またまた身近にオポノポの実践者がいらっしゃいました。しかも、かなり以前から意識的に生活の中に取り込んでいらっしゃったように思います。
その方は、三軸操体法の今昭宏先生(通称コーン先生)です。今先生は操体法創始者の橋本敬三先生の代診を数年勤められ、三軸操体法を提唱されている方です。ホントは凄いんですけど、普段はあまりスゴクない雰囲気をお持ちで、やっぱりスゴイなぁと感じる不思議な先生です。現在は今治療室で操体の傍ら、音楽の世界で遊んでいらっしゃるようです。
さて、最近ホオポノポノが世に知られるようになりましたが、今先生からすれば「やっとこの考え方が世の中に出てきたか」と思っていらっしゃるかもしれませんね。
今先生は操体法の実践的技術はもちろんですが、精神的、特に人間としての正しい生き方、治療師の本質・本位などの考え方・捉え方は私が今までお会いしてきた先生方とひと味もふた味も異なります。
また、古神道にも精通しているらしく特に日本語の「文字そのもの」の意味や響き、一般に言われる「言霊」に関しても詳しいことにも驚かされます。
ここで、ちょっとホ・オポノポノ。
ヒューレン博士は4つのキーワード
「ごめんなさい」「許します」「ありがとう」「愛します」
を繰り返すことで自分の内面がクリーニングされると説いています。
ただ4つの言葉を繰り返すことも大事「JUST DO IT」と説きますが、それ以前にその言葉の意味を潜在意識に覚えこませることも大事だとも話しています。特に「愛します」は他の3つの言葉を代表することばらしです。
何が「ごめんなさい」で
何を「許す」のか
何に「ありがとう」なのか
何を私は「愛するのか」「感謝するのか」
まずはその意味・イメージを自分の潜在意識に覚えこませ、この言葉を思い浮かべたらオートマティックに心に響くようにする。これができたら、後は自然に繰り返すだけで4つの言葉の力がそれぞれに有効に働くという説明もされていました。
ようは言葉に意味があるのではなく、言葉を用いる人それぞれで言葉に対してのイメージ(意味合い)が異なる、捉え方が異なるということを伝えたいのではないかと思いました。
ちょっと難しくなりましたね。
例えば、同じ「感謝します」という言葉でも、大変な人生を送って辛いなかで、人の温かさを感じた時の「感謝します」とお金がたくさんある人の表面だけの偽善的な「感謝します」ではイメージや意味・重みが異なりますよね。
このことを今先生は居酒屋にて焼酎を飲みながら何気なく話されています。
(今先生語録)
●「言葉にはそれぞれイメージをのせているんだぁ」
●ありがとうは、自分に足らないコトに気づかせてくれるご縁を頂いたことに対して『ありがとう』なんだな。
●他人を完璧な人間と認められない自分自身の未熟さを「許します」なんだな。
など、何気なく凄いことをさらりと話され、日々の操体に実践し、生かしている方が今先生その人なんですね。
そして今先生語録の究極は「味わい尽くす」という言葉でしょう。今先生にお会いしてから、何度聞かされた言葉か分かりません。操体中も患者さんに対して使う言葉です。
操体法の重要なキーワードでもあります。
今先生のお陰で、オポノポノの4つのキーワードをひっくるめたものが「味わい尽くす」ことなんだろうなと気づかせていただきました。
今、目の前の患者さんとのコミュニケーションの全てを「味わい尽くす」!!
またまた、書いていて、寒気と鳥肌が立っちゃいました。
人間関係の本質・「出会い」の意味なんでしょうか?
なぜ患者さんは目の前に現れるのか?なぜ去って行くのか?
そのキーワードも「味わい尽くす」にあるんでしょうね。
おそらく、今先生にしてみれば「ごめんなさい」「許します」「ありがとう」「あいします」は「味わい尽くす」ひと言で表現でき、イメージがともなっているのではないかと思います。
常に自分の目の前に起こった事に対して善し悪しを判定せず、「味わい尽くす」姿勢で臨まれる今先生は紛れもなくオポノポノ実践者でした。
今先生は三浦先生、橋本敬三先生に操体法を学び、自ら古神道を研究され到達したのでしょう。
ヒューレン博士も質問者から古神道との関連を質問され「根っこは一緒」的な話をしていました。
にわかにホ・オポノポノが巷に出てきましたが、やっぱり日本人は古来から同じ考え方またはそれ以上の感性をもっていたのでしょうね。
操体法の真髄もホ・オポノポノも根っこは一緒なんでしょうね。
今先生もそれを伝えていく、地球から選ばれた貴重な人なのでしょうね。
今先生に関しては、まだまだ、書き足らない「今先生語録」がありますので、ちょこちょこ書いていきたいと思います。
ちなみに、「ごめんなさい」は
自分の中にある何かが、目の前の現象(問題)を作り出していることに対し、「自分の責任ですごめんなさい」ということらしく。
「愛します」「感謝します」は
この一連の流れ・経過を全て受け入れ「すべて感謝し」「愛します。」ということみたいです。
船井先生も自分流でイイから、ストンと収まるやり方でやりましょう。とはなされています。
自分も性根をいれる時がきたみたいです。後は実践あるのみ。患者さんとの繋がりのなかで、臨床のなかでどれだけ気づけるか、味わい尽くせるか・・・。それが私が操体に辿り着き、臨床家としての生活を過ごす意義になるのかもしれませんね。
おそらくこの考えに辿り着くのに自分だけの力ならば、20年はかかっていたでしょう。もしかしたら、一生気が付かなかったかもしれません。
しかし、今回、今先生に出会うことが出来、その言葉に触れることが出来、引っ張っていただいたと感じています。この場をお借りして感謝したと思います。
ありがとうございました。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいします。
ひふみゆらゆら