以前、私が東京中野でお世話になっていた中国人の気功師でリャンインゼン先生という方がいらっしゃいます。現在は祖国の中国に戻られました。
土曜日などは一日200人強の患者さんを治療する気功師でした。政財界の大物も出入りしており、「リャン先生のところに行くと選挙で通る」と言われていたようでした。現在もテレビに出ている政治家や歴代東京都知事も日参していました。民主党の小○さんも来ていました。=詳しくはHPトップのお世話になった先生方に紹介しています。
さて、そのリャン先生、日本語は片言なので、ほとんど患者さんとはコミュニケーションをとりません。治療代のやり取りの時に「はい、アリガト」くらいのレベルでした。
患者さんの中には支払いの時に、最後尾に並びリャン先生に「悩み・愚痴・不満」を聞いてもらおうと待ち構えている人もいます。
その時もそのような苦情訴えタイプの患者さんが現れ、リャン先生にいろいろと話しかけています。おそらく、その内容をリャン先生は理解していないと思うのに・・・。
それでも黙ってウンウン聞いているリャン先生。リャン先生大変だなと見かねた私が、「リャン先生そろそろ時間が・・・」と助け舟を出したつもりが、先生に手で静止されました。その後、お昼休憩のほとんどをウンウンと聞き続けていました。
そのようなことが何度もありました。
ある日、食事をしている時にリャン先生にそのことを聞いてみると
「すべて私の問題、心静か」という答えが返ってきました。
「心静か」とはリャン先生が常に言われていたことだったので、「またこの答えか・・・」と当時の私はその意味の深さに気が付きませんでした。
あれから十数年やっと今、なんとなくですがリャン先生のお話していた意味が理解できる気がしてきました。
医聖ヒポクラテスが言っているように「患者を治そうとする前に、まず汝を癒し・治せ」ということなのかもしれません。
リャン先生の気功は患者さんを診るのではなく、自分の内側を診る気功法だったのか・・・・。
そう思った瞬間、全身寒気がしてきました。鳥肌が立ちました・・・
同時にに20~30人を気功治療するなんて当時は理解できませんでしたが、今はなんとなく「それもあるよな」と思えるようになりました。
リャン先生は中国武術と道教気功を通してたどり着いた境地なんだろうな・・・・・。
リャン先生、素晴らしい出会いをありがとうございました。また、いつかお遭いしたいです。
次のステップに進めそうです・・・
コメントいただいて、とても驚いています。
リャン先生は東京で仕事されてるんですね。
とても懐かしいです。
お別れしてから、15年程でしょうか。
是非27日は東京に遊びに行きたいと思います。
ありがとうございます。
ご無沙汰しております、リャン気功事務所です。、御整体院のブログ梁蔭全に対しての感想を有り難く拝読させていただきました。現在梁先生は日本に住み、新中野でお仕事をしております。今月2011年3月27日(日)帯功大会を開催致します。ブログのURLを添付致しますのでご一読いただければ幸いでする今後ともよろしくお願い申し上げます。
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2011年吉日
リャン気功事務所