My Favorite 《ゴールデンイーグル&Sleeping lion》

私の好きな有名人、本、食べ物、ちょっと一言、感謝する事、etc

風をつかまえた少年  14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった

2013年07月31日 | 

リポーターは次のようなことを大統領に尋ねた。

「大統領閣下、食料不足のために国じゅうで多くの人々が飢え死にしつつあります。この状況にどう対処なさるおつもりですか?」

「餓死したものはまだ一人もいない」と大統領は答えた。

ニュースが終わると、父さんは首を振って、顔をそむけた。

「どうしてあんなことが言えるの、父さん?」とぼくは尋ねた。

「世の中には眼の見えない人もいる」と父さんは言った。「だけど、この人は見ないことを選んだのさ」

その日の午後、世の中とはどういうものなのか、突然、ぼくにもはっきりと見えた気がした。

どうして飢餓が起こることになったのかまではわからなかったけれど、これだけははっきりしていた。

人は誰でも自分のために生きている。

自分のことは自分でしなければならないということだ。

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風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった  ウィリアム・カムクワンバ

2013年07月30日 | 

ヒョウとライオンとおじいさん

「昔々、ある日のこと、二人の女の子がカスングからウィンベまで歩いていた。だけど、あまりに疲れて、途中で歩けなくなってしまった」

ぼくたちは膝をかかえて床に座り、一語一語一心に耳を傾けた。父さんは話をたくさん知っていたが、ヒョウとライオンの話は僕の好きな話のひとつだった。その話はその後こんなふうに続く。

「地べたでは寝たくなかったから、女の子たちはきれいで静かな場所を探した。で、暫くすると、偶然、あるお爺さんの家が見つかった。そのお爺さんは二人の願いを聞くと、こう言った。

”もちろん、ここで休んでいってかまわんよ。さあさあ、中にはいりなさい”

その晩、二人がぐっすり眠っていると、お爺さんは玄関からこっそり外に出て、暗い森へと歩いていった。そこにはお爺さんの親友のヒョウとライオンがいた。お爺さんは言った。

“友よ、おまえたちに美味しいごちそうを用意した。ついてきなさい”

“なんと、それはありがたい”とヒョウは言った。“すぐに行くとしよう”

お爺さんは二匹の友を連れ、森を抜けて家に向かった。ヒョウとライオンはもうすぐご馳走が食べられるということで浮かれて、楽しそうに歌まで歌い始めた。しかし、女の子たちはお爺さんが戻ってくる前にもう目を覚ましていた。

一眠りして元気になったらしく、さらに旅を続けようと、お爺さんには会わずに出発していた。ベッドを貸してくれたお礼を書いたメモを残して。

お爺さんはヒョウとライオンを連れて家に戻るといった。

“ここで待ってなさい。今、ごちそうを連れてくるから”そう言って、家に入ると、ベッドは空っぽだった。

二人はどこへ行ったんだろう?

お爺さんは不思議におもって探したが、見つからなかった。そこでようやくメモに気付き、二人がもう行ってしまったことを知った。外ではヒョウとライオンがしびれを切らしていた。

“おい、俺たちのごちそうはどこだ?”とヒョウが言った。

“俺達がよだれを垂らし

てるのが見えないのか?”

お爺さんは家の中から呼ばわった。“もうちょっと待ってろ。どこかにいるはずだから、探させてくれ”

女の子がいないことがヒョウとライオンに知れたら、かわりにお爺さんが夕食に食べられてしまう。

お爺さんの家の隅には飲み水を貯めておくための大きなかめがあった。

他に手立てがないと見ると、お爺さんはその中に飛び込んでかくれた。

待ちきれなくなったライオンがとうとう言った。

“もう待ちきれん。中に入るぞ!”

