久しぶりに船井幸雄氏の記事を読みました。
最近、船井氏の記事はご自身の著書の宣伝
が多く感じらちょっとウンザリ気味でしたが、今回の記事は
昔の船井さんのような内容でした。
~引用開始~
30才より若い人たちへ77才の青年から
日本の将来を支えるいまの30代以下の若い人たちの多くが、
「働くよりも遊ぶのが好き」
「お金も出世も、あまり興味ない」
「趣味が大事」
と真剣に思っているように見えるからです。
戦前、戦中、戦後10年くらいは、日本人は一部の人以外は、実に苦しい生活をしていました。私も同様です。
それを、打ちやぶって1970年ごろに豊かになれたのは、いまの50才以上の人たちが、本当にムチャクチャというほど働き、勉強したからです。
その後もいまの70才以上の人はよく働きつづけました。
50-70才の人も働きました。しかし、いま、30-50才の人は、少し遊びや趣味に走りはじめました。そのため日本は急速に国力を落としましたが、いまはまだ若い人が、遊んでも生活できる余裕があります。
しかし、このままでは、日本の5年~10年先が思いやられると考えられるからです。
以下は、上記拙著の第5章「絶対に失敗しない経営のコツ」の中の一部の文章です。そしてこれは私の本音です。年寄りの冷や水かもしれません。
とはいえ一人の人生の先輩の言として、40才より若い方はお読みいただきたいのです。できれば心から私の言を聞いてほしいのです。
一日も早く働き続けることの楽しさに気づく
人間は一生学び続け、働き続けて、成長していく存在です。それが、もっとも効率的なように創られた存在といえます。 また人は、そんな中で自らの長所を発見し、その長所をもって社会に貢献する使命を負っているのだと思います。 ですから、息抜きに少しは遊ぶのはよいとしても、その何倍も働いてください。そして学んでほしいのです。このようにして働く楽しさ、学ぶ楽しさが、遊ぶ楽しさの何倍もすばらしいことに、一日も早く気づいてほしいのです。
できる経験はなるべくしてみる
私は経営コンサルタントと同時に、船井総合研究所などの経営者でもありました。 経営コンサルタントは企業経営者の近くにいて、その姿、その仕事を目の当たりにすることができます。しかし、やはり経営者自身とは違うのです。当事者である経営者に比べると、どうしても仕事にかける必死さが違います(それは良くも、悪くも、です)。 経営者の本当の胸のうち、本当の苦労までは、経営者になってみないと分かりません。
その意味からは、私は経営者としてしかもトップとして株式上場をしたことなどが良かったと思います。なぜなら、上場して初めて経営者の表側と裏側、両面の苦労が分かったからです。上場してからは、それまでつき合ったことがないような変な人たちがいっぱい近付いてきました。 24時間フル対応の覚悟で仕事をする これによって全社員の行動と、クライアント企業何千社が抱えている問題を逐一、細部にいたるまで把握しておこうとしたのです。充分できましたし、楽しかったものです。
いまも同じですが、船井総研は当時から24時間体制でクライアントに対応していました。もちろん、私もフル稼働でした。社員には、常に自分の居場所を明らかにしておいて「夜の何時であってもかまわないから、何か難しい問題が起きたら連絡してきなさい」と伝えていたのです。 このフルサポートシステムは、当時にあっては船井総研独自のもので、クライアントから絶大な信頼を得ていました。 24時間営業のコンビニエンスストアが出現するずっと以前の話ですから、同業他社と一線を画すのに十分なシステムだったことは確かです。
それに較べると、いまの日本の会社は休みが多すぎるのではないかと思います。特に医師は、いいかげんです。
私にもいまでは、土曜日や日曜日に遊んだり休む人の気持はそれなりに分かりますが、正直なところ、人間に生まれてきてそういう人はもったいないことをしていると思います。
いまでは、体調が不完全のため、私はオフィスに出ないで家でできるだけ仕事をするようになっていますが、本当のところは、現場でせいいっぱい仕事するほど休養になることはないと心から思っているのです
~引用ここまで~
今の仕事が好きかどうかは
ひとまず置いておいて、とことんやり抜く、時間と手間隙
を掛けて専心するということが大事なようですね。
表面的なことだけで
本当に好きか嫌いかなんてわからないのかもしれないですね。
ひふみゆらゆら |