Sydney Yajima


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なんでそうなる?

2016-02-13 00:13:01 | 経済
黒田総裁が、マイナス金利を発表したことが 現在の円高の原因だ・・・などという人がいる。
金利が安くなると、通常、その通貨は弱くなる。
日本の場合で言えば、円安になる・・・はずである。
なぜなら、金利の高いところで利ザヤを稼ぎたいと考えるからそういう通貨は買われるということだ。
これは、まったく当たり前の理屈なのだが、しかし、現実には、金利をマイナスにした時点で、逆に日本円は安くなるどころか円高になった。

ここのメカニズムは、実はあまり、誰もよくわかっていない。
多くの数式を出して、理解しようとすればするほど、もがき苦しむことになる。
だが、分かっていることは、ただひとつだけある。
それは、円高になっている ということだ。

もちろん、私の常識であっても、円高になどなるはずはない。だった。
だが、現実は円高なのだ。
だから、私の常識や、偉い人の考えなど、この際どうでもいい。
日本円は信用があり、そして買われているということだ。

例えば、ドイツのCOCO債が原因の一つだと言う人も、出てくるだろう。
COCO債は、リスクの高い商品だが、購買金額の総額が、さほどでもなく、日本円をここまで強くさせる力があるかどうかは、不明だ。
ただ、銀行株が軒並み下げていることは、確かでドイツにしても、COCO債を持つ人はこのところ、3割ほど株価が下がった状況では、損失が目に見えているので、気が気ではないはずだ。
かといって、すぐに円高の原因になるとか、日経平均の下げにつながるのだと、なたで割ったような説明では、原因のひとつになるうるかもしれないとは思うが、しかし、危険だ。






ところで、為替、と お金 は別物だ。
為替は、人為的に動かせるものだからだ。

現在の円高コンフリクトの謎のカギはじつに、ここにある。

世界を動かしているのは、今のところ二つの勢力だ。
ひとつは、昭和の時代からずっと日本を苦しみ続けてきた、石油メジャー。
彼らは、オイルの栓を開けたり締めたりすることで、ずっと、日本を思うがままに操ってきた。
オイルショックのときも、角栄が、政治家を退かされた時も・・・その石油メジャーは陰に陽に ずっとかかわってきていた。
だが、風向きが変わった。
彼らは、新しいテクノロジーを目の当たりにしてうろたえている。
それは、シェールオイルだけではない。
ガソリンの要らない車の登場だ。
水素で動く車が次の社会の主流になるということだ。

日本の技術力は、ほとんどオイルの要らない時代にまで到達しつつある。
このことは、日本のオイルの消費量を見れば分かる。
年々 減少しているのだ。
経済が弱くなっているからだとか、製造業を海外に移したからだとか、そういう議論があることも私は知っている。
しかし、日本の技術力は、確実にオイルの要らない世界に近づいていることを否定する人はいないだろう。

次に、世界を動かしている勢力は ウォール街だ。
彼らは、大きな絵を小さな絵をうまく使い分けて、確実に儲けを出す。
今回の大きな世界中の混乱が金融の不安をあおっているにしても・・・最後に笑うのは、彼らウォール街の人間たちだ。
このことだけは、断言しておこう。


この二つの勢力が、今、大きな絵を描いている。
一つは、新しいエンジン・・・経済を引っ張る・・・ものへと移行させるための準備。
そのために、邪魔になる勢力・・・中国共産党とロシアへの仕掛け。
この絵を見破ることができる日本人はまず、私の知る限り、ほとんどいない。
まったく いないとは言わない。
だが、ほんの一握りの人たちしか知りえない絵なのである。

ところで、私は、南の食事に出かけることにする。

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