最近導入したUSB-DACにAES/EBUコネクタがあり、現在使用
しているCDプレーヤーにも同様のコネクタがあったので、
より音質がいいと言われている同規格のデジタルケーブルを
入手してみた。このコネクタはプロ用機材によく使われていて、
スタジオなどでケーブルにつまづいて抜ける事が無いように
ロックがかかるようになっている。
同じデジタルケーブルでもCOAXIALは75Ω、こちらは110Ωで
その差がどこにあるのかは知らないが、BELDEN製の別種類で
長さの異なるケーブルを2本購入した。
まずはFOSTEXのHP-A8。44.1kHzの4倍オーバーサンプリング
なので机上では176.4kHzで再生されているはず。
CDプレーヤーはCECのCD3300R。比較的安価なモデルなのに
アナログはRCAに加えてXLRを装備、デジタルはCOAXIAL、
TOSLINKの他にAES/EBUコネクタも装備されていてコスパは抜群だ。
つづいてONKYOのDAC-1000。こちらにも同様のコネクタが装備
されている。ネット上の口コミを見ると総じてXLR端子の音質の
優位性が語られている。
CDプレーヤーは同じくCECのCD3300でこちらは上記機種の1つ前の型、
両機器とも一つのリモコンで操作できるので便利。
こちらはBELDENの15㎝長がジャストサイズ。肝心の音質は
中国製のOFC製COAXIALケーブルに比べ明らかに低域が前に出る。
セレクターで瞬時に替えられるので駄耳でも明らかな違いを感
じることが出来た。ただ、HP-A8の方は違いを感ずることはできなかった。
ケーブル類で音が変わるというのはプラシーボ効果の指摘もあり、
賛否両論オーディオ界の永遠のテーマとなっている。ケーブルだけで
数十万円という驚異的な価格のものも存在し、そんなケーブルに合わせて
コンポを組むとなるとおそらく数千万円クラスのシステムになるであろう。
我々庶民とは全く異次元な話なのだが、街の本屋でAUDIO雑誌に目をやると
それらに匹敵する機器のモニターが数多く載せられている。
(アンプ1台100万円、スピーカー200万円なんてザラ)
そんな高価な機器が知らないところで結構売れているのかもしれない。
1度はそんなハイエンドのオーディオシステムを聴いてみたいものだ。