はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

舞妓さんの装飾品

2016-02-18 20:49:09 | 舞妓の衣装・装飾品

舞妓さんはぽっちりという帯留めを付けていますが、中には家一軒買えるくらいのお値段がする物もあるという話を聞いたことがあります。
今時はなかなか作ることのできない、贅を尽くしたお品が多いと聞きます。
象牙や珊瑚、翡翠、真珠、瑪瑙にルビー、エメラルド・・・・様々な宝石が使われているので材料の入手が難しいこともありますが、職人さんも減っているからとか。
下の画像のぽっちりの一部は、既に喪われたものもあるとのことです。

また、小さい舞妓さんが結う、割れしのぶという髷を飾る鹿の子留めも、ぽっちりと同じく素晴らしい細工です。
やはり宝石がついていたり銀や鼈甲などで作られていたり。

私たちに夢を見せてくれる美しい舞妓さんの装飾品。
これらの装飾品だけでなく、櫛や簪の製作、また、日本髪に必要なお道具を作る職人さんもいなくなって、いつか舞妓さんの姿形が変わってしまうかもしれません。
そんな日が来ないことを願います。

※2018年10月28日画像追加

鹿の子留め

 

ぽっちり
  

  

  

  


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (いづみ)
2008-06-01 00:36:12
掲示板に、情報ありがとうございました。
萩野さんは本当に舞妓さんについてお詳しくて、お勉強になります。

桜時期に紅さんで変身されたんですね。
伏し目がちな御写真、とってもかわいいです~
中島田って、素敵な髪型ですねぇ。
結ってみたいです。
紅さんの桜の簪もお姉さん仕様なんでしょうけど、かわゆいです。
祇園に桜が咲く時期に行ってみたいです。
4月初旬なんでしょうねぇ。

私も最近はスーツケース持っていきます。
京都で自前の着物や浴衣を着るので・・・・
大きなバックよりも持ち運びが楽ですよね、飛行機への持ち込みができないのが不便ですが。

次回は祇園祭に行かれるのですか?
また、萩野さんの御写真拝見したいです~~
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いづみさんへ (管理人萩野)
2008-06-01 13:43:08
コメントと、嬉しいお言葉をありがとうございます!
本当にご無沙汰しておりました。
四月と五月に続けて京都に行きましたが、当分はお預けです。
祇園祭は…行きたいけど今のところは予定無しです。
突発的に行くかもしれませんが(^_^;)
秋冬は京都に行く用事は増えそうです。

桜の時期はお宿の手配も大変ですよね。
私は今年は色々と都合が付かず四月中旬に行きました。
枝垂れ桜の簪、一度挿して見たかったのです。
色合いは地味ですが、ボリュームがあるからその分可愛く見えますね(*^_^*)
中島田は初めて結いました。ずっと機会がなくて。
髷の飾りが選べるのが楽しいですね(*^_^*)

私ももっと大きなバッグにするか、小さいバッグにするか悩みどころです。
あと数センチ小さければ、大抵のコインロッカーには入るのですが、中途半端な大きさです(-.-;)
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