トランプがTPPに比準しないとサインをした。
何年もかけて話し合いを重ねたTPP合意が消えた瞬間だ。
これは歴史的な事件となった。
オーストラリア、ニュージーランドは、すぐに米国なしのTPPを始める・・・とした。
しかも中国に秋風を送っている。
つまり、孤立主義の米国と 新しいグローバリズムを推進する中国という、今までとは対照の、まるで立場が入れ替わった戦いが始まろうとしている。
結論から言えば、トランプのやり方は、きちんと系統だった統計や確率論を無視して、ただの思い付きだ。
思い付きは、成功する場合もあることは、しかし、知っておくべきだ。
だが、経験則に基づき、じっくりと長期に構えられ防御に回ると、脆い。
中国のTPPなど、悪夢でしかない。
日本が中心になってやるべきか、脱退するべきかの重要な分かれ道。
米国にとっては同盟の試金石だ。
中国がやるというのなら、辞めたほうが賢明かもしれないが・・・
ちなみに、オーストラリアの首相は中国大好き人間で、息子は中国人の高官の娘と結婚したほどだから、参考にはならない。