キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

1年前の石アンプ空間

2017-03-11 00:32:00 | オーディオ

 

1年前のトランジスタアンプ類。試験的にいろいろやってみたくてお手軽マルチアンプにも挑戦した。アメリカHarmanKardonのパワーアンプ3台とMarantzのパワーアンプ2台でそれぞれ3Wayと2Wayのマルチアンプを組んでみた。3WayのチャンネルデバイダーはTRIO製、(右上)2Wayは雑誌付録のFOSTEXを使用。SPは3WayがPioneerのトールボーイにホーンスコーカー+Fostexスーパーツィーター、2WayはフランスJm-Labのトールボーイ(現Focal)にLow・Highのマルチアンプ接続としていた。
下段は左から真空管プリ、同じく真空管プリ、下Phonoイコライザー、SPセレクター、上USBDAC、下真空管ラインアンプ。最下段左LUXMANプリメイン、CECのCDP。



  
HarmanKardonのパワーアンプは発売時10万円で100Wのパワーを誇る過去にスゥエーデンの国営放送でも採用されたコスパの優れた良いアンプ、かのJBLスピーカーを鳴らす標準アンプともいわれた。漆黒の無表情の面構えに赤いPランプ、電源投入時のポップ音が気になるが質実剛健の丈夫なアンプ、スリムでも重量は13㎏ほどある。アイドリング電流がずれていたのか1台だけかなり発熱するアンプがあったので、半固定ボリュームを調整したら発熱が収まった。本当はテスターで電圧測定をしながら規定値に調整しなければならないのだが...

  
Marantzのパワーアンプはかつて安価で音が良いとの評判がネットで流れ、マルチアンプ入門派に流行った経緯がある。全体的に作りはチープだが、ドイツWBC社製のSP端子やインレット式ACケーブル等要所ではピュアオーディオを意識した作りにはなっている。安くて軽く発熱もないのでマルチアンプの入門にはうってつけ、それなりの音がするので現在も手放せないでいる。

  
古いTRIO製のチャンネルデバイダー、作りはしっかりしていて良かったのだが、何分古い機器なのでホワイトノイズが多く、手放してしまった。その後パッシブ型のマルチチャンネル用のアッテネーターを経て現在PA用のチャンネルデバイダーを使用しているがこれもノイズが多く辟易している。バランスとアンバランスの変換用コネクターが原因という説もあったが、ケーブルをバランスにしても改善されなかった。


オーディオ不調

2017-02-22 22:11:00 | オーディオ
  
ヤフオクで売却した中華製管球式プリアンプがホワイトノイズとボリュームガリでジャンク品で出品したにもかかわらずクレームがついて返品となってしまった。ボリュームのガリは確かに出ていたがノイズはプリとパワーの間にパッシブアッテネーターをかませていたので特別気にならなかった。
中を開けてみるとどうも基盤実装のボリュームにハンダ割れがあるような気がしてボリュームの交換を試みてみることにした。マルツオンラインでシャフトの違う2種類50Ωの2連ボリュームを発注した。

素人判断の上に最も苦手とするハンダ付け、ネットでボリュームの交換手順を探すが的を得たものがなかなか見当たらない。仕方なくそれらしい配線方法に沿ってハンダ付けしてみた。1回目両側からブーンとノイズ、2回目左チャンネルはボリュームが効いてよくなっているが右チャンネルは鳴りっぱなし。ここで1個目のボリュームの端子はハンダまみれでドロドロ状態。めげずに2個目のボリュームの接続を試みる。INとOUTのLRはマニュアル通りに取り付けられるがGNDの接続がどうしてもわからない。2個目のボリュームもドロドロになったところで完全ギブアップ。やはり自分には電子工作は無理であった。

  
マルチアンプのLOWで使っていたサンスイのパワーアンプの左チャンネルが歪んできた。
スピーカーを左右交換したりチャンデバの故障も疑ってみたが原因はどうもアンプのようだ。
ただ、症状が出る時と出ない時があるので、現在LOWからMIDにアンプを交換して様子見の状態。

