
時ならぬ「四月の雪」に、
四月になってお出ましの透き木釜も、
この時とばかり張り切っていた五徳の蓋置も、
これではなんとなく所在なさげに見えます。
四月の雪にはいろいろと思い出があります。
懐かしかったり、切なかったり、驚かされたり。
五年前の四月に行った、
傘寿の方のお祝いと、お茶名を頂いた方のお披露目を兼ねてのお茶会。
桜の花の散る中、雪が舞い降りました。
春の淡雪は瞬く間に明るい日差しとともに消えましたが。
その時傘寿を迎えられた方が、
この不純な気候に、体調を崩しがちで心配なのですが。
早く暖かくなって、お稽古を楽しんでほしいと思います。
さまざまな思い出の中でも、
雪にまつわる思い出は、
何故か忘れられませんね。
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