4月の花簪は桜が多いですが、金属や布で作った蝶もあります。
ちりめんなどの布で作った蝶なら可愛らしい雰囲気なので、まだお店出しをして間もない小さい舞妓さんでもぴったりですが、こういった金属で作られたタイプだと大きなお姉さんに似合います。
こちらの舞妓さんは祇園甲部の方で、都をどりの髪型「中島田」を結われています。
芸妓さんになるとお座敷に出る時は組紐などを髷に掛けますが、舞妓さんは組紐以外には花簪と同じような細工の飾り(根掛け)を使うことも。
大かん(手前の大きな簪)と勝山(髷の手前の幅広の簪)と根掛けが同じデザインで誂えていて、とてもお洒落!
銀色に輝いた蝶々、豪華ですね。
4月の花簪については、「4月・桜の花簪」・「都をどりのお衣装」・「都をどりのお衣装その弐」もご覧下さい。