中国のバブルが弾けつつあるのか、あるいは すでに弾けてしまったのかについては、各議論が分かれると思うが、ここで、非常におもしろい議論がなされている。
是非 見ていただきたい。
中国の、ほとんどすべての業種は、インフレによって淘汰されるという議論と、人民元の不当な為替をなんとかしてほしいというアメリカの思惑がぶつかり合っているが、これは噛み合わない議論である。なぜなら、人民元の不当な操作によって インフレが生じたのは、中国自身のせいである。アメリカの求めているものは、中国政府としての透明性と 人民元をマーケットに任せるということなのであって、結果がどうなるかということではないのである。
例えば、インフレが加熱しようと、しなかろうと、アメリカにとっては 関係ない話なのだ。
次に 中国が危機感を感じている中国軍事包囲網に関しては、アメリカの言い分は中国の100兆円以上に及ぶ不透明な軍拡が、問題なのであってアメリカのみならず周辺諸国はそれに脅威を持っているために、お互いが手をつなぐ形になったのであるというものであり、中国の言い分であるアメリカ主導の中国包囲網という言い方そのものが 当てはまらないと言うことになる。
これらは、言葉遊びに聞こえるかもしれないが、いずれにせよ 我々の住む地域は日本であれオーストラリアであれ、緊張してきているのは、疑う余地もないのである。
中国不動産がすでに破綻の危機になっているのは、そのオフィスや住居が 誰も住まないまま廃墟になりつつあるということでも、はっきりと失敗の後が見える。この失敗は、じつにソビエト連邦で行われた コルホーズ ソフォーズと同じ失敗だとまでは言わないけれど、かなり 近いものがある。
つまり、人がいてそこに国が整備することは政治力ではなく、自然力なのであるが、一方、政治力でまず道路を作りそして人が住むようにするというやり方は、日本列島改造論で田中角栄がやったことに類似している。それでも成功するところは成功するが 失敗すると巨大な第三セクターとして 残ったことは記憶に新しい。
さらに、中国の広げた風呂敷はアフリカをすっぽりと覆ったことが、上げられている。
これは、アフリカ全体をチャイナタウン化する計画であり、今後 安い製品が中国からアメリカに来るのではなく、メードイン アフリカとして来るようになるというジョークともなんともとれない不気味な終わり方をしている。
いずれにせよ、中国がアフリカに進出してきたのは、あくまでも、資源目当てであった。
このことは、中国が破綻した時点で、その後、どのくらいの資源が継続的に必要になるのかということが、まだまだ数値としてはっきりしていないことで、中国の政策が成功であったのか、失敗であったのかが分かるであろう。アフリカの政治リスクということを考えると、なかなか、アメリカやヨーロッパからでは手が出せなかったという経緯もあるうえ、いまさらアフリカとかかわってどれほど利益が出るのか、欧米は懐疑的になっている。しかし、彼らは今まで、それこそ散々なことを人種偏見とともにやらかしてきており それが、アフリカ諸国の反発を買っていることも、事実なので、欧米がアフリカで何かをするためには どうしても力づくでなければならないために、コストがかかりすぎ、その上結局は、信用をされていないので、何も得られないということになってしまう。
その点、中国人は、アフリカの政治などには一切の興味も無く、ただ、利益が出さえすればいいので、アフリカの人々にとっては、かえって分かりやすく 好都合なのであろう、 喜んで、協力することはないが、それでも欧米よりはかなり 緩いテンションで付き合いが始まる。そしてさまざまな合意がかなり短期間に為された。
日本は 長期にわたって、かなりアフリカに援助をしてきたが、おいしいところをみんな中国に持っていかれてしまった感がある。同じようなアジア人がきて、日本に好印象をもっていたアフリカ人たちが中国人を迎え入れやすい地盤があったことは、目に見えない日本の貢献があったことだろう。
その中国が破綻するということは、これらのさまざまな国々にとって どんな意味を持つのだろう?
