そのあと、何百人もの人が、わたしの命が助かりますようにと祈ってくれて、優秀な医師達が体を、元通りにしてくれた。
きっと私はいい子だったんだと思う。
人の為になりたいという望みしかなかったから。
賞がほしいとか、お金が欲しいとかで活動していたわけではない。
いつも神様に祈っていた。
「みんなの力になりたいんです。その為の力をください」
神様は私がお墓に行くのを引き止めてくれた。
だから、今の私は第二の人生を歩んでいるようなもの。人々は神様に、私を助けてと祈ってくれた。
そしてわたしは助けられた。それには理由があるのだ。わたしには、第二の人生をかけて、みんなを助けるという使命がある。
わたしが撃たれたことや、わたしの身に起こったことを、人々が話題にする。
それはマララの物語、タリバンに撃たれた少女の物語だ。いまのわたしの物語ではない。