三日目も5時半起床で朝シャワーでスタート
厨房では既に、断食明けの食事で食べる大根の煮物の準備が始まっている様子。
部屋からお風呂場へ行く途中でからだの変調に気づく
「からだが重い」
「ダルイ」
ダルさ、倦怠感が三日目にきました
冷水シャワーを浴びたり、塩を舐めても軽減せず。
この倦怠感のままで「おはよう真向法」スタート
そして、続いて読経。
やっぱりダルイ。
座って背筋を伸ばすのもしんどい。
声を出すのも一苦労。
ダルイままで、十五回あった座禅行の、残り三回スタート。
座禅で姿勢を正すのも一苦労。
背筋がツライ。
布団をかぶって横になりたいけど、オポノポノ座禅しながらやり過ごす。(テキトウだなぁ)
14回目の座禅終了後は大久保先生より断食明けの食事法に関する丁寧な指導タイム
これほど丁寧なお話が聞ければ安心安心。
断食後の食事はとても重要で、断食自体よりもむしろ
「明けの食事」
が上手くいくかいかないかが断食成功の分かれ目。
ここで、一気に脂っこいのや肉など食べてしまえば、
一気に腸管から吸収され断食前のからだに戻ってしまう。
からだに優しい、良質の栄養素を少量づつ計画的に且つ、
身体の欲求を聞き分けながら一週間過ごす。
基本的には断食明け三日間食べていいのは
そば、うどん、そうめん、パン(良質のもの)、野菜、豆腐、こんにゃくなど。
その他はほとんどダメ。
コーヒーや煎茶、抹茶、お酒、肉はダメ。
4~7日目からは普通食でOKだけど、お酒、肉類、喫煙はダメ。
私が、これを書いている日は3週間目ですが家族の協力もあり、ほぼ合格点の断食予後。
あれほど好きだったコーヒーはゼロ。お肉はほんの付き合いで少々。
お酒はちょっと口にしたけど美味しく感じないので途中で捨てました。(梅酒)
修行僧のような食事内容。
現在は朝食抜いて、昼に白石ウー麺を食べて、夜に野菜中心、大豆中心の食事。
食べる量が少なくても仕事をしても疲れないから大丈夫。
むしろ楽。
食を減らすと、むしろ、身体が軽い。
さらに、感覚が冴えてる感じで直感が働く感じ。
気が細やか、穏やかな感じ。
昔の感覚、うれしい私。
さて、話は戻って、ラストの座禅タイム。
15回目。
最後の座禅は、断食会に参加できたことを感謝しながら座禅してみました。
「この場にありがとう」
「この機会にありがとう」
「ご縁にありがとう」
「みんなにありがとう」
「家族にありがとう」
「生まれたことにありがとう」
「全てにありがとう」
最後の座禅は思いつく限りのことにありがとう座禅でした。
本来はちゃんと指導された通りに自分の息を数える
「数息法」の座禅をお勧めします。
さて、いよいよ、「明けの食事」
食堂には既に、テンメイ農場産の生野菜が盛り付けられて準備完了。
大平農場長が農場から昨日運んでくださいました。
感謝!感謝!
今回の断食の特徴は明けの食事から生野菜をお腹いっぱい食べられるということ。
一般的な断食は、明けの食事(捕食)では重湯から始めるのが普通。
でも、今回の座禅断食は大根の煮汁に梅干を入れて解かしグビグビと飲み干し、
その後は煮大根をムシャムシャと食べたいだけ食べれるという手法。
煮大根の後は、生野菜をバリバリと味噌をつけながら食べられる。
数十分後には皆さんそれぞれトイレに駆け込み、行ったり来たり。
少ない人で2回、多い人で十回以上トイレと食堂を往復。
便の状態は不思議なヘンテコリンな便が排出。
これが宿便かな。
私は十回以上、途中から数えるのも面倒で正確には覚えていない。
便器から立ち上がるとすぐにモヨオス。
最後の時は最初食べた大根のすりおろし状の便が出てきました。
色は最初どす黒くコールタール色で徐々に薄れ、最後はほとんど水様便。
しばらくすると(約60分)、このトイレラッシュも収まり、さっきのラッシュはウソのように静かに収まるから不思議。
野口式断食法の不思議を身を持って体験させていただきました。
多くの断食がそうであるように、一週間とか10日間とか長期間おやすみを取れない人々にはオススメの断食法かもしれないですね。
しかし、長年の慢性症状を抱えた人は、長期の断は必要かもです。
使い分けでしょうか。
また、数ヵ月後にこの断食会に参加できると思うと今から楽しみ楽しみ。
ちなみに、二ヶ月以内に2回目の断食をすると効果が高いらしいです。
さらに五ヶ月にいないにもう一度するとさらにGOOD。
次回は3月なので、各自、家でできる簡易断食法を伝授していただきました。
断食で体質と食の嗜好が変わるというのは最大の魅力。
一定期間食を断つことで、明らかに自分自身リセットがかかる。
気持ちの切り替えがしやすい。
心身の節目にしやすい。
社会生活に疲れ、ストレスを抱え、
自分自身を見つめ直したいという女性ににもピッタリ。
当たり前の食を断ち、「生きる」という根本を食を通して見つめなおすということは
飽食の時代だからこそ必要であり効果的なのかもしれないですね。
なかなか、自分を変えられないで悩んでいる人も
断食をキッカケに食を変え、自分からでる波長を変えると
何かが変わるかも?ですね。
今まで食べてきたものが自分自身ともいえますもんね。
私も人様の健康に関わる仕事なので、定期的に断食に参加させていただき、皆さん以上に食や呼吸、想い、環境に気を配る生活を心掛けようと想いました。
自分ができないのに、していないのに人様にアドバイスできないでもんね。
素晴らしい断食会にめぐり合えた事に感謝いたします。
お陰さまで、さらに充実した毎日を過ごさせていただけそうです。
貴重な体験をありがとうございました。
ひふみゆらゆら