ヒョウとライオンがドアを壊して入ると、家の中はもぬけの殻だった。女の子もいなければ、お爺さんもいなかった。これで夕食がなくなった。

“おい、あの爺さん、おれたちを騙しやがった”とヒョウが言った。

“自分までとんずらしちまった”ちょうどそのときだ。ヒョウは甕からお爺さんのシャツの端がはみ出ているのに気づいた。で、黙ってライオンに合図すると、力を合わせて甕を引っ張った。

お爺さんはたまらず飛び出した。

“頼む、やめてくれ。わしの話を聞いてくれ”しかし、ヒョウとライオンは聞く耳を持たなかった。お爺さんはあっというまに食べられてしまった」

父さんは両手を打って、話が終わったことを示した。それからぼくら子供たちを見まわして言った。

「人を不幸にしてやろうなんて考えた時には注意しなきゃいけないってことだ。そんなことを考えると、不幸は自分に降りかかってくる。

いつも他の人の幸せを祈ることだ」

 

 ☆☆☆☆☆

人間は、人間を殺してしまうヒョウとライオンと友達になってはいけないんだ。

同じ人間をホロコーストにしてはいけないんだよ。 

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新しい芽

2013年07月24日 | Weblog

菅元首相が民主党の海江田代表から離党勧告を受けた。

ニュースを見ていたら、大河原雅子氏は公示直前二日前に公認候補を外されたそうだ。

党議に違反したのだから何らかの処分は考えられるが、党議以前に二日前に公認候補を外すという行為には人として疑問が残る。

 

今日電車に乗り中吊り広告をみていたら、今週のバカ  管直人とあった。

これだけ嫌われた総理も珍しい。そしてそれを本人も自覚している。

これだけ嫌われたら何も怖いものはないだろう。

 

菅元首相はこのまま民主党の中にいて、自分の本領を発揮することが出来るのだろうか。

自分のやりたいことをすることができるのだろうか。

テレビで見た顔は、イラ菅らしくイラついているようにも見えた。

そして眼光鋭かった。

菅元首相が、離党して新党を結成する為に動きだしたら…

三年後の選挙で野党の勢力はどのように変わるだろうか。

私は個人的には、菅元首相には政治家であり続けてほしい。

福島原発がどうなっていくのか。

放射能での人体への影響がどのくらい出てくるのか。

原発再稼働・再生エネルギー・発送電の分離。

福島原発事故時の首相であり、浜岡原発を止めた人だから、菅元首相にはことの成行きを最後まで見届ける義務がある。

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NHKの野望  「じぇじぇじぇ」

2013年07月23日 | 東北

会社で上司が時々「じぇ」、「じぇじぇ」、「じぇじぇじぇ」と呟いている。

それを聞いている私は、顔がにやけている。

周りの女性陣は何のことかわかっていない。

「じぇ」とは、NHKの連続テレビ小説あまちゃんで、岩手の人が驚いた時に使っている方言だ。

「じぇ」の回数が多くなるほど驚きが大きくなる。

会社で可愛い子が「じぇ」というのはわかるけれど、大人の男性が「じぇ」と呟くのは違和感がありすぎて、私には笑えてしまう。

NHKが今年の流行語大賞を狙っているのか、時々番組を見ていると何度も連呼されるようになった「じぇじぇじぇ」。

「アベノミクス」が流行語大賞になっても、被災地が潤うわけではない。

岩手に観光客が大勢訪れて、皆がいい気分になるのなら、私は今年の流行語大賞は「じぇじぇじぇ」でいいよ♪♪♪

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野党に喝だ!

2013年07月22日 | Weblog

大沢親分ではないけれど野党に喝だ!

選挙後の野党の党首の発言を聞いていると、議席を増やして満足して次は3年後と考えているのがわかる。

何をしてでも引きずり下ろしてやるという位のそんな気概がないと、次の選挙でも第一党になることはできないだろう。

 

政治や国会の仕組みに詳しくないからわからないけれど、内閣不信任決議案を提出したり、首相に対する問責決議案を提出することが出来るのではないだろうか。

 

所々に落とし所があることに気付いて世論を見極めて、効果的に攻めることが出来るかどうか。

ねじれていたから物事が進まなかったわけではないよ。

本気度が足りなかったせいだよ。

必ずしも数の力が正しいとは限らないんだ。

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福島の人達は何を考えているのだろう

2013年07月21日 | 東北

福島の参議院選挙で議席の当確が出たのは自民党。

なぜ原発推進をしている自民党を選んでしまったのか。

この結果は脱原発派にとって不可解で、どう受け止めたらいいのかわからない。

 

