Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

福島原発

2011-10-15 07:42:56 | 世界情勢
山村暮鳥

おーい雲よ
悠々と
馬鹿に呑気そうじゃないか
何処まで行くんだ
ずっと磐城平の方まで行くんか


かつて、福島がフクシマではなく、まだ福島であったころの懐かしい詩である。
私は この詩を小学生の頃、覚えた。

日本の農村風景をみごとに 彷彿とさせる力を持つ詩だと思う。


時代は変わり、我々の利権と欲が 福島の農村を破滅させた。

原発はこれからどうなるのだろう。
という議論があるが、だれも この議論を進展させて、「原発をこれからどうするか」とはいわない。
まだまだ、自分たち自身の問題だという認識が少ないからだろう。
5年経つと、事態は変わってくる。
なぜなら多くの子供たちがその痛ましい姿を、世間に知らしめて、否応なしに、世間を覚醒させるであろうからだ。
言いたくはないが、5年後の子供たちの姿は、議論の余地もないほどなのである。

日本人は、従順でおとなしい。
自分で意見を言うと 「出るくいは打たれる」と思い黙る。
しかし、西欧では 「きしむドアは油を塗ってもらえる」と言う。

日本人は例えば、こうなったのじゃないだろうか?

声を上げることは、出るくいになり、打たれると思うから、打たれることは怖いので、黙っておくことにしよう。
大事な価値観は、多分 高学歴で、つまらない知識と世ずれした処世術ばかりを身に着けて、金儲けして ちょっとでも人より 「エライ人」になりたい。
さらには、本当に大事なことを見る目をどこかにおいてきてしまい、自分で決めて行動する力をなくしてしまい、研ぐべき牙も爪も、抜け落ちてしまった。
で、ちょっとだけ「エライ人」は、たくさんいて、声を上げず、目立たないように、子供たちの明日を犠牲にしているのだろう。

それでも、あと5年たつと、そういう「エライ人」たちでさえも、焦ってくるはずだ。
これは、予言でもなんでもない。
未来に確実にやってくる 現実だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。