定年の年齢

世界の定年の年齢が見直される。
これは主に、二つの理由がある。
一つ目は、平均寿命が先進国では飛躍的に延びたこと。
平均寿命が延びたのは、赤ん坊の死亡率が減ったことと、戦争などの大規模な死者を出すことが減ったこと、医学が飛躍的に進歩したこと、栄養学が進歩したことと食生活のバランスが良くなったことなどが挙げられる。
二つ目の理由は、経済的な理由。
現行のままリタイアの年を仮に６５歳としたならば、残りの人生は税金を使って生活するということになるが、そうではなく定年を７０歳にしたならば、国は納税者を増やすことが出来、入金が増え、出金が大幅に減り、経済は潤う。
平均寿命の推移　　http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/19th/gaiyo.html
この厚生省のリンクによると昭和２２年に男性約５０歳　女性　約５３歳だったものが、
昭和６０年には　男性　約７５歳　女性　約８０歳になり、平成１２年には　男　７８歳　女　８５歳となっている。
この傾向は、続くと思われていて、平均年齢１００歳という日も、いずれやってくるかもしれない。

７０歳までこき使われてたまるか。という人には、早期退職を目指して働くという目標を立てることも出来るのと同様、年寄り扱いするなという元気な人は、何歳まででも　働けるというシステムを作れば、良いという考え方の導入だ。

もうすぐ、このことは世界中の国会で論議されるので、日本でも、そう遠くない将来、退職年齢７０歳の話が持ち上がるだろう。

そのうち、退職は８５歳などという時代が来るかもしれない。
なんだか、いつまでも働けて、長生きできる社会になるというのも、老け込まなくて、案外、悪くない気がするのは、私だけかな？