中を開けてみるがさっぱりわからない...(笑)

  
古いアンプだしDC構成ではないようで相当な熱を持つため、トランジスタやコンデンサが劣化したのかもしれない。音質はサンスイ独特の押し出し感のある低音が魅力。これらの20キロ級のアンプを膝をついて移動していたら膝を痛めてしまった。



オールド山水プリメインアンプ

2017-01-23 23:24:00 | オーディオ
  
暫くの間、真空管の音を「シングルはパワーはないけどキレイな音色だなぁ」とか、「プッシュプルは真空管の割にはパワーがあるなぁ」とか漠然とした印象で聞いていた。そんな中、オールド山水のアンプを目にする機会があり、その質感に魅力を感じた。精悍なブラックパネルにいぶし銀のようなスィッチ類、その質感にすっかり魅入ってしまった。動作品のプリメインアンプをオークションでを落札して音を聞いてますます虜になった。真空管のマッタリとした音色に(あくまでも自分のシステム上の話です)どっぷりと浸っていた感があったので、ソリッドステートの低音のキレがありスピード感のある音にすっかりとはまってしまった。それでも40年も前のアンプだし、鳴らしているスピーカーも古いものなので、現代のものに比べると当然古臭さい音なのだろうが、今の自分の耳には新鮮に感じた。

   
球アンプ群の中で唯一の石アンプ、この後トランジスタアンプが勢いを増して勢力図が塗り替わることに...

管球式アンプ

2017-01-16 21:59:00 | オーディオ

  
オーディの復活を目指した時に一番聞きたかったのは真空管の音色だった。真空管は独特の雰囲気を持っている。「暗くした部屋にほのかに灯る真空管の明かり、ストレートウイスキーを舐めながら聴くJAZZボーカル...」これが私の理想とする真空管の世界だ。
300Bや2A3等の銘球アンプは中古でも高価で手が届かないけれど比較的買いやすい価格帯のものを中古で買い集めた。

EL34(6CA7)プッシュプルのアンプは中国製のYAQIN、巨大なトランスで重量は20㎏近い。EL34が元気で力強くジャンルにこだわらないオールラウンドな音を聴かせる。低音が少しブーミーで音の色付けがある感じ。新品購入後、間もなく3番の球が立て続けに2回切れてしまった。交換後のバイアス調整でその後不具合は出ていないので故障ではなさそうだ。現在SUMTECHのSPセレクターでTechnics7(低域36㎝)につないでいる。

  
PCは富士通のLIFEBOOK、チューナーは35年前に購入したド派手なイルミのMarantz。現在でも問題なく機能している。

  
ターンテーブルはTechnicsのフルオート。実は会社の上司から使わないからと言って大量のレコードと一緒に頂いたもの、15年も前の事なのでこちらも使うはずもなく押入れにしまいこんでいた。数年前に整理で古いカセットデッキやCDPなどと一緒にハードオフに持ち込んだ。
ところがこのプレーヤーだけは回転が不安定なのでタダでも引き取れないとのこと。仕方なく持ち帰えり暫く放置していたが今回オーディオ復活に伴い、引っ張り出して分解してみた。盤面の通常のツマミでは確かに回転の調整がままならない、が、ターンテーブルを外すとそこにも調整ツマミがある、これを回すと回転が安定しだした。また、接触不良により音の途切れがあったので、配線箇所に接点復活剤を施して内部を清掃した。これらにより今ではすっかり蘇り、我が家のオーディの一員として活躍している。

