目のときも、二回目のときも 私は日本とアメリカは同盟国であるということを繰り返し書いてきたし、日本中にあるアメリカの 「恒久的な」基地についても書いてきた。
これの意味することは、アメリカの重要な国家戦略に日本が深く 食い込んでいるということである。
つまり、日本はアメリカにとって 重要な 戦略パートナーであるということだ。
そして、TPPはその一環としてみなければならない。
単に経済的な話や、税金の話だけではないのだ。

来週、オバマ大統領と、オーストラリアの ジュリア ギラード首相の共同宣言が出される。
考えてみれば 皮肉なことに70年前に、日本が爆弾を投下した ダーウィンにアメリカの「恒久的な」基地が造られることになった。
この基地は、トレーニングを行う目的とされ、オーストラリアの兵士も4000人常駐することになっている。
しかし、本当の目的は、対中国である。
つまり TPPも今回の基地もすべて、アメリカは強大化していく中国を 撃破するために、行っているのだ。

日本がこの戦略に参加するかどうかを 自分達の意見で決定できると 勘違いしている国会議員がたくさんいるあたり、日本は本当におめでたい。
オーストラリアはその「恒久的な」基地が来ることを、手放しで大喜びしている。
「われわれが 長年アメリカのために、参戦し血を流してきたから、ようやく アメリカはオーストラリアに基地を造ってくれることになったのだ」
という。

ここで重要なポイントは、アメリカから軍事プレゼンスをもらうということは、破格の扱いで、大喜びをするべきことだということなのだ。
沖縄でうんざりしている日本人からみれば、まったく 頭が混乱してくるような話で、私達は、もっと 大喜びをしなければならないということになる。

いずれにせよ。私達は、アメリカと運命共同体であることを、もう一度 よく確認しておくべきだ。

いまさら、TPPに参加しないとか、参加するなというほうが どうかしている。

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