角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

減り続けるフィルム上映の映画館

2012-07-05 15:44:26 | 映画
今日の朝刊をめくっていたら、すごく良い記事が・・・・

高知新聞社配信の記事。

「映画みたいな映画館 昭和の空間護り続ける」



「シネコンはフル装備、うちは〝古装備〟」 館主のご主人上手いですねぇ。

いや~こういう映画館は何とかがんばってもらいたいものです。

そう言えば、小生が高校生の頃、八戸市内の映画館はまだ結構あって(相当さびれた所もありましたが)、ずいぶんと通ったものです。

鷹匠小路には「テアトル」(地下もあわせて3館)があり、長横町では「松竹」ががんばっていました。
吹上の方では「東宝劇場」もありましたよね。その他、小中野の「湊東映」とかも。

やっぱ一番通ったのが「テアトル」で、洋画を中心に当時最新の映画を上映していました。
で、1回の上映料金で2本観られたように記憶しています。しかも、上映始まっても、近くのデパートで堂々と「前売り券」売ってましたし。

(テアトル劇場)

「松竹」はもちろん「寅さんシリーズ」始め、 「007シリーズ」もここだったように記憶しています。

閉館間際だったと思いますが、「松竹」で、世界の名画を上映し、時効だから言いますが、小生仮病で高校の授業をさぼり「ローマの休日」やら、「カサブランカ」を鑑賞したのは懐かしい思い出です。

----------------------------------------------------------------------------------------------------

残念ながら、県南地域ではこういう映画館は全滅し、全部シネコンになっちゃいました。

さらに深刻なのが、記事にもありましたが、映画館ではどんどん進んでいるデジタル化。

映写機によるフィルム上映が無くなっちゃうなんてさみしすぎる!!

いま、TOHOシネマズでやってる「映画祭世界の名画50本」だって、今年で最後みたい。

この名画50本の作品選定委員を務める東宝相談役高井英幸氏は「(名画の鑑賞について)スクリーンでの鑑賞もフィルム上映もラストチャンス」と言い切っています。

うーん、残念ですね。そんなこと言わないで、なんとか来年もやってもらいたいものです、東宝さん。