  
カートリッジはDENONのDL103をYAQINのフォノイコ+ortfonの昇圧トランスを介してつないでいる。DL103は本体重量があるので、通常のウェイトではバランスが取れない。ネットで追加ウェイトを購入してアームに取り付けることでバランスをとることができた。ortfonの昇圧トランスも35年前に購入したもの、当時MICROのDD7にMC10をつないで聴いていた。今回PHONOを構築するに当たり、押入れを探して運よく見つけることができ、取り付けしたところちゃんと音が出た!
ただ出力が少し弱い感があるので今度はortfonのMC20を入手してみたい。シェルもortfonでこれは新品で購入、持ち手の部分が上へ湾曲しているため、ダストカバーを閉めると接触してしまう。最初そのことを知らずにオートリターンでアームがリフトアップした際に、ダストカバーに接触して針飛びによる大爆音!危うくカートリッジをダメにするところであった。
今は写真の通りゴムのダンパーを挟みカバーを浮かして使用している。
予備のカートリッジは30年前に購入したAudiotechnicaのMC、線の細い繊細な音がする。どちらかというとclassic向きか?


  
CDPはCECのエントリーモデル、安価な割にRCA、オプティカル、コアキシャルの他に高級機に限定されるバランスケーブルが接続可能な事とD/Aコンバーターの質が良いなど評価が高かったので中古で購入した。
2年ほど前ここのメーカーのプリメインアンプを2台所有していたが、1台はボリウムのガリがひどく、もう1台は中古で購入後半年で片チャンネルがイカれたので手放した。今は2台あるCDPは故障なく使えている。
 
  
中央奥は中国製の6P1のプッシュプル、ネットで新品を購入。プッシュプルなので音は力強い。SPセレクターで古いDIATONEのフロア型(低域30㎝)につないでいる。SPセレクターはBTL対応でも真空管は使えないとなっているが特に問題なく使えている。

  
アンプが増えすぎたのでRCAセレクターやSPセレクターをつなぎまくっている。RCAセレクターはLUXMAN、余計な接続物が多いと音が劣化するといわれているも、私の駄耳ではそれほど気にならないし、仕方ない事と割り切っている。
青色LEDが中華DAC。右のステン製は三栄無線のKT88(エレハモ)シングルで繊細なきれいな音がする。これは36年前に購入したONKYOのフロア型(低域31㎝)にSPセレクターでつないでいる。
左下の黒いカバー付はネットから新品で購入した台湾製の6V6シングル。200V仕様なのでステップアップトランスをかませている。コンデンサ、ボリュウム、トランスなど内部部品はオーディオグレードのものが使われているらしく、安価な真空管の割に結構良い音がする。これは6P1と対でDIATONEのフロア型(低域30㎝)に接続。

  
左がエレキット6L6GC(中国)シングル、右もエレキットKT88(サンバレー)シングル。6L6GCが三栄無線KT88と対でONKYOのフロア型に、エレキットKT88はサンスイのバスレフ型ブックシェルフ(低域21㎝)にそれぞれSPセレクターでつないでいる。

  
RCAケーブルはBELDEN8412がメイン、スピーカーケーブルはMonstercable、Audiotechnica、KANAREの低価格帯のものを主としている。


ニアフィールドシステム

2017-01-06 22:23:00 | オーディオ

  
最近はPCオーディオなるものが主流で30年前のレコードプレーヤーやカセットテープなどに変わり(レコードは最近また復活している)USB-DACなるものを介し、PCにインストールした音楽再生ソフトで音楽が聴けるという大変便利な世の中になった。PCの他にネットワークプレーヤーなどLAN経由で保管した音源データを再生する機器もある。これらはハイレゾリューションと呼ばれる超高音質の音源再生にも対応しており、現在急速に普及しているようだ。ただ、自分はこれらの機器をネット環境のない実家に置いているため残念ながらハイレゾには対応していない。まあ、大昔の機器が多勢を占めるシステムだし、部屋もただの11畳和室なので、今以上の高音質な音源は再生できたとしても結局無駄というのが本音。i-Tunesで購入したmp3でも十分楽しめている。原音再生やより高音質を求める世で言うオーディオマニアとは完全に一線を画している。言ってみればただの懐古趣味のガラクタ収集家ということか...

