ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

トールキンのユーモア

2007年08月24日 | 指輪物語&トールキン
このタイトルですでに何度か書いてるような気がしますが・・・(汗)
原作読書、「王の帰還」上終わりました。中途半端なところで中断してたので感想書いてなかったんですが、時間経ったら感想忘れました・・・一番面白かったところの感想書けないかも。
で、「王の手は癒しの手」を読んでたんですが、なんかすごいなあと・・・
だって、ファラミアもエオウィンも死んじゃうかも、な緊迫したシーンなのに、ヨーレスとか本草家の噛み合わない長話が延々と続くという・・・(汗)
こういう場面でああいうギャグ?を入れるなんて、なかなか思いつくことじゃないですよねえ。やはり、根っからユーモア好きでないと思いつかないのでは。
まあ、ギャグ?の内容も含めて、不思議な感覚だなあとも思いますけど(笑)
ファラミアやエオウィンが助かるだろう、という明るい雰囲気はあるのかな。初めて読んだ時どうだったかな・・・そういえば二人が死ぬとは全く思ってなかったような気がします。メリーはもちろんですが。
また、ヨーレスや本草家の長話に対するアラゴルンの対応も絶妙。あくまで穏やかに、でもさりげなーく嫌味も入った対応が。
それに全く気づいていないヨーレスと本草家・・・(笑)
そしてとどめにガンダルフが怒鳴りつけて、というパターンがおかしいですねえ。きっとガンダルフ、アラゴルンがやんわり対応している横でイライラしまくっていたんでしょうね(笑)「ヨーレスを後ろに乗せて飛蔭に急ぎの意味を教えてやろう」ってのが最高(笑)
このパターンが、ヨーレスで一度終わったと思ったら本草家でもう一度繰り返されるというのがまたすごい・・・(笑)
以前はガンダルフのキレっぷりばかりが印象に残ってたんですが、今回はアラゴルンの反応が面白いなあと思いながら読みました。
その場にいなかったメリーに、ネタとして?本草家の話をするなんて、よっぽどイライラしていたのか、はたまた面白がっていたのか(笑)なんかやっぱり馳夫さんていいなあと思いました(笑)
こんなシーンが、ファラミアやエオウィンが目覚める感動的なシーンの前に来ても違和感がないというのがすごいなあ・・・。ていうか必要あるのかこんなシーン!?
あ、でも、メリーが目覚めた時の「お腹がぺこぺこだ」に通じるものもあるかな? このメリーの台詞は読むたびにうるうるしてしまいますが・・・なんかすごくホッとしますよね。
トールキンにとっては、ファラミアやエオウィンは生死を彷徨っているけれど、このあたりはすでにホッとするシーンとして描かれているんですね。ヨーレスや本草家もそういうホッとする人々として描かれているのかも。そう言えばこの人たち、ちょっとホビットっぽいかも・・・
よく、悲劇作家に喜劇を書くのは難しいけれど、喜劇作家は悲劇も書ける、と言いますが、ユーモアが染み付いている(?)人だからこそ、こんな書き方ができるんだろうなあと思います。
「ホビット」を読むとわかりますよね。最初はひたすらおかしい話が、だんだん感動的な話になって行くのが全く不自然でなくて。
このユーモアの感覚が、「指輪」にもしっかり残っているところがすごいなあと・・・それも最初の方ではなくて、こんなクライマックスの後で。あのペレンノール野の戦いの後でですよ・・・
やっぱりトールキンの感覚は不思議だなあと。この不思議さが、他の作家にはない独特の味わいにもなっていると思います。
そんなことを考えていると、「ホビット」の映画化で、あのおかしさがちゃんと出せるかなあ、というのも心配になって来たりして。
ああ、「ホビット」はユーモアのセンスがある監督にやって欲しいような気もして来ました、なんか(汗)
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おもちゃ屋さんにて1

