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イタリアのアカデミー賞
“ダヴィット・デイ・ドナテッロ賞” において
史上最多の10部門を独占した話題作 ということで
上映前から観たいッ と待ち望んでいた
『湖のほとりで』
批評家 or 評論家 or コメンテーターだったか・・・
覚えていないのだが、ある時、こんな感じのコメントをしていた。
「最近、優れた邦画が多くなっている事もあり、
洋画、とくにヨーロッパ映画への関心が減少している。
最近の邦画は作品の中での説明がされすぎで、
そのような作品に慣れてしまった日本人には、
表情や情景、登場人物の距離感で作り上げられるヨーロッパ映画は
嗜好には合わなくなってきているのではないか。」 と・・・。
そんなことはないだろう。。。と、その時は思っていた。
けれど、自身も邦画映画の鑑賞率がかなりアップ
年間通しても、邦画と洋画の鑑賞率はほぼ同じぐらい。
この作品を鑑賞後、なぜだが 上記のコメントの事を思い出した。
実は、個人的に期待したほどの作品じゃなかったから。
でも、素晴らしい作品
(単に期待度が高かっただけ・・・サッ!)
殺人事件というミステリーでもあり、
登場人物の人間模様を描いたヒューマンストーリーでもある。
湖のほとりに横たわる美しすぎる死体
が
事件の悲しい真相と同時に
村人の心の深層を照らしていく様は見応えあり
<☆ 4/5>