JRのホームで列車がくるのを待っていると、カラスが地面に舞い降りた。
何か食べるものを探しているみたい。
列車がきたのでカラスも飛んで行ったかとおもったけれど、外をみると1つ先のレールの上を探索していた。
普通のカラスだったら、たとえ2~3メートル離れていても列車が近づいてきたら危険を感じて逃げていただろう。
どうしてこのカラスは逃げなかったのだろう?
度胸が据わっているのか?
どこまで自分の身に近づいたら危険なのかが、カラスにはわかっているのかもしれない。
その日、自分でした仕事が立て続けにミスっていることに気付いた。
仕事は一人ではできない。
皆に迷惑をかけて申し訳ない気持ちだったけれど、叱責をうけながらもカラスの事を思い出していた。
失敗をしたとしても、命までは取られない。
危険な領域に、自分がたっているわけではない。
今回の失敗は、立ち直れないほどのダメージではない。
七転び八起きでまた立ち上がろう。
日に新たに。
明日はまた新しい風が吹く。
そう思って今日を生きる。
神様の使いは、人間の視点では物事をみない。
人間として、足をつけてみていたらわからなかったものが、上から見たらみえてくる。
人間は、ちっぽけな存在かもしれないし、宇宙ほどの大いなる存在かもしれない。
それに気付かせる。
1ケ月前に用事があって訪ねた家。
またいく事になり道を覚えていなくてうろ覚えで歩いていたら、カラスの鳴く声が聞こえてきた。
電信柱にカラスがいる。
気になって道を引き返して戻っていき、カラスがいた道の方を歩いていく。
確かグラウンドが近くにあったはず。少し思い出した。
そして迷うことなく家にたどり着く。
カラスが鳴かなかったら、違う道を歩いていて迷った事だろう。
黒い羽根のスピリチュアル。
貴方を守護しています。