日本画を嗜む友人は、舞妓の絵も描きますが写真も撮ります。
舞妓を撮るアマチュアカメラマンのブログ等を見て彼女は言います。
最近は、どうして舞妓さんは皆悲しい顔をしているのだろう、と。
舞妓さんは、確かにカメラを向けると、お座敷でもイベントでも花街の路上でも、笑顔で写っているのは少ないかもしれません。
決して笑わないわけではないのですが、カメラを構えると身構えてしまうように思います。
あと、疲れているのもあるかと。
都をどり期間中は舞台の合間に注射打ったり、夏は数キロ痩せたり、芸舞妓さんの生活はハード。
近年は、観光客が仕事中の舞妓さんに記念撮影を強要したり、アマチュアカメラマン同士、観光客同士で撮影の事でケンカしあうことも・・・・
自分で撮った写真を貰ってくれと、舞妓さんを呼び止めて手紙と共に押し付けたり。
撮影恐怖症になった舞妓さんもいたとかいないとか・・・・
いつもいつも笑顔でいろと求められるのも大変かもしれません。
でも、自分だけに向けてくれる笑顔があったら、それは嬉しいものですね。
舞妓さんが最も忙しい宵山の夜、忙しそうでしたがありがとうございました。