2007年08月21日 | 旅行
N.Y.の楽しみと言えば、大きなおもちゃ屋さんめぐりです。というのは私だけでしょうか・・・(汗)
コミックショップも楽しいですが、おもちゃ屋さんも楽しいんですよね。
タイムズスクエアのトイザらスは、一般的な流行おもちゃ?を見られるのがたのしいですね。
バービーとか人形コーナーも楽しいです。以前はレゴラスとガラドリエルのバービーがたくさんあったなあ。今はなぜかミュージカル「ヘアスプレー」の人形がたくさん並んでました。あれ子供に人気あるのかなあ?(見たことないんですが)
あと、いつも馬の人形があるのが面白いなあと思うんですよね。鬣編んで遊ぶのかな? イギリスにもあったけど。日本にはない文化ですよね。
あと、ここのトイザらスは、動くティラノザウルスとか、店の中に観覧車とか、ディスプレイのダイナミックさも一見の価値ありですね。
巨大レゴもそのひとつ・・・というわけでトップの写真は時節柄旬なジャック・スパロウレゴです。よく作ったなあ・・・ご苦労様です。
あと、これはコミックショップで撮ったのですが、もちろんおもちゃ屋さんにもありましたよ、な代物。

LOSTのフィギュア・・・うーん、なんでもフィギュアにしちゃうんだなあ・・・(汗)ミュージシャンのフィギュアも結構あったし。
このシリーズ、男性陣がなかなか似てました。その中でもジンが一番似てたなあ。
しかしなぜこのシーン・・・というのがウケてしまった(笑)

こちらはソーヤ。フィギュアもなかなかの出来ですが、筏のミニチュアが・・・ちょっと欲しくなりました(笑)
あと、ハッチを開けようとするシーンのかなり大きなフィギュアもありました。うーん、こういうの買ってどうやって遊ぶんでしょう・・・
女性陣はサンとシャノンがありましたが(ケイトもあるのかなあ・・・)、なぜか二人とも水着姿でした(汗)
チャーリーは残念ながらないみたいです~
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原作の映画化ということ

2007年08月21日 | 指輪物語&トールキン
指輪写真ひとつ残ってたの忘れてました。ユニオン・スクエア近くのForbidden Planetにあったフィギュアです。今回コミックショップはあまり出物がなかったですねえ。

さて、先日見たハリポタ映画、原作と結構変えてるところがあるけど、原作ファンにとってはどうなのかな・・・と思ったら、意外と受け入れられているようですね。まあもちろん、全然ダメ、という原作ファンの方もいらっしゃるようですが、それでも肯定的な人が多いかなあと。
そうだよな、原作と変えてると言っても、LotRに比べたらかわいいもんだもんな・・・と思ったらちょっと悲しくなってしまったのですが。
まあLotRもゲドに比べたらはるかにマシですが・・・(テレビドラマは未見ですが噂を聞く限りでは映画とは違う意味でひどいらしいですし)
そんなことを考えていたら、久々に、LotR映画がもっと原作に近いものになるためには何が必要だったのか、なんてことを考えてしまいました。
ハリポタ映画の成功の大きな要因は、原作者のバックアップがあるということにあるような気がします。
原作者のローリング氏は、映画が原作と違うということに理解があって、その上で原作から乖離しすぎないように助言したりしているとか。
原作の映画化にあたって、最も理想的な形ではないでしょうか。
ジャンルは違いますが、原作者が脚本を担当してスタッフに入っているガルシア=マルケスの「エレンディラ」など素晴らしい名作ですし。
まあ、原作者が脚本に入っているにもかかわらずとんでもない駄作になることもありますが・・・(汗)原作者が原作と違うことに寛容すぎるのも問題ありますねえ・・・
あと、監督の実力も間違いなくありますね。原作に忠実なだけでは面白い映画にはならないし。
そういう意味では、PJは監督としての実力は間違いなくあったんですよね。単なる原作のストーリーのダイジェストにならずに、一つ一つのシーンにドラマがちゃんとあり、キャラクターもきちんと描かれていたのはすごいことだと思っています。たとえ1本につき3時間以上あったとしても(汗)
もし仮に、クリストファー・トールキン氏が映画に協力的で、脚本について意見していたりしたら、かなり原作に近いものができていたのではないかな、と思ったりもします。少なくともあの映画は原作に敬意を払って作られたもののはずですから。
まあ、映画化自体に反対なクリストファー氏、初期の脚本を見たら卒倒しかねないですけど・・・(アルウェンが旅の仲間に加わったりとか、ヘルム峡谷に助けに来たりとか)私もしたかも(汗)
原作ファンが割りと満足した映画としては「ナルニア」も挙げられると思います。これももちろん気に入らないという原作ファンの方はいますが・・・
「ナルニア」の場合は、アダムソン監督自身が原作ファンで、監督自身の思い入れが反映されたものになっていたのではないかと思います。
まあ、「ライオンと魔女」は短いし、映画としてのまとめやすさはLotRやハリポタの比ではないですけど・・・
ここでひっかかるのが「PJは原作ファンではないの?」ということですが・・・(汗)
まあ、マニアでないことは確かですよね・・・
ここでも、「指輪」特有の現象があると思います。
以前、ファンタジー作家として活躍する人々が「指輪物語」について書いたエッセイ?を集めたわれらが祖父トールキンを読んだ時、読む人によって感じることがこんなに違うのか・・・と思ったものでした。
どんな本でもそうだと思いますが、「指輪」は特に様々な要素を含んでいるので、どこに最も心惹かれるか、というのは人によって違って来るのかもしれません。
まあPJもあの映画を「思ったとおりものにはできなかった」というようなことを言っていましたが・・・思ったとおりものがどういうのかはわかりませんが・・・(汗)
PJが「指輪」を映画化するにあたって、キャラクターが重要だから大事にしたい、というようなことを言っていたのを覚えています。
そのあたりは正解だったと思うんですよね。原作を読んでいてそういうところが面白かったのは確かで。映画では、脇役になって目立たなくなりがちなギムリやメリーもきちんとキャラクターを描いてくれていたのが嬉しかったですね。(まあそのキャラクターが原作と違うことはとりあえず置いておいて・・・)
でも、エルフたちが去っていくことの悲しさや、慈悲の連鎖?が結果として指輪を棄てることにつながった、ということとか、サムの素朴さとか(汗)、そういうことにはあまり思い入れがなかったのでしょうね・・・
そんなことを考えていたら、「ホビット」映画化、別にPJじゃなくてもいいや、という気がしてきました(汗)
ハリポタだって監督変わって思わぬ良い出来になることもあるし、違う人でやったっていいような気が。まあ、視覚効果のことなどを思うとなかなか「違う人でいいや」とは言い切れませんけど・・・
とまあそんなことを考えている今日この頃ですが、「ホビット」映画化問題はどうなるんでしょうねえ。
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グラウンド・ゼロ

