神折敷
神折敷は、元はは神饌に用いる器でしたが、炭斗に取り上げられ、
お茶の道具としては、真の炭点前に用いられます。
利休形は杉木地の角を曲げた四方形で綴目が桜皮になっています。
宗旦好は一閑張で、他に桐・檜などの木地物があります。
真の炭は「献炭」と言われていて、
炭斗の神折敷も、本来なら自分に向ける正面を、
向う側つまり神様に向けて使うという扱いになります。
「丸い綴じ目は前に、四角い綴じ目は向うに」( 丸前角向う)はこの時は通用しません。
ここのところ、研究会で続けて真の炭が課題に取り上げらているということで、
昨日は先輩の先生と、予習と復習を兼ねて真の炭手前の勉強会をしました。
十月は中置の炭手前もしたいですし、
皆さんと真の炭に取り組むのは、炉になってからになりますが。
真の炭となると、炭斗のほかにも、
羽は両羽、香合は唐物と道具も違ってきます。
いろいろと頭に入れることが増えて申し訳ないけれど、
頑張って頂きましょう。
いつも見てくださってありがとうございます。
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