東電は課長職以上の管理職に10万円の一時金を支給する。総額で約5億円になるそうだ。

実質国有化されている東電。原発の損害賠償・廃炉費用でこれからどれだけの税金が投入されるか分からない状況の中で、なぜ自民党は黙って見ているのだろうか。

 

東京では脱原発派の山本太郎氏に当確が出ている。

福島での自民党の当確、東京での脱原発派の当確、どちらも民意であることに変わりはない。

だけどこれから先、福島はどうなっていくのだろうか…

福島の人達の本音を聞きたい。

 

復興する為に自民党を選んだのだろうか?

だけど自民党政権下でも、復興予算が被災地とは関係のないところで使われているんですが。

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阿蘇へようこそ! 有難うございます

2013年07月21日 | 阿蘇

3連休実家に帰ってお墓参りをした帰り、前の車を見ると宮城NOだった。

仕事で宮城に行ったことがあるからわかるけれど、熊本⇔宮城間はとても遠い。

フェリーに車を載せて、別府から来たのだろうか?

阿蘇は楽しんでもらえただろうか。

 

阿蘇は去年の7月12日九州北部豪雨で20数名が亡くなってしまった。

一年経ち山腹には鳥の爪で引っ掻いたような後に、緑が見えていた。

水に浸かった家屋は、平地になってしまったところも数多くある。

そして一年経った今でも仮設住宅で暮らしている人達もいる。

 

そういう状況の中で、阿蘇には観光客がたくさん訪れている。

都会では感じられない自然の空気感をゆっくりと味わってほしい。

美味しいものをたくさん食べてほしい。

 

もし東日本大震災で被害にあわれた方がこれを見たら、決して諦めないで欲しい。

規模は全然違うけれど、阿蘇で被害にあった方達も頑張って復興しているのだから。

ボランティアの方達もたくさん来て手伝ってくれたから、今の阿蘇がある。

被災者の方には、自分達の土地へたくさんの人達が来て喜んでいる姿を想像してほしい。

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動く投票所

2013年07月20日 | Weblog

図書館に本を返却しに行ったら、某センターに選挙公報と選挙の投票所・投票区域一覧表が載ったチラシが置いてあった。

はっきりいって引っ越してきて、初めてこの地域の選挙公報を目にしたわけで…

そのちらしに、指定病院・指定老人ホーム等での不在者投票と郵便等による不在者投票が書かれていた。

 

☆指定病院・指定老人ホーム等での不在者投票

都道府県選挙管理委員会の指定する病院、老人ホーム等に入院又は入院中の人で不在者投票事由に該当する人は、各病院、老人ホーム等で不在者投票を行うことができます。

☆郵便等による不在者投票

「身体障害者手帳」「戦傷病者手帳」「介護保険被保険者証(要介護5)」の交付を受けている人は、郵便等による不在者投票(在宅投票)ができます。

 

明日の選挙、投票率が低いと言われているけれど、実際の所は蓋を開けてみないと分からない。

20代の投票率が低いけれど、チラシの投票所の記載を見ると保育園・小学校・集会所・公民館などが記載されていて若い人が立ち寄りそうな場所ではないことがわかる。

日曜日若い人達は、買い物に行ったり、食事に行ったり、デートだったりするのかな。

移動には公共機関を利用して。

私の家の近くの駅には、市役所の出張所があるけれど、期日前投票も選挙の投票所にもなっていなかった。

 

今までの選挙、投票に行く年代順は、60代・50代・70代・40代・30代・20代だった。

これから数年後の超高齢化社会。

体が不自由になって自宅介護が必要になった高齢者や、老人ホームや病院に入院する人達が増えていき、このままではこの年代の投票率も下がっていくかもしれない。

このままの自分の足から投票所へ出かけていくスタイルから、投票所の方から投票したい人の所まで来てくれるようになる、そんな投票所カーのようなものが、これから先現れるのだろうか。