2007年08月20日 | 旅行
ロウアー・マンハッタンに行ったら必ず行くことにしているもう一つのスポットがグラウンド・ゼロです。
いや、私ありし日のワールドトレードセンターを見たことはないのですが・・・
(9.11より前にN.Y.行った事はあるんですが、ロウアーマンハッタンまで行かなかったんですね・・・)
9.11の少し後にN.Y.に行った時以来、少しずつどこが変わったかな、と見に行っています。
最初に行った頃は、献花やメッセージがすごくたくさんあって・・・
そのメッセージもだんだんと場所を移し、地下鉄の駅も開通して綺麗になり・・・
今では、工事現場はフェンスで覆われ、中は見られないようになっています。
といいつつ、一部フェンスが破られていて、皆そこから写真撮ってた・・・
私もそこから一枚。

かつて工事現場にあった鉄骨の十字架は、今ははす向かい?の教会裏に移転していました。

観光バスがずっと停まってて邪魔で・・・苦肉の策で撮ったのがトップの写真です。
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ボロミアの歌?

2007年08月20日 | 指輪物語&トールキン
いや、思わせぶりなタイトルですみません・・・といきなり謝る(汗)
「な~んだ」な内容ですので、お怒りにならずにスルーしていただければと・・・(大汗)
先日、「24」のシーズン6のレンタル開始のキャンペーンとかで、「24日は『24』の日」というCMが流れてました。ご覧になった方も多いと思いますが。
このCM、妙な歌が流れていて思わず笑ってしまったのですが・・・
「俺はジャック・バウアー 常に大ピンチ
俺はジャック・バウアー なんだかんだ死なない」
みたいな歌詞で。あと「そして皆巻き添え~」とかも歌ってたなあ。
この歌、着うたでダウンロードできるのかと思ったら、単にCMソングなだけみたいですね。残念・・・
とまあ面白がってたんですが、私「24」まともに見たことないんですが(汗)シーズン5はショーン・アスティンが出てるから、テレビでやったら見ようと思ってますが。
そんな24をよく知らない私なもので、妹と話していて「あれ歌ってるの小山力也だよ」ということに初めて気がつきました。そうか、ジャック・バウアー本人が歌ってたんですね・・・歌が微妙なのもウケる・・・(笑)
しかし、私は小山力也さんと言えば、まず吹き替えボロミアだったりするので・・・思わずボロミアが歌っている姿を想像してしまった・・・(爆)
いやそれだけの話です。すいません・・・(滝汗)
いやでも、小山力也さんの歌声を聞いてしまったら、あの感じでボロミアのテーマソングも歌って欲しいかな~なんて・・・・・・嘘です、ごめんなさい~(殴)

