先日の広間の薄茶席の飾り残しです。
吉野棚に、色絵二閑人の水指、唐松蒔絵の棗、蓋置は雪洞。
雪洞といえば、この日初めて「雪洞」を「ぼんぼり」と読むと知った方も、
使ってみて知ることも多いですね。
お雛祭りに合わせて、香合は「蛤(貝合わせ)香合」を飾りました。
正面は高い方、つまり蝶番になっている方が正式だそうですが、
絵や蒔絵がある場合は、その向きで決めるということです。
こんな風に中にきれいな絵がかいてあったりしますから、
閉じた状態で飾っておくのももったいないですね。
貝や、金属などの香合は、炉も風炉も、どちらにでも使えますが、
炉で使う場合は、香を椿の葉にのせて入れておきます。
手持ちの本にこのような写真が載っていたので、借りてきました。
椿の葉は両端を切って、その上にあの三角に作った香を乗せるのですが、
私も一度試してみましたが、堅いし、反っていてうまく乗りません。
小さ目で平らなものを選んで使うと良いと、やってみてわかりました。
こんなこともお雛祭りにちなんで「蛤」を使ってみようと思ったから、
私にも、皆さんにも勉強になったのだと思います。
数えきれない道具の全てを持つこと使ってみることは不可能ですが、
少しずつ新しい道具に触れる機会を作りたいと思っています。
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