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私の一票

2013年07月18日 | Weblog

選挙前二週間をきったけれど、選挙のハガキが届かない。

前住んでいた所に電話したら、選挙権は前の住所地にあった。

宣誓書を送ってもらい、記入して返送。

速達で不在者投票用の書類が一式送られてきた。

シールが貼ってあり開くといけないので、そのまま現住所の選挙管理委員会(市役所)へ持っていき本日不在者投票をしてきた。

選挙管理委員会が、私の一票を前住所の選挙管理委員会へ速達で送ってくれるそうだ。

  

参議院議員選挙

一票に自分の思いをのせる。

政治に期待して何度も裏切られることもある。

政権公約を守らない党首もいる。

発言が軽くて行動が伴わない党首もいる。

それでも、何度でも自分の思いを一票に込める。

  

東日本大震災での復興が早く進むようにと。

原発を再稼働させないようにと。

高齢者が暮らしやすい街をつくるようにと。

日本がよくなりますようにと。

etc

  

自分の思いを込めて、それを実現させるにはどこの党を選べばいいのか。

自分なりに考えて投票する。

自分の一票が何かを変えていく力になると信じて。

  

東日本大震災後、福島の原発事故で誰よりも危機感を覚えた私は首相官邸にメールを送った。

首相が私のメールを見たかはわからないけれど、私が書いたことが実際に行なわれた。

私が、メールマガジンやブログを書くのは自分の力を信じているから。

アファメーションを言い続けて、すぐに実現するものもあれば時間がかかるものもある。

実現させる力、それはみんなが潜在的に持っているもの。

ただし、一回トライしてダメだったからといって一度や二度で諦めていたらいけない。

何度でも何度でも挑戦して。

 

そしたら誰かの思いと自分が繋がっていく。

大きな力になっていく。

 

自分の一票が何かを変えていく力になると信じて。

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「父は忘れる」 リヴィングストン・ラーネッド

2013年07月17日 | 

  そうなんだ、息子よ。手から書類が滑り落ちたのはそのすぐ後だ。吐き気がするほどの恐怖心に襲われた。なんという習慣に私はとりつかれていたんだろう。あら探しをする習慣、叱ってばかりいる習慣。ほんの子供のきみに、何という仕打ちだ。決してきみを愛していないわけじゃない。お父さんは幼いきみに無理な期待をしていた。大人のものさしできみを測っていたんだね。

  だがきみという人は、とてつもなく善良で、気高くて、純粋だった。この小さな胸は、広い丘の夜明けのように大きかった。私に思わず飛びついて、お休みのキスを力いっぱいしてくれたときに、それがわかった。今夜は他のことなんかどうでもいい。お父さんは今ベッドの脇へ来て、こうして暗がりの中でひざまずいている。恥ずかしさでいっぱいになって。

  きみにせめてもの償いがしたい。昼間こんなことを言っても、わかってはもらえないだろうが。だが明日から、お父さんは本当のお父さんになろう!もっと一緒に過ごして、きみが悲しい時には一緒に悲しみ、笑う時には一緒に笑おう。つい何かいいそうになったら口をつぐんで我慢する。おまじないみたいにいつもこう言っているよ。「この子はまだほんの子供じゃないか。ほんのおチビさんさ!」

  私はきみを一人前の男のように見ていたようだ。だが今こうして、くたくたになって小さなベッドの中で眠りこけているきみを見れば、まだほんの赤ん坊だ。つい昨日までお母さんに抱っこされて肩にもたれていたんだから。お父さんはそんなきみに、無理な注文をしていたね。

  

  カーネギーがその物語を取り上げたのは、日ごろつい自分のことを棚にあげ、他人を批評したり批判したりに明け暮れている私たちに気付きを促すためだった。

  同じものをここでもう一度、別の視点から読んでみようではないか。自分の間違いにようやく気付いた父親の話ではなく、幼い息子の無条件の肯定の精神が、父親を永久的に変えるほど大きな影響力を振るったという話として。

 

D・カーネギー 人を動かす2

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「父は忘れる」 リヴィングストン・ラーネッド

2013年07月16日 | 

「息子よ、聴いてほしい。いま目の前できみが眠っている。小さい片手がほっぺの下敷きになり、カールした金髪が汗ばんだおでこに張りついているね。お父さんはここへこっそり入ってきた。いままで書斎で書類を読んでいたのだけれど、後悔が押し寄せてきて、じっとしていられなくなったのだ。自責の念でいっぱいになって、いまきみのベッドの脇にいる。