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ブルックリン橋

2007年08月19日 | 旅行
アメリカ旅行、コンサートが終わったらさっさとニューヨークに移動です。
初日はもう夕方だったので、観光は2日目から。
N.Y.に行ったら、まずロウアーマンハッタンに行くことにしてます。自由の女神には未だに行ったことないんですが。
以前はスタッテン島行きのフェリーに乗ったりしてましたが、結構時間かかるし・・・と、最近は歩いて渡れる唯一の橋、ブルックリン橋を渡っています。
最近はブルックリン側に、ブルックリン橋を見るのに良い公園があるらしいと知って、行ってみることにしました。
方向音痴でかなり遠回りしつつ(汗)行きました。
歩いていると、ビルの間に橋が見えてきました。これはブルックリン橋じゃないんですが。歩いて渡れない橋ですね。

公園に出ると、こんな風に見えます。

で、この反対側がトップの写真の風景です。
いや~、N.Y.一番の眺めではないですかねえ。
ブルックリン橋を渡る人はたくさんいましたが、(前に来た時はほとんどいなかった・・・寒かったたらなんでしょうね)この公園にはそんなに人がいませんでした。結構穴場?
後で橋も歩いて渡りましたが、公園からの眺めが一番良かったですねえ。
またN.Y.に行ったら来てみたいです。
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LotRO日記:アップデート後のいろいろ

2007年08月19日 | 指輪物語&トールキン
LotRO、いよいよ行き詰まり出してます(汗)いよいよできるクエストがなくなって来ました・・・
お金もなくなるし、武器は壊れも直せないし、かなり厳しい状況です(汗)
そんな中、郵便配達クエストを失敗しまくっているのが情けない・・・方向音痴のせいですな・・・
そんなこんなですが、アップデートがあっていろいろと変わったところもあったので、写真もいろいろ撮ってみました。
アップデートでまず変わったのは・・・イントロ映像がスキップできなくなった?(汗)
あの映像毎回ずっと見てるのなかなか厳しいんですが・・・(汗)
あと、自分のキャラの頭上に名前が出なくなりましたね。うーん、他人から見てどう見えるかちょっと気になるんですけど・・・
それから、楽器演奏何か変わったかと思って演奏してみましたが、クラリネットの音が伸びるようになった気がしたんですが・・・気のせい?
あと、演奏中に音符が出るようになりましたね。

/musicモードにするとすぐ演奏する画像になるのは今までどおりですが、実際に演奏すると音符が流れるようになりました。
あと、以前は調理などの作業をする時に、スタートのボタンをクリックすると、その動作で、せっかくカメラ方向を正面にしていても後ろ向きになってしまって写真が撮りづらかったんですが、今度はそういうことがなくなりました。
というわけで初めて調理中の写真が撮れました。


お天気もバリエーションが増えたとかで、雨も降るようになったとか。

急に雲行きが怪しくなって真っ暗に。今までにない風景です。
雨降るかな~と思いましたが、あっという間に明るくなってしまいました・・・
あ、真ん中にぼんやり写ってるのはスニーク状態のメイさん。心霊写真ではありません・・・(汗)

バグシリーズ? ナナカマドの枝が宙に浮いてます・・・

そういや、その辺に落ちてる素材に名前が出なくなりましたね。鉱物や枝はまだわかるけど、イチゴとかブルーベリーとか、名前が出てなかったら今まで見つけられてませんでした・・・これから採集しづらくなるのでしょうか。

これはバグではないけれど・・・

兎穴家のロンゴさんが目の前にいるのに無視してメイさんを襲う大人の黒熊。
ここ、熊だの狼だのオークだのいて結構物騒な場所なんですが、ロンゴさんと羊が無事なのはなぜ・・・

最後に、朝日が綺麗だったので撮った一枚。
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今年の指輪キャスト映画

