Sydney Yajima


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事故と対応

2012-05-13 11:25:35 | 脱原発に一票
どんな、事故であっても、対応マニュアルというのは、大体似ている。
まずは、被害を最小限に留める。そのために、人を安全に逃す。
事故の回復は、最も後回しで、まずは、人間の安全第一が何よりも優先されるはずだ。

この点、世界のどのセキュリティーマニュアルでも同じだ。

OHSとも言われる。 OCCUPANCY Health Securityの略だ。

日本で最大、最悪の事故 福島第一原発の事故で、日本国の立場として行うべきは、まず、人間を安全に避難させるということである。
この点、半径わずか30キロという範囲で限定的に実施された。
しかし、現実には、2万平方キロメートルという広大な範囲で汚染が広がっている。
それは、福島県西部全域、栃木県に一部、群馬県北部、茨木県北部、千葉県北西部 神奈川県北部、東京都北西部(奥多摩)等等である。地図参照

このエリアで生活することは、子供たちの尿から基準値を超えたセシウムが出てくることを意味する。子供たちの尿からセシウムが基準値を超えて出てくると、生態学的に言えば、まず血管のなかがボロボロにやられる。血管は体中を巡っており、とくに子供のうちの新陳代謝は激しいので、結果として、よく言われる甲状腺ホルモンの異常のみならず、白血病、がん、心臓病、腎臓、肝臓などの重要な臓器、あるいは、骨などへも影響が出てくる。5年から10年の潜伏期を経て、子供が青年になったころ、彼らは今書いたうちのどこかから、激しい痛みを伴う病魔にとりつかれ、やがて、数年を待たずして死ぬこととなる。
つまり、このエリアで生活している16歳未満の子供たちには、20年以上の寿命はないか、あるいは病床で過ごすという宣言が為されたと同じことなのだ。
しかし、日本政府は、逃すことをしない。
しないのではなく、できないのだ。2万キロ平方メートルの中に住む、何百万人という人間を、どこかへやって、この地域全部を廃墟しなければならないことなど、できないのである。
それで、日本政府は何をしたか?

「何も無かったことにしてしまう」という最悪の選択をとることにしたのだ。
早々に「安全宣言」を出した。
まだ、いつ、どうなるかわからないのに、である。
がれきを日本中にまくことで、放射性物質の平均化を謀り、日本中の子供たちを被爆させる。給食でも、福島産の野菜を使い、子供たちを経口被爆させる。そうすることによって、日本中の子供たちがまんべんなく被爆して、多くが病を、同時期に発症し、一部の地域だけが突出することを見えなくする。

つまり、1億人の日本人は、どうせ被爆しても文句は言わないだろうし、バカの集まりだから、被爆させても、文句も言わずに、がんで死ぬ最期の時まで、カラオケを歌い、よしもとのお笑い芸人で笑いながら、野球中継を見ながら、喜んでいるだろうと踏んだわけだ。

薬物で、痛み止めの鎮痛剤さえ打っておけば、馬鹿は、死ぬまで喜んで働くだろう。
そう、考えたわけである。

そこで、様々な薬を流通させて、楽に死なせてやろうと思ったわけだ。
戦後、ヒロポンという薬が、普通に薬局で売られていたことがあったが、全く同じようなことが起こるであろう。

さらに、今度は、再稼働に向けて、様々な圧力と恫喝をかけている。

これは、人間のすることではない。
私は、子供の尿からセシウムが基準値以上の量で検出されたことを知った母親が、「どうすればいいの?」と書いているのを、たくさん読んだ。また、高放射線の地域を、そうとも知らずか、知っていてもどうすることもできないのかわからないが、乳母車に赤ちゃんを載せて押している母親の写真や、泥んこになって遊んでいる子供たちの写真も、見た。
地獄絵図のほうが、まだ、直接の恐怖感があるだけ、マシかもしれない。

日本の政府は、ひどい国だとずっと思ってきた。
しかし、これほどひどいとは、思わなかった。
絶句している・・・


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