 息子よお父さんは気が付いた。きみに腹を立ててばかりいたね。きみが学校へ行く支度をしている時に、顔をタオルでちょっと濡らしただけだといって叱ったし、靴を磨いておかなかったといってとがめた。自分のものを床に散らかしておいたといってどなりつけた。

朝ごはんのときも、だめなところばかり目に付いた。こぼしちゃいけないとか、もっとよく噛みなさいとか、テーブルにひじをつくんじゃないとか、パンにバターをつけすぎだとか言いどおしだったね。きみは遊びに行くときも、駅へ急ぐ私を振り返って手を振り、「いってらっしゃい、お父さん」と大きな声で言ってくれた。私は顔をしかめて、こう返事をした。「もっと背筋を伸ばしなさい!」

夕方も同じだ。家の近くまで帰ってくると、君が地面にはいつくばってピー玉で遊んでいる。見ると長靴下がやぶれている。お父さんは君を家へ引っ立てていきながら、友達の前で恥をかかせた。「長靴下は高いんだよ、自分でお金を稼いで買うんだったら、もっと大切にするはずだ!」信じられるかい、これが父親の言葉だなんて!

その後のことは覚えているかい?書斎で書類を読んでいたら、きみがおずおずと入ってきた。ちょっと悲しそうな目をして。仕事を中断されて苛立った私が書類から目を上げると、きみは入り口で立ち止まったままだ。「何の用だい?」と、とげとげしい声で聞いたね。

きみは何も言わなかった。だが走り寄ってくるといきなり私に飛びついて、首のまわりに腕をまわしてキスをしてくれた。細い腕が私をぎゆっと締め付けた。神様がきみの心に花開かせた愛を、ないがしろにされてもなお萎れない愛を私に注ぎ込むように。そしてきみは出ていき、階段をパタパタと上がっていった。

デジタル時代の人間関係の原則  D・カーネギー 人を動かす2

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命の重み  天使の……… 

2013年07月14日 | 東北

みのもんたの朝のテレビ番組の後、福島第一原発の元所長だった吉田氏が食道がんで亡くなったことをインターネットで知った。

吉田氏の死が意味するもの。

それは、私の中では原発事故の真実が闇の中に消えたということだった。

冷静に今思えば、彼には福島原発の廃炉作業が完全に終わり、また原発事故により放射能による人体への被害がどのくらいまで拡大するのかを、その目で見届けて欲しいという気持ちがあった。

でも彼は亡くなってしまった。

吉田元所長の死に対して、国葬にすべきだとか、国民栄誉賞を与えるべきだとういう話がネットに載っていた。

それを見た私は無性に腹が立ってきてしまった。

同じ命なのになぜ遠藤未希さんは、「特殊公務災害」にはあたらないのだろうと。

自分の命と引き換えに、大勢の命を救ったのに。

天使のような人なのに。

東日本大震災で、歴史的な原発事故も起こった。

フクシマフィフティ・自衛隊・消防・原発作業員が命をかけた。地震直後建屋を見に行って亡くなった東電職員もいる。作業中に亡くなった原発作業員もいる。原発事故が原因で亡くなった人もいる。

そういう人達と、国葬にすべきだとか、国民栄誉賞を与えるべき人物との違いは一体何なのだろうか。

同じ命をかけた人間同士なのに。

これは、誰かが意図的に流したプロバガンダなのだろうか。

遠藤未希さん・吉田元所長・事故で亡くなった原発作業員、表に名前が出てこない人達。

一人一人の命の重さは変わらない。

それぞれが、自分の役割を果たしてこの世から去っていったのだから。

亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

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命の重み  天使の………   

2013年07月13日 | 東北

みのもんたの朝のテレビ番組で、宮城県南三陸町の防災対策庁舎から防災無線で町民に避難を呼び掛け、大勢の命を救い津波の犠牲になった町職員遠藤未希さんの特集があっていた。

 