2007年08月18日 | 指輪物語&トールキン
昨日、公開最終日だというのでパイレーツ・オブ・カリビアンに行こうと思っていたのですが、雨が降ってきたので断念・・・いやチャリンコで映画館に行ってるんで・・・
というわけで見られなかっんですが(汗)そう言えば今年はあまり指輪キャストの映画見てないような気がするなあと・・・今年映画見に行っている本数が少なめなのはそのせいもあるかも。
数えてみたら、春にイライジャ・ウッド出演作が3本、ケイト・ブランシェット出演作が「バベル」と「あるスキャンダルの覚え書き」で2本、久々のデイヴィッド・ウェナムさんの「300」と、6本ですか。
あ、クリストファー・リー様出演の「ユアン少年と小さな英雄」見損ねたんだった・・・
ちなみに去年は一年間で14本見てます。まあ、キラン・シャーの「ナルニア」も入れちゃってますけど。そのペースからすると、やっぱり少なめ? でも、一昨年は7本だから、それよりは多いですね。
うーん、少なくもないかもしれないけど、イライジャ作品の公開時期が固まりすぎてたというのがあるかなあ。なんか一気に見てしまって、ちょっとイライジャ祭り状態でしたが、勿体無かったような気も。
あと、毎年必ず何本かあったショーン・ビーン出演作が今年ないですよね。これがなんか少ないというかさびしい印象になってるのかも・・・
今後見に行く予定の指輪キャスト出演作は、今のところイアン・ホルムが吹き替えやってる「レミーのおいしいレストラン」と、ヒューゴ・ウィーヴィングがこれまた吹き替えで出演の「トランスフォーマー」
うーん、吹き替え多いですね今年・・・イライジャも「ハッピーフィート」吹き替えだったし。(ヒューゴ・ウィーヴィングも出てたけど)
「レミー-」はどうしようかなと思ってたんですが、一応行くかなと・・・
「トランスフォーマー」は、ヒューゴ・ウィーヴィングだけでは行かない予定でしたが(汗)なんかコンボイ司令官とかちゃんといるらしいので(名前違うそうですが)見てみようかなと。
いやオリジナルのアニメ見てたんですよね・・・(汗)内容はあんまり覚えてないけど、コンボイ司令官だけは覚えていて。
なんかコンボイ司令官がトランスフォームする時、後ろにくっついてるトレーラーがどこへともなく転がって消えて行き、トラックに戻るときにはどこからともなく転がって来て接続されていた理不尽さが印象に残ってます。(そんな印象で見に行くのか・・・(汗))
ちょっとwikipediaとか見てたら、コンボイ司令官にあたるロボット?の吹き替え、アメリカも日本もオリジナルと同じ人がやってるらしいです。おお、と思ったけど、アメリカのオリジナルの人の声なんか知らないから関係ないか。(ヒューゴ・ウィーヴィングが出てなかったらむしろ吹き替え版で行ってた・・・?)
今後公開のでは、ケイト・ブランシェット出演のさらば、ベルリンと、イアン・マッケランとアンディ・サーキスが声で出演のアニメマウス・タウンがあるらしいです。「マウス・タウン」は全米公開が11月とか書いてあるから、日本公開は更に先でしょうか。
なんかアニメとか吹き替えが多いですね、今年。やっぱりちょっと物足りないですよね・・・
というわけでネタがないので映画カテゴリーの話を指輪カテゴリーで書いてしまったという感じですが(汗)
しかし、私の映画鑑賞、指輪キャスト出演作にかなり左右されてるんだなあということを改めて実感しましたね・・・
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クリーヴランド管のチャイ5!

2007年08月17日 | 旅行
アクロン(の近く)に行ったのはクリーヴランド管のLotRシンフォニーが目的だったんですが、せっかくだから・・・と翌日のコンサートのチケットも取っていました。
演目はプロコフィエフのピアノ協奏曲第三番とチャイコフスキーの交響曲第五番。
プロコフィエフ好きだし、チャイ5は昔大好きだったよなあ・・・とちょっと楽しみなプログラムでした。
ただ会場までの足が問題だったのですが・・・
一日目にどうやって行って帰ってきたかはこちらをごらんください。
かいつまんで書くと、行きはホテルからのタクシーを頼めたものの帰りを断られてしまい、(タクシースタンドで捕まえろとか言われた・・・そんなもんあるか!)会場で係りの人に頼んでなんとか予約してもらい、歩道のない丘を下る道路をクラクション鳴らされながら延々と歩いた末、ようやく帰れたのでした・・・
2日目は、行きはほかに行くところもなくて暇なので、歩いて行って(2時間くらいでつける見込みだった)、帰りのタクシーだけを予約してもらおう・・・とホテルのフロントで頼みました。
そうしたら、歩道もないし遠いから歩くのは危険だと説得され、行きもタクシーで行くことに。
そして、帰りの待ち合わせ場所を連絡してもらおうとしたら、行きの運転手に帰りの待ち合わせのことは言っておけ、とのこと。
うーん、帰りは多分違う人だと思うんだけど・・・と思ったのですが、反論できず、もういいや、ということでなすがままに(汗)(電話で、「英語喋れないけどちょっとわかる」と説明されていたわれわれ・・・)
行きのタクシーの運転手さんは、鬚づらで大柄で腕にタトゥーがバーン、と入ったワイルドなおじさんでした。会場についた時、「帰りもあなたが来るのか」と聞いたら、「電話くれたらいつでも来るよ」と言われて、ああやっぱり同じ人ではないんだなと判断。「いや会社にもう予約してあって・・・」というような会話をした後、待ち合わせ場所は指定しないままになってしまいました。
まあ、車が上がってこられなければ、下の通りで待ってるよね・・・ということにしました(汗)

