ジョージ・クルーニー監督・製作・脚本・主演
ミケランジェロ・プロジェクト
本来は昨年の秋に公開される予定だった本作
6月になって20世紀フォックス映画から劇場公開中止発表がされ
前売券払い戻しなどの告知が行われたのだ。
なんでだぁ? 気になるじゃん! といわけで
公開されて早々に観賞することにした
STORY ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
第2次世界大戦中。欧州各国に侵攻したナチスドイツが
ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーの命を受け
欧州各国の歴史的に重要な美術品の略奪を繰り返していた。
それに強い危機感を抱くハーバード大学付属美術館の館長ストークスは
ルーズベルト大統領を説得。
大統領から建造物や美術品を保護する任務を託されたストークスは
7人の美術専門家で構成される特殊チーム「モニュメンツ・メン」を結成。
危険な状況下で美術品保護のための作戦を遂行していく。
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先ほどの話だが 何故 公開が延期されたのか?
賞レースに合わせての時期調整....とか。
編集作業の遅れがある...とか。
でも あんまり日本公開には関係ないような気もするし___
ナチスが強奪した美術品等の所在について
これ以上世界的に広げたくない米国内やスイスなどに存在する
ナチスの略奪品の処分活動に関わってきた勢力の
見えない圧力によるのではないか?...という説が有力らしいなんだか スゴッ!
それにしても 出演者が魅力的だわっ
本作の制作・監督・脚本・主演のイケ男 ジョージ・クルーニー様。
『ボーン』シリーズなどマット・デイモン君(!?)や
『ホビット』シリーズや『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット嬢。
先月 観賞した『ヴィンセントガ教えてくれたこと』でナイスな
不良ジジイを演じて ワタクシ的には好きな俳優 ビル・マーレイ様。
予告を観た限りでは 結構 豪華な出演者が大活躍をしていて
それだけでも観賞価値があるなぁ...と 思っていたのだけれど
期待していたよりかは チョット...って 感じかなぁ
大国アメリカが製作する戦争映画はドンパチと
人間の悲哀を描いた作品が多い中
ひと味もふた味も違う切り口作品で
それないりに見応えはアリ
無論 そこには豪華なキャスト陣があってこそ
本作はロバート・M・エドゼルによる書籍
「ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争」原作
第2次世界大戦中の実話を映画化したサスペンスなのだ
なので 華美な演出等は意図的に無くしたのであろう。
淡々と描かれていたようにも思えたが
なんせ ワタクシ的な期待値が高かっただけに
チョット 物足りなさを感じてしまったワケだ
正直 知らなかった話だったし
現在 私たちが素晴らしい美術品たちを拝めるのは
あの時代のあの状況下において
特殊チーム「モニュメンツ・メン」が存在してくれていたおかげもある。
現状打破が精一杯の戦場の戦いの中
我々の未来人の事も考え 歴史・文化を愛した
人々が居てくれたことは本当にありがたい。
国家を守り 大きくするための一部の人々による暴挙が‘戦争’
でも 国家に属する国民ひとり一人は
別に国家のために戦っているワケじゃないと思うんだよなぁ
それだけじゃぁ 人間は戦えない気がする。
愛する人・愛するモノ・守りたい人・守りたいモノのために戦うから
辛くて、苦しくて、悲しい状況下でも戦えるのだと思う。
強い信念と勇気。そして豊かな愛を持っていた
「モニュメンツ・メン」の皆さんに感謝します!
そういう史実を知り得ただけでも
ワタクシにとっては意味ある映画だったと思う。
★★★☆☆ <★ 星3.0ツ>
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