「一生懸命、最後の最後まで(住民避難の)放送をしていたから、未希に何かがあってもいいじゃないかと思う。お金じゃないんだけどね」

 

彼女の死は「特殊公務災害」という法律の枠組みの中には入らなかった。

 

 

「大津波が予想されますので急いで高台へ避難してください」

最大6mの津波が予想されますので、急いで高台へ避難してください」

はっきりとした声で、冷静に避難を呼びかける女性の声。

彼女の名は遠藤未希さん。

彼女の防災無線のおかげで、多くの町民が命を救われた。

彼女の声を天使の声だと言う人もいる。

遠藤未希さんのことが書かれているブログを見て、私は悲しい気持ちになった。

婚姻届を手に持って笑う未希さん。

震災が起こった年の9月には、披露宴を開く予定だったという。

 

YouTubeより町を救った南三陸町の防災無線遠藤未希さん

http://www.youtube.com/watch?v=M-neskB4FOc

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浜岡砂丘

2013年07月10日 | Weblog

車に乗って浜岡原子力館に車を走らせていると、その付近が白く霞がかかっているように見えた。

浜岡砂丘に車を停めて、砂丘へと歩いて行く。

砂の坂は、砂が柔らかくて靴が砂の中に埋もれて靴の中に砂が入ってくる。

もしかしたら、この柔らかい砂が霞の正体なのだろうか。

 

浜岡砂丘に立ち、右側を見ると幾つもの風力発電用の風車が回っていた。

ここは風が強いから、風車も良く回る。

澄んだ海は、岸辺に打ち付ける白波が大きくてとても綺麗だった。

海のすぐそば、左側に見えるのが浜岡原子力発電所。

 

6月26日 中部電力の社長は、浜岡原子力発電所の再稼働の意向を発言した。

浜岡原子力館を見学して、津波対策等をしていることを知った。

南海トラフ地震はすぐ来るかもしれないし、すぐには来ないかもしれない。

津波や地震で浜岡原発は福島原発のようになるかもしれないし、ならないかもしれない。

それは不確定な未来。

 

浜岡砂丘から浜岡原発を見ていて、不確定な未来ではあるけれど、もし日本の原発が今すぐテロや他国に狙われたとしたら、100%防ぐことが出来ないということだけは素人の私でもわかる。

それだけ原発の守りが脆弱だと言うこと。

  

「福島原発の真実 最高幹部の独白」今西 憲之+週刊朝日取材班の中で、

幹部がこう述べている。

一方で、アメリカ政府は当時、フクイチの半径50マイル(約80キロ)圏内の自国民に対して避難勧告を出していた。

チェルノブイリ原発事故では、国際原子力機関(IAEA)の報告によると、旧ソ連の汚染地域は約14万5千平方キロメートルで、約300キロ離れた地域でも高いレベルの汚染があったことがわかっている。

フクイチで爆発が相次ぎ、最悪の場合は青森から関東まで人が住めなくなるのではないかと漠然と思っていた。

  

*福島原発事故は終わってはいない。

そして浜岡で事故が起こったら、浜岡から名古屋までは約160K。

何かが起こった時には…対岸の火事ではない。

 

海は命を生み出し、すべてを無に帰す力がある

 

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ウズベクでウラン権益―政府系共同探査合意へ

2013年07月09日 | Weblog

日本経済新聞 夕刊 7月5日

日本とウズベキスタンは、原子力分野で協力を強化する。

日本の政府系機関の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とウズベキスタンの政府系資源機関が8日、原発燃料のウランを共同探査する覚書を交わす。

JOGMECは、鉱山の権益を確保・生産したウランを商社などを通じて国内外に供給する。

政府は原子力発電所の再稼働をにらみ、資源の安定調達を急ぐ。

日本がウラン権益を確保する理由は二つある。

第一に国内の原発再稼働をにらみ、ウランの安定的な調達体制を強化するためだ。

日本はウランを全量輸入に頼っており、11年3月時点の購入契約量は約41万トン。

調達先は、カナダやオーストラリアで半分近くを占めるが、権益を取得して安定輸入しているのは、18%にとどまる。

権益を増やせば、相手側の事情で調達量が減ったり、価格が急騰したりする影響を抑えられる。

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