前日はかなり早めに行ったら、この日のプログラムのチャイ5のリハーサルをたっぷり聞けてしまってラッキーでした。
4楽章で一旦音楽が切れるとき、オケの人たちが歓声を上げるのも聞けてしまったし。こういうのゲネプロでやるもんなんですかね。初めて聞いてちょっと感動。
で、この日は2時間前を切ったあたりで行ったのですが、行ったらなんとプロコのピアコンのリハーサルをやっている・・・
結局30分前近くまでリハーサルやってました。こんなギリギリにやるなんてすごいなあ。
ちなみに指揮はクリーヴランド管の副指揮者Andrew Gram氏。この名前を見て「おおっ」と思った私。彼、4月にドイツでやったLotRシンフォニーの指揮をやった人だったのです。なんで彼がやることになったのはわかりませんが・・・
リハーサルの指揮を見ていたら、ショア以上によく動いて面白い指揮をする人で、楽しんでみてしまいました。この人のLotRシンフォニーの指揮、見てみたかったかも。

で、リハーサル終了後この日のパンフレットをもらってみると、ん? 4曲プロになってる???
どうも、最初の2曲をBlossom Chember Orchestraがやって、後のプロコとチャイ5をクリーヴランド管がやるようでした。
どうりで・・・2曲プロっておかしいなあと思ってたんですよね・・・
指揮は後の2曲がGram氏で、最初の2曲はおなじくクリーヴランド管の副指揮だけどまだ1年しかやってない人でした。Gram氏は3年くらい副指揮やってるらしいです。
前の2曲は、ラヴェルの「クープランの墓」とプロコフィエフの古典交響曲。古典タングルウッドでも聴くんだけど・・・(汗)
しかしここで問題が。2曲プロだと思って、帰りのタクシーの時間を早めの9時45分に設定してしまっていたのでした。(この日は開演が7時)Informationで終演時間を聞いて、遅くなるようならまたadministratorで電話してもらわないと・・・と思って聞いたら、9時に終わるというので、それならこのままでいいな、ということに。
4曲プロ2時間で終わるのか?という疑問はちょっとありましたが・・・そしてやっぱりその通りだったのですが・・・(汗)

まずはBlossom Chember Orchestraの演奏。
ラヴェルはなかなか、と思って聴いてましたが、古典はかなり厳しそうでした・・・崩壊しそうな感じで(汗)崩壊はしなかったですけど。
プロコって難しいんだな・・・と思いました。

で、休憩を挟んでクリーヴランド管の登場。まずはプロコのピアコンです。
最初のクラリネットのソロからして、もう全然レベルが違って、感動すら覚えてしまいました。やっぱり上手いやクリーヴランド管。
ピアノも上手かった! 予習でアシュケナージの演奏を聴いてきてしまったので、聴きおとりしたら嫌だな・・・と思いましたが、もう全然ok。
力強くも繊細で、ミスタッチ全然なかったような。
そんなわけで堪能いたしました!

