今年の正月は何をするでもなく、家でゴロゴロしていたのですっかり体が鈍ってしまった。
いよいよ外の空気を吸いたくなり、いつも当ても無い時に出かける渓谷へ。
去年は「秋田の冬景色」と題して雑誌に紹介されていたので多くの人が訪れていたが、
今年は週末にもかかわらず人気が全く無く静か。
この時期、例年より積雪が少なく気温も高め。少し歩いただけで汗ばんでくる。
誰も居ない静寂の中、渓流は絶え間なく流れ続けている。
暑いのでダウンは脱いで小脇に抱える。トップスのフリースはJackWolfskin。
ボトムスはGRIPSWANYキルトパンツで、暖かくて着心地が良くお気に入りだが、
前立てが無いのが難点。
殿渕から少し離れたところにある舟作まで新雪を歩く。新雪を歩く久しぶりの感覚が心地よい。
高齢の母親が長年独り暮らしで頑張って生活していたが、昨年ついに施設に入所することに。
本人が希望する自活の道を閉ざしたことについて、自責の念に駆られる毎日。
一昨年唯一の兄を病気で失った今、血縁者で相談する人もおらず、日々を悶々と過ごす。
岩から染み出す一滴の清水がやがてツララとなる。
短い時間ではあったが、静寂の雪景色を堪能した。
明けない夜は無い。やがて春が訪れることを願い帰途に就いた。
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