  
ニアフィールド用のこのシステムはノートPCのメインがDynabookでi-Tunes(WASAPI)、サブがDELLでfoobar2000を入れている。NASはIO-DETAのLAN-DISK(1TB)をバックアップ用と併せて2台、全てのシステムと有線でつないでいる。無線LANも試みたがルーターが安物のせいか音が途切れるので使い物にならなかった。当初、結構ノイズが乗っていたのでLANケーブルは全てカテゴリ7に交換して現在は気にならない程度で落ち着いている。Dynabookは中華DACへUSB接続、DELLはONKYOのND-S1000へUSBでつなぎ、そこからオプティカルで中華DACにつないでいる。再生ソフトのMediamonkeyはどうも使い方がよくわからない。何度か試みたが挫折してしまった。

  
LUXMANのプリメインアンプは30年前に新品で購入したもので、3年ほど前にランプ切れやノイズが入るようになったのでLUXに修理に出したところ、なんと39,800円の請求が来て驚いた!さほど高価でもないアンプ(購入当時は自分には高価だったが)なのでちょっと損した気分に....メーカー曰く「全体を点検補修しておいたのでこの先も長く使えますよ」とのことで仕方なく納得。TEACのネットワークCDプレーヤーは2年前に新品で購入、当初ネットワークに入れてオーディオプレーヤーとして使っていたが、どうも使い勝手が良くない。IPアドレスを振っても認識したりしなかったりで不安定な上に、他にPCを1台起動してネットワークに入れないと認識しない。また、付属のアプリでスマホをリモコン代わりにするTEACのアプリも使い勝手が良くない(検索機能が使えない)、最近ではもっぱらCDプレーヤーとしてしか使っていない。TEACのサポートにも電話してみたが的を得た回答は得られなかった。全部で3台ある中華DAC、サンプリング周波数が192KHz、24bitなのでハイレゾには非対応だが何せ多機能でコスパ抜群!我が家では大活躍だ。入力がRCA2系統、USB1、オプティカル1、コアキシャル1と多いこと、出力は真空管とOPAMPのRCA2系統で、それぞれ交換をして楽しめるのが良い。また、ヘッドホンジャックもあるし、内臓のDIPスイッチでボリュームも外部出力に反映させることができるなどプリアンプとしても使え、私程度のオーディオ初心者へならお薦めの逸品だと思う。私はこのDACを3台ともステップアップトランスで120Vに昇圧して、真空管6N3を中華製からロシア製へ、そしてOPAMPはBurr-BrownのOPA627AUを2個 DIP基板を介して交換している。脚も貧弱なので金属製のものに交換した。

  
SPは手前がPARC-Audioの10㎝フルレンジwoodコーン+ONIX外付ツィーターをELEKITの真空管6BM8で鳴らしている。このツィーターはホーン型と違って自己主張が強くないためフルレンジの高域の補填を自然に行ってくれるのでニアフィールドで弦やボーカルなどに合っているいると思う。
奥がDENON突板仕立ての美しいキャビネット16.5㎝ウーハとツィーターとスーパーツィーターにネオジゥムを採用したバスレフ型3ウエイSP、LUXMANのプリメインSP1で鳴らしているが、音はそれなりで可もなく不可もなく。

   
ターンテーブルはVictorのフルオートプレーヤーにOrtfonの廉価版MMカートリッジを使用、CambridgeAudioのフォノイコライザーを介している。どういうわけかアナログを聴いているとうたた寝してしまう癖があり、フルオートプレーヤーに常日頃助けられている。アナログディスクのデジタル化にはONKYOのUSBデジタルオーディオボードでPCに専用ソフトでWAVで取り込みALACに変換してNASに落としている。PCオーディのとっかかりがi-TunesだったのでアナログやCDの取り込みはいまだにALAC、果たしてどうなのか?とも思うが面倒なのでそのまま現在に至っている。

  
裏面がごちゃごちゃしている。基本RCAケーブルはBELDENの8412を使用、一部OYAIDE、カナレ、タチイも使っている。USBやオプティカルケーブルはオーディオクラスのものをネットで入手(安くて見栄えがいいもの)、同軸ケーブルは理由はないがモガミが多い。