しかし、プロコのピアコンが終わった時点で8時45分すぎ・・・。そしてまた休憩が入ったりして・・・
うーん、これは終演9時半にはなるのでは、とちょっとあせりモード・・・
でも、チャイ5は絶対聴きたいし、とりあえず最後までは聞いて、アンコール諦めてダッシュで出よう、ということにしました・・・

で、チャイ5がまた良かった!
チャイ5は学生の時大好きで、やりたいやりたいと騒いでいたものでしたが(でも結局やったのは「悲愴」でした・・・)、その後だんだんチャイコフスキーはベタで恥ずかしいなあ、と思うようになり、あまり聴かなくなってしまったのでした。
とどめは、数年前にたまたまラジオで聞いた演奏でした。なんだかものすごーくベタな演奏で、聴いていて恥ずかしいくらいで(汗)「やっぱりチャイコは恥ずかしい」という印象になってしまったままこの日を迎えていたのでした。
でも、クリーヴランド管の演奏は、あっさりしていて全然ベタではなく、とても上品なチャイコフスキーでした。
特に3楽章が来ましたね~。あのワルツの優しさが沁みました。泣きそうになった・・・
2楽章も(リハーサルで間違えてたホルンのソロ、本番は大丈夫でした(笑))、1楽章の途中静かになるところもそうなんですが、悲しみを秘めた優しい旋律が、かえってズシーンと来てしまいました。
若い指揮者の真摯な演奏、というのもあったかもしれません。
聴いていて、まだチャイ5の頃はチャイコフスキー正気だな、と思いました(汗)全体的に悲しみを湛えながらも、優しくなるところでは、人の心を癒すことのできる暖かさがあって。
学生の頃6番目の交響曲「悲愴」を半年間練習したんですが、「悲愴」では2楽章の素朴なメロディも、3楽章の熱に浮かされたような明るさも、どこか上の空のような、偽りのものに思えてしまって、逆にチャイコフスキーの狂気と絶望の深さを感じたものでした。
4楽章の絶望的な悲しみが、チャイコフスキーの本当の心境なんだなあと・・・。4楽章は本当にチャイコフスキーがかわいそうになります。ゲネプロも本番も泣いたなあ・・・
そんな「悲愴」と比べると、まだチャイ5は、悲しいながらも、人の心を暖かくするものを持っているなあと・・・なんだかそんなことを考えてしまいました。
とにかく3楽章の優しさ、暖かさが沁みたんですよね~。
妹もすっかりクリーヴランド管のチャイ5が気に入ってしまって、しばらく姉妹でチャイ5ブームが巻き起こりました(笑)

カーテンコールはもちろんスタンディングになりましたが、この時点で9時40分くらい・・・(汗)後ろ髪ひかれつつ、アンコールは断念して会場を後にしました。
急いで昨日下った道路を歩いていると、向こうからタクシーが・・・
なぜかこの日は車が上まで来れたんですね。終了直後だったからかも?
こんな場所にタクシーなんて私たちの迎え以外に考えられず、手を上げて止めたら、なんと行きと同じ鬚タトゥーのおじさんでした!
行き違いにならなくて良かった・・・危ないところでした。
相変わらず深夜料金も予約料金もなし、しかもUターンして進行方向向いてからメーターを動かす親切さ。
そんなわけで、この日も無事に帰ることができました。

野外音楽祭って楽しいし、クリーヴランド管はすっかり気に入ってしまったのですが、車なしで英語も喋れない人がここに聴きにくるのは無謀だな、とも思いました・・・
また来ることは、多分ないでしょう・・・(汗)まあいい思い出になりました。
それにしてもやはり車社会アメリカですね・・・思わぬ苦労させられます(汗)
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ガラドリエルと私

