最近、家では寂しくしているので休みの日は健康の為山へ行くか実家でAUDIOを弄っている。
暫く夏風邪に悩まされていて友人のО君にも声をかけていない。
鈍った体をどうにかせねばと独り重い腰を上げる。
もしかしてお盆の期間中なので登山者も多いのでは?
迷った末に国見温泉から駒ヶ岳に登ることにした。
ところが仙岩峠に差し掛かる頃から密度の濃い霧雨、間欠ワイパーでは間に合わない状態になってきた。今日は晴れとタカをくくっていたので本格雨具は持ってきていない。仕方なくUターンして先日も登った乳頭山に登ることにした。
田代岱に着くと山頂はガスに覆われていて小雨交じりの状態。岩手県側は雨雲の中でこの雲が風で流され時折雨となるようだ。頂上も雨模様だし人が居た小屋もスルーした。
踵を返して分岐から人の居なそうな大白森方面の湿原で昼食をとることにした。
ところがどうもこの頃からお腹の調子がおかしい...ヤバイ!人から遠ざかるように場所を探しながらひたすら木道を走るように進む。
200m位行った所で木道の脇にちょうど窪みになっていて死角になる場所を見つけた。ラッキー!間一髪間に合った!神にはまだ見放されていないようだ。
昼ご飯は結局食べられず、ビールを飲んだのが災いしたのか2度目の腹痛が襲ってきた。青ざめた顔で木道を走り回る自分が情けない...でも周りに人が居なくて本当に良かった。
人が多い北アルプスや富士山は絶対無理!とつくづく思ってしまった。
そんなことでしばらく時間が経つと晴れ間が覗くように。日差しで木道を覆う草葉も乾いてきたし、お腹の具合も収まったので頂上へ向かった。頂上では数人の先客がいたが全体を通してお盆休みの割には予想外に登山者が少ない印象。
雲の中にぽっかりと見える田沢湖が美しい。帰りに回った湖畔のキャンプ場にはテントがたくさん建ち、キャンパー達が夕食の支度をしていた。ここのオートキャンプ場はロケーションが良くお気に入りのキャンプ場の一つ。
帰路は黒湯側へ降りた。途中にある一本松温泉、手を入れたら結構熱かった。
今年は例年より涼しいと言われているが、今日はとても暑く感じてバテバテの状態。日頃冷房の効いた部屋でじっとしているので体温調整機能がうまく働いていないのかもしれない。
この日チリィーンチリィーンと鳴る熊鈴のデビュー。登りは快適でも下りは振り子状に揺れてザック底部に入れたチタンコッヘルの尻をカッツゥーンカッツゥーンと叩く。
熊鈴はかえって熊を寄せるという人もいる、本当のことはクマに聞かなきゃわからない。(笑)
この後お腹の調子が急転直下となり、この先の木道脇がキジ撃ち場となる。(木道からは見えない場所なのでご心配なく)
あまりの暑さにTシャツ、ショーパンスタイル。メッシュTシャツMarmot、ショーパンはTERNUA。
すれ違うほとんどの登山者は長ズボン長袖の出で立ち、中には雨具上下の人もいた。
タイツはこの日デビューのC3Fit、前立てがあり便利。焦って脱ぐときはさらに便利。(笑)
この日膝も全く問題なく歩き通せた。タイツのせいかは不明だが少し自信がついた。同じサポートタイツでも出始めの頃より性能が進歩しているせいかもしれない。
ショーパン+タイツスタイルは長パンツよりは涼しげでいいが、やはり靴の中に色々なものが入ってしまう。タイツ専用のストレッチ素材のスパッツがあればいい。
mont-bellでSchoeller生地のがあったが、トレランなどのシューズ用で長さが足りない。登山靴用がもし出ているとしたら購入したい。