キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

アーベントロートとUSB-DAC②の交換

2018-07-02 23:14:00 | オーディオ


山に限らず平地でもアーベントロートは美しい!雲と暁のグラデーションが織りなす一瞬をカメラに収めた。


刻一刻と変わっていく上空を走行しながら撮影。Ambientな楽曲が合いそう。


6月10日19時過ぎ、国道46号線角館付近で撮影。


先日のHP-A8の導入ですっかり調子に乗り、新たにTEACのUD-501を導入。
TEACといえば以前はオープンリールやカセットデッキなどの録音系の機器が注目されていたが、その後VRDSシリーズの高級CDプレーヤーを展開。現在ではESOTERICという超高級オーディオブランドを立ち上げている。
本機はコンポシリーズのUSB-DACで、DSD5.6MHzファイルとPCM32bit/384kHzのファイル再生に対応。すでにニューモデルが発売され、旧型の新品が市場で安く出回っていたので早速入手してみた。質感はアルミ製のブラックボディで高級感があり、ツマミ類の感触もなかなかイイ!


USBでPCと接続、ItunesではWASAPIでPCM24bit/192kHzでは高域にノイズが乗る。ノイズがなくなるまで落としていくと96kHz位になってしまう。この差は大きく、音の鮮度が落ちたようなベールを1枚かませた音になってしまう。ジッターが影響しているのだろうか...
一方foobar2000ではASIOの専用ドライバを組み込んでも48kHzまでしか認識しない。内部でアップサンプリングされているのか?
DSDネイティブの再生どころか、このような中途半端な状態なので、これからじっくり取り組んでいきたいと思っている。


入力系が充実している本機でもアナログRCAの入力は無い。RIAAの接続環境が必須なので、前回より少しだけ高価なA/D変換機を購入した。これは結構イケていて、音のやせ細りが少ないと感じた。

TEACは先日経営破綻したギターのトップメーカー米ギブソン社の子会社となっている。この後、影響は出ないのだろうか?
日本の優れたオーディオメーカーが投機目的やM&Aなどに翻弄される事が無いよう願っている。




USB-DAC①の交換

2018-06-12 22:18:00 | オーディオ

ハイレゾの音がどんなものか1度は聞いてみたいと思ってハイレゾ対応のUSB-DACを購入してみた。FOSTEXはスピーカー関連のメーカーと思っていたが、このようなオーディオ機器も作っていることを知った。まだDSD音源は聞けていないが、音は粒立ちが良く、緻密な音がする。低域も締まっていて全体的に定位が良く歯切れのいい音がする。こうなると他2台のDACも変えてしまいたくなる。


ただ、使用していたDAC-01Aが見ての通り、入力アイテムが豊富で、USBとCOAXIAL、TOSLINKが1つづつに加えてアナログRCAが入出力で2系統づつある。このアナログ入力が貴重で、価格帯が競合する他機種ではなかなか備えている機器がない。このHPA8を選択したのはその理由も大きい。


デジタル入力にはそれぞれUSBにPC、COAXIALはCDプレーヤー、TOSLINKはIPOD-DOG、アナログはフォノイコライザー経由でターンテーブルを繋いだ。アナログが1系統しかないため、あぶれた機器はチューナーとなる。


チューナーは殆ど聞くことがないので無理に繋がなくても良いのだが、あるからには繋ぎたくなるのが性、アナログ→デジタルの安価な変換器をアマゾンで購入してTOSLINK2につないでみるときちんと音出しができた。


35年前に購入した古いチューナーに簡易室内アンテナなので感度はイマイチ。今はFMアンテナを物色中、こうしてどんどん泥沼にはまって行くのである。




LUXMANのトーンコンとDIATONEのクロスエッジ

2018-05-17 23:02:00 | オーディオ

LUXMANが1977年に発売したラボラトリーリファレンスシリーズ用に設計されたトーンコントロールアンプを入手した。


他に同シリーズのプリアンプとパワーアンプを持っているので、是が非でも欲しかったトーンコントロールに特化したアンプ。


外観はあまり良い状態ではなかったが、内部は若干ハンダの劣化が見られるものの比較的きれいで接触不良も殆ど無い状態であった。
最近ではオークションで故障品(ジャンク品)であっても人気商品は結構値がついて、以前のように格安でゲット出来ることは皆無に等しい。
想像するにジャンク品を買い集めた中古販売業者が修理をして高値で再販するという構図があるのかもしれない。
逆に考えれば故障した製品も高値で売却できるというメリットもありそうだ。


これでLUXMANの5M21、5C50、5F70と3部作がそろった。なんと当時の価格でしめて486,000円、これにグラフィックイコライザーの5G12を加えると631,000円のスペシャル価格。当時の大卒の初任給が約10万円で現在が20万円、その差が約2倍と考えると、今では100万円にもなる驚きの価格。
もっとも現在ではアンプ単体でも100万円を超える製品はザラにあるから驚いてもいられない。
残念ながら5G12は殆ど市場に出回らないので入手は極めて困難。

音はトーンコンにより低域の量感を増すことが出来、ラックストーンの艶やかさに加え、少し荒削りな所も作り出すことが出来る。
さらにルームアコースティック機能により、音場感も広がった気がする。どちらかといえばクラシック向きな優等生ぽい音を様々な音楽のジャンルにも対応出来る機能を持った機器と言えそう。


 
DIATONEのスピーカーは音がいい!昔からよく言われた通り、実際歯切れが良く低域が締まっていてジャズやロックを聴くならDIATONE、そしてSANSUIのアンプとベストマッチで当時随分人気を博したものだった。


