2016年4月14日と4月16日、熊本県益城町で震度7の地震を観測した。
2018年1月4日の熊日新聞の1面 『激震の体育館 住民守った判断』で
益城町町長の西村博則氏と都市計画課長の杉浦信正氏と健康づくり推進課長の安田弘人氏のことが掲載されていた。
1度目の熊本地震の後、益城町総合体育館には多数の住民が押し寄せてきて、アリーナを開放するよう声が上がった。
杉浦氏は、天井板が落ちる可能性、子供がステージに上がってしまう危険性、そして町長の判断だということを町長に告げる。
アリーナの後方部分は問題がないように見えたが、西村町長は住民へのアリーナの開放を断念した。
そして16日深夜の、二度目の震度7の地震。
1月4日の新聞には、二度目の地震で天井板や照明が落下した益城町総合体育館の写真があった。
この記事を見たときに私が思ったのは、町長の英断が正しかったということ。
2018年1月、夢で巨大地震の夢を見た。
東京湾から岡山付近まで
熊本も震度5ほど揺れた。
年末 ふすまにはまっているガラスにあたってガラスが割れた。
ひびが入った凶器のように変貌してしまったガラスを、軍手をして取り除いた後、小さな欠片を掃除機で吸い取る。
新しいガラスを入れようかと思ったけれど、思い直した。
百金からPPシートとステンドグラスシートを購入してきてガラスの変わりにふすまにはめ込んだ。
その最中に二回ほど、掃除機で吸い取れなかったのか、1mmほどのガラス片が手に突き刺さった。
たった1mmが突き刺さるなんて・・・
いつ起きるかわからない巨大地震。
熊本地震は夜中に起こったから、死傷者が地震の規模に比べて少なくてすんだと思う。
これが昼間だったら、ショッピングモールなどに出かけていた人達はガラスの破片で大怪我をしていただろう。
この規模の地震が都会で昼間起こったらどうなるのか?
高層マンションのガラスが、空から凶器となって降ってくる。
そして都会の駅にお店は多いけれど、自販機や公園、路上での駐車場が少ない。
地震が起こったら停電でお店は使えない。
熊本地震の時思ったけれど、地震から少し離れた場所にある自販機は飲み物が買える。
巨大地震が襲ったときにどこに避難するのか?
その地域のリーダーは、どこに避難させれば住民が安全なのか考えなければいけない。
住民の命に責任がもてるような決断ができるのだろうか?
最終的に決めるのは一人一人の決断なのかもしれない。