最近、レコードを聴き始めている。
暫くPCのデジタル音源ばかり聞いていたので、ノイズや歪があってもすごく新鮮に感じる。
アナログプレーヤーは3台持っていて全て昔のフルオートプレーヤーの普及機器。
そのうちの1台がこのビクターQL-Y33F。
数年前に程度の良い中古を購入してここ最近は結構活躍していたのだが...
カートリッジをMM、MCと交換して楽しんでいた。写真はDENONのMCカートリッジDL-103。
フォノイコライザーは最近までオーディオテクニカのAT-PEQ20を使用していて、MMと
MCを切り替えて聴いていたが、少し物足りなさを感じて昇圧トランスにDENONのAU-305
を導入。この昇圧トランスはどうもDL-103専用らしく、OrtfonのMC10などではゲインが
足りなくアンプのボリュームが普通に12時位になってしまう。
ならばとフォノイコライザーもMM専用の普及機、ケンブリッジオーディオに交換してみた。
これが結構ジャズ向きでなかなか濃い音がする。
結局カートリッジはDL-103(MC)とF150MkⅡ(MM)を交換して聴くことに落ち着いた。
ストレートアームのヘッドシェルの規格も基本ADCのはずでも挿入部の突起の位置が
違うものがあり、これらは互換性が無い。ヤスリで無理やり削ってはめ込む強者もいるが
アーム側の突起を痛めてしまっては元も子も無いのでそれぞれ別のシェルを入手した。
QL-Y33Fは突起が下側についているタイプ。(左側)
そのQL-Y33Fも昨日突然異音を発しターンテーブルの回転が安定しない状態になってしまった。
裏面を開けてみても原因はわかるはずもなく、おそらくモーターの故障と推測する。
とにかく不思議なことにレコードを聴いていると眠くなる。というか、知らない間に
落ちてしまう?感じ。CDやPC音源はそうはならないのに何故?
なので、次に導入するプレーヤーも寝入ってもオートリターンしてくれるフルオートにな
りそう。(笑)
壊れた機器の代替機をオークションで探していると、ターンテーブルの回転以外は未確認
のジャンク品、ビクターのQLY-44Fを見つけ早々に落札。
驚くことに落札した翌日には自宅に届いて落札から配送までの速さに驚嘆した。
ターンテーブルさえ回っていれば経年による接点不良等は仕方なしと覚悟はしていたが
見た目は別として、運よく動作的にはほぼ問題なしの完動品であった。
全体の清掃と接点を磨いてセッティングすると、DL-103でなかなかの良い音がする。
あとはターンテーブルの錆とダストカバーの傷にお色直しを施して我が家に迎え入れたい。
残念だが、QL-Y33Fは部品取りとして放出するか、出来れば避けたい廃棄処分となる。
年を重ねるごとに物を物として割り切ることが難しく愛着が湧いてくる。
そして廃棄出来ない物達がどんどん増えて家中を占領し、気づいた時には取り返しのつか
ないことに...
そんなゴミ屋敷にならぬよう、少しつづつ断捨離をして終活に備えねばと思う日々が続く。
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