「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「菓子珊珊」で見つけました

2020年12月14日 | お茶三昧

膝の手術で入院していた時、
お茶友から「時間があるでしょうから」と、
お見舞いにいただいた本です。

流儀の違う方の編集ですので、
菓子器などのお好みは違うところもありますが、
お菓子の写真が素敵で、色々と参考になりますので、
折に触れて眺めています。

新しい年も近づいて、初釜のお菓子の準備もしなくてはと、
主菓子の「花びら餅」はすでに注文しました。
お干菓子に、お正月用に使ういつもの同じお店のお菓子を、
来年はちょっと変えてみようかしらと、
又この本を取り出してきました。

気になるお菓子を見つけるとネットで検索して、
「地方発送承ります」とあるお店なら、届けてもらえます。
二~三候補を決めて検索し、一つ決めました。
送料もかかることですから、他にも二種類、日持ちのするお干菓子を選んで、
一緒にお稽古初めの前日に届くように送ってもらうことにしました。

正月用のお抹茶の手配もできていますし、
曜日ごとのメンバーも決まり、
着々と、年始めのグループ初釜の準備は進んでいます。

そんな中、六月に自粛していた稽古を再開してから、
半年以上お顔が見られなかった方が、昨日稽古に復帰されました。
飲食業の方ですから、さぞかし大変な思いをされた事でしょう。
「良くも悪くも落ち着きました。初心者に戻っていますから、
お稽古は平点前でお願いします。」
そんな連絡が届き、
「のんびりとお稽古を楽しんでください」とお待ちしていました。

お世話になった方のお店が二件が閉店されたとうかがい、
私も伺ったことのあるお店ですから、何ともやりきれない思いです。

久しぶりのお点前での一服に、
「贅沢な時間ですね。」としみじみ。
お仕事という意味では一番心配していた方ですから、
お顔を見られて本当に安心しました。

年内のお稽古が最後になられた方からは、
「コロナ禍の中、お稽古をしていただいてありがとうございます。」と。
私の方こそ、お稽古に来ていただいてありがとうございますという気持ちです。
ほとんどの皆さんが何らかの形でお稽古に復帰され、
そして無事にこの一年を終えられそうで、何よりです。
でも皆さん、これからもくれぐれも油断されませんように。