2007年08月17日 | 指輪物語&トールキン
ネタがないときのキャラ語り、今回は奥方です。
奥方との初めての出会いは、カラス・ガラゾンの宮殿?でですね。
当初の奥方の印象は、単に優しいイメージでしたね。
いや、神秘的な雰囲気も感じてはいましたが、基本的に旅の仲間に親切な人、という感じで。
フロドが指輪を譲ろうとしたシーンも、奥方の変貌はあんまりわからなかったし・・・
後でサムが言っていた奥方の印象が、上手いなあと思いましたね。まあトールキンが書いてるんだから当たり前ですが・・・(汗)
近づきがたいようでいて、気さくなところもあって、その時によって印象が少しずつ違う、不思議な、でも魅力的な人、それが原作を読んでの奥方のイメージでした。
原作ではケレボルンは映画ほどひどい扱いではないけれど(汗)それでも、明らかに奥方の方が力がありそうな雰囲気が面白いと思いましたけど。
このあたりも、第一紀からの奥方の過去の設定があってこその印象だったんでしょう。設定は色々と変化したようですが。
特に、ノルドールの一員しての宿命が、奥方の存在に深みを与えていたと思います。The Road Goes Ever onのトールキンによるNamarieの解説によると、ガラドリエルは指輪の試練に耐えて初めて西へ渡る権利を得ることができたという設定を考えていたそうですし。
奥方の、旅の仲間たちへの言葉も印象的でした。映画ではアルウェンの台詞になっていたけれど、「そなたたちが踏むべき道は、目に見えなくともすでにそなたたちの足元から敷かれていましょう」という台詞がとても好きです。
ギムリを結構気に入っているらしいのが、ギムリ好きとしては好感度大ですしね(笑)「追補編」で、ギムリが西へ渡るのに奥方が力添えをしたかも、なんて書いてあったのも「そんなにギムリ気に入ってたんか」と嬉しかったですね(笑)
戴冠式に来たのはびっくりでしたが・・・しかもその後ずっと一行と共に旅してたなんて、想像できないんですけど・・・(汗)
でも、木の鬚との会話は好きですね。「中つ国でお会いすることはありますまい。あるいは波の下の地が持ち上げられるまでは。その時は、タサリナンの柳生うる草地で、春になればお目にかかれるかもしれませぬ。」という台詞。
これも、べレリアンドが海に沈んだ、という設定があっての台詞で、初読時はよくわからないながらも、切ない雰囲気がいいなあと思ったものです。
木の鬚の詩の中で、ナン・タサリオンのことも出てきてましたしね・・・
アラゴルンへの「残された日々を上手に使いなさい」という台詞も印象的ですが、でも映画のようにロリアンで今生の別れ、の方が切なくて好きですが・・・
まあ、ギムリにもう一度奥方を見せてあげられて良かった、というのもありますけど。
灰色港への道中で登場した時、フロドの歌に呼応するように歌うのがいいなあと思うのですが、トールキン・アンサンブルでしか実現してくれませんでしたね。ラジオドラマは歌ってなかったし。ミュージカルでやったらいいかなと思ったんですがやらなかったしね・・・
とまあそんな感じで、原作初読時のイメージは、神秘的なイメージはありつつも、優しい人、というような漠然としたイメージでした。まだ過去の話も知らなかったですし・・・
そんな状態で映画を見ましたが、ケイト・ブランシェットの奥方は見事にイメージどおりでした! いや、はっきりイメージできなかったのを具体化してくれたのかもしれません。
ケイト・ブランシェットの奥方は、原作のサムが言っていたとおりの、近づきがたい雰囲気と、気さくな雰囲気を併せ持っていて、本当にすごいなあと思いました。
ちょっと怖いところもありましたが、そのあたりは原作から読み込めていなかった部分だった、と思います。
贈り物のシーン、サムにいたずらっぽく笑いかけるシーン好きだなあ。
あと、ピピンに「Don't be afraid, young Peregrin Took. You should find your courage.」という台詞も好きで。敢えてメリーではなくピピンに、というところがむしろ泣けたりして。
そして、アラゴルンとの別れのシーンが・・・ここサントラもいいのでよく泣いてしまいます。
やっぱりアラゴルンと奥方の別れは、ロリアンで、の方が美しいと思いますね・・・。ギムリはちょっとかわいそうだけど、それも切なくていいかなあと。
その後「シルマリル」を読んで(FotR SEEよりは前だったですけど)、奥方の過去を知ってちょっと衝撃でした。
自分の王国を持ちたい(ちょっと違う?)、なんて思って中つ国に行ったんだ、というのがちょっとショックというか・・・(汗)
メリアンに、ノルドールの宿命について決して語ろうとしなかった、というあたりも、奥方の妙に生々しい人間的なところを見てしまったようで・・・
でも、そんな人間的な奥方、ケイト・ブランシェットが演じるのを見てみたい気もしますが・・・
ラジオドラマの奥方は評判良くないようですが、私としてはケイト・ブランシェットの奥方にも近いものがあって、わりととっつきやすかったですね。
ミュージカルの奥方は、すごく目立ってますが・・・ちょっと派手でエキゾチックでびっくりしてしまいますが、私は結構好きです。ミュージカルの登場人物の中ではかなりいい方ですよ。
贈り物のシーンは泣けたしなあ・・・。ロンドン版のLaura Michelle Kellyさん、評判良いようなので、来年もやっててくれるといいんですが。(私が行けるかどうかわかりませんがね・・・)

次回のキャラ語りは、アルウェンの予定です。うーんアルウェン・・・何を語るんでしょうか、私は(汗)
コメント (2)
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