そんなDIATONEの古いスピーカーには耐久性を高めるためにウーファーのエッジに繊維を練りこんだ特殊なエッジを採用していた。
しかし、このビスコロイドという素材が経年により硬化して、コーン紙が動かず低域の出音が鈍るという現象が起きてしまった。
その為、残念ながら古いDIATONEのこのクロスエッジを採用したスピーカーの中古相場は総じて値崩れしてしまった経緯がある。

2年ほど前にネットでこのエッジを軟化する薬剤を入手し、丹念に塗り込むと軟化し、低音もそこそこ出るようになった。

先日暫らくぶりにエッジをチェックすると、部分的に硬化している個所が見つかったので、余った薬剤を再塗付した。これにより、エッジが再び軟化してコーン紙もかなり動くようになった。暫くの間エージングで低音が増量しているか見極めたい。

アンプの故障~交換

2018-05-11 22:41:00 | オーディオ
  
パワー感たっぷりでグイグイ聞かせてくれるオールドSansuiのAU-7700がついに故障してしまった。
草食系の他のアンプに比べて音が硬くて男気があり、大変お気に入りだったので非常に残念。

  
外観も漆黒パネルにアルミ無垢のツマミはオールドSansuiならではのマニア心を擽るデザイン。ある日普通に聞いていたら突然スピーカーが壊れてしまうほどの大ノイズが発生、素人で何とかできるレベルではないと判断し、即刻取り外すことに。

  
本当に気に入っていたので、修理も視野に入れてSansui専門の修理業者にネットで見積もりを依頼した。メールのやり取りで症状と入手時期を聞かれ、ノイズの状況と数年前にオークションで購入と伝えると、修理は5~6万円かかり、直してもまたすぐに他の箇所が故障する可能性が高いとの返事。ハッキリ言って寿命だと体よく断られている感じ。長く使っていて愛着があり、何としても直して使いたいというユーザー向けの修理業者なのだなと思った。

  
そこで代替機として着目したのがNECのA-10シリーズ。リザーブ電源という強力な電源を採用していて、濃厚な中低音を聞かせる今も人気が衰えない昭和の名器。若干高めの買い物ではあったが、オークションで実用機を入手した。

  
NECがオーディオ業界に参入する目玉として開発された採算度外視の物入りアンプで、重量は25㎏もあり、内部は強力なトランスとコンデンサでほとんどのスペースが占められている。見ての通りAU-7700とほとんど同価格帯にも関らず、内部の作りが全く違う。作れば作るほど赤字になるというのも頷ける。
入手したアンプはそのタイプⅢで、実用機だけあって寸前まで使用されていたらしく、ガリなど接触不良もなく内部もきれいな状態であった。

  
「音」は素晴らしいに尽き、低域がボンつかず締っていて良く出る。中域はホーンやボーカルが厚く前に出る。高域はガサツでも雰囲気がある。全く持ってハードバップにぴったりの音質でjazz好きには堪らない。豊かで深い低域はトランスの容量に比例すると言われているが、まさにそれを実感した。
このアンプを聞いてから好みの路線が変わった。というよりSaxophoneで言えばStan GetzやZoot Simsのソフト路線に比べてPepper AdamsやGerry MulliganのBaritoneSax、Sonny Rollins、Johnny GriffinなどいったゴリゴリのTenorSaxの良さが判ってきた。

ツィーター

2018-03-18 19:55:00 | オーディオ

   
年を取ると聴覚の機能が衰えて高域が聞こえにくくなるらしい。JAZZを聞いていると特にシンバルのカーン、カーンとかシャーン、シャーンといった金属的な音が欲しくなり、ついついスーパーツィーターを追加したくなる。

  
さすがに直付けだと、低い音がもろに入ってしまい、ツィーターが壊れてしまうのでフイルムコンデンサーをかませている。

  
3ウェイのマルチアンプに接続したミッドホーンドライバーはチャンネルデバイダーでカットオフされているので、パワーアンプを直付しているが、当然のことながら調整はクロス/OCTの数値より聴感を優先している。

  
FOSTEXのホーンツィーターはずっしりと重く金属音がキレイだ。

   
一般的にホーンツィーターは能率が高いのでアッテネーターを入れたりもしている。

   
40年前の古いスピーカーでもスーパーツィーターを載せ、調整がうまくいくと素晴らしい音を出すことがある。音像が明確になり、低域も締り全体的に新しい音へと変貌する。

   
これらのツィーターの置台はほとんどが自作で見栄えは悪いが簡単に作れるし、使用上特に問題はないようだ。

   
さすがに既製品の筐体は木目がキレイで自作品の比ではない。

   
バナナプラグやYラグに熱収縮チューブを絶縁に使ってターミナルに接続。

   
古いPIONEERの小型マルチセクトラルタイプのツィーター。経年劣化は否めないが、まだまだ現役で鳴ってくれそう。

   
SONYのスピーカー本体にTechnicsのツィーター、喧嘩もなく良く鳴ってくれている。(笑)

   
PA用のドライバー、能率はかなり高いようだが、パワーアンプを管球にしてチャンネルデバイダーできちんと制御できればサックスやトランペットなど管楽器は結構いい音がする。ただ、ホーンの宿命か、ピアノは今一つの感。ヴォーカルにハリを持たせるとピアノが歪むし、そこを抑えるとヴォーカルが引っ込むという具合にジレンマに陥ることしばしば。

   
ピアノブラックの筐体が美しいONIXのリボン型ツィーター。