私たちは とても 面白い時代に生きている。
そうは、思わないか?
是非 見ていただきたい。
中国の、ほとんどすべての業種は、インフレによって淘汰されるという議論と、人民元の不当な為替をなんとかしてほしいというアメリカの思惑がぶつかり合っているが、これは噛み合わない議論である。なぜなら、人民元の不当な操作によって インフレが生じたのは、中国自身のせいである。アメリカの求めているものは、中国政府としての透明性と 人民元をマーケットに任せるということなのであって、結果がどうなるかということではないのである。
例えば、インフレが加熱しようと、しなかろうと、アメリカにとっては 関係ない話なのだ。
次に 中国が危機感を感じている中国軍事包囲網に関しては、アメリカの言い分は中国の100兆円以上に及ぶ不透明な軍拡が、問題なのであってアメリカのみならず周辺諸国はそれに脅威を持っているために、お互いが手をつなぐ形になったのであるというものであり、中国の言い分であるアメリカ主導の中国包囲網という言い方そのものが 当てはまらないと言うことになる。
これらは、言葉遊びに聞こえるかもしれないが、いずれにせよ 我々の住む地域は日本であれオーストラリアであれ、緊張してきているのは、疑う余地もないのである。
中国不動産がすでに破綻の危機になっているのは、そのオフィスや住居が 誰も住まないまま廃墟になりつつあるということでも、はっきりと失敗の後が見える。この失敗は、じつにソビエト連邦で行われた コルホーズ ソフォーズと同じ失敗だとまでは言わないけれど、かなり 近いものがある。
つまり、人がいてそこに国が整備することは政治力ではなく、自然力なのであるが、一方、政治力でまず道路を作りそして人が住むようにするというやり方は、日本列島改造論で田中角栄がやったことに類似している。それでも成功するところは成功するが 失敗すると巨大な第三セクターとして 残ったことは記憶に新しい。
さらに、中国の広げた風呂敷はアフリカをすっぽりと覆ったことが、上げられている。
これは、アフリカ全体をチャイナタウン化する計画であり、今後 安い製品が中国からアメリカに来るのではなく、メードイン アフリカとして来るようになるというジョークともなんともとれない不気味な終わり方をしている。
いずれにせよ、中国がアフリカに進出してきたのは、あくまでも、資源目当てであった。
このことは、中国が破綻した時点で、その後、どのくらいの資源が継続的に必要になるのかということが、まだまだ数値としてはっきりしていないことで、中国の政策が成功であったのか、失敗であったのかが分かるであろう。アフリカの政治リスクということを考えると、なかなか、アメリカやヨーロッパからでは手が出せなかったという経緯もあるうえ、いまさらアフリカとかかわってどれほど利益が出るのか、欧米は懐疑的になっている。しかし、彼らは今まで、それこそ散々なことを人種偏見とともにやらかしてきており それが、アフリカ諸国の反発を買っていることも、事実なので、欧米がアフリカで何かをするためには どうしても力づくでなければならないために、コストがかかりすぎ、その上結局は、信用をされていないので、何も得られないということになってしまう。
その点、中国人は、アフリカの政治などには一切の興味も無く、ただ、利益が出さえすればいいので、アフリカの人々にとっては、かえって分かりやすく 好都合なのであろう、 喜んで、協力することはないが、それでも欧米よりはかなり 緩いテンションで付き合いが始まる。そしてさまざまな合意がかなり短期間に為された。
日本は 長期にわたって、かなりアフリカに援助をしてきたが、おいしいところをみんな中国に持っていかれてしまった感がある。同じようなアジア人がきて、日本に好印象をもっていたアフリカ人たちが中国人を迎え入れやすい地盤があったことは、目に見えない日本の貢献があったことだろう。
その中国が破綻するということは、これらのさまざまな国々にとって どんな意味を持つのだろう?
私たちは とても 面白い時代に生きている。
そうは、思わないか?