暑い暑いといっていても、もう立秋と聞くと、
茶室のどこかに秋の訪れをと、思ってしまいますが。
それでも、
一度くらいは冷たいお茶を楽しもうかしらと、
氷水をポットに入れて、茶箱のお点前で冷茶を頂いています。
名残惜しく平水指も使っています。
オリンピックも終わりましたね。
コロナの影響で、手放しで楽しむことはできませんでしたが、
選手一人一人の姿は、どの競技を見ても美しかったと思います。
それを味わいながら、
なぜかお茶のお点前に通じるものも感じたりしていました。
空手形の試合を見ていて、「残心」という言葉に触れました。
お茶でもよくつかわれる言葉です。
亭主がお茶事でお客様をお見送りした後、
一人静かにしばし茶室にたたずんで、一日を振り返る時の。
それはきっと茶室を後にする客にもある・・それぞれの「残心」
「残心」それはお点前の中にもありますね。
あらためてそんな言葉をしみじみと噛み締めました。
選手の皆さんお疲れ様でした。
国を背負ったプレッシャーから解放されて、
勝者も敗者もゆっくりとお休みください。
開催前はいろいろと騒がしかったオリンピックでしたが、
さて明日からはまた残された課題との戦いが続きますね。