１週間お休みでした
こんなモノや
こんなモノ
Youtubeを見ながらカレンダーのゴミ箱作り
今朝は、夕べ出来上がった ↑ かわいい形の化粧ポーチにご満悦で
久しぶりにコーヒーを飲み、まったりしている
ひなたの庭の草が伸び放題になろうとも
時折、仕事の連絡が入ろうとも
日曜日までは”休む”と決め
モノ作り三昧な日々を//
実は、先週の土曜日
友に誘われていた
神田松之亟さんの講談を聴きに塩尻に行っていた
終わったあと、友とお茶をして別れ
帰りの電車を待っている時に
兄から電話が来た
「父がたった今、亡くなった」と
最近、ご飯を食べられない日があって
主治医に往診してもらって点滴をしていた
でも自分で（姪に手伝ってもらいながら）トイレに行っていたし
先日会った時は元気だったし
ですが、今月の24日には97歳になる高齢だったから
いつ逝ってもおかしくないと覚悟は心のどこかでできていたから
驚いたけど混乱はしなかった
葬儀は21日に池田町のもえぎホールで行われた
ここは昔じじの田んぼがあったところだ
パチンコ屋さんから買いたいとの話が何度かあったが
「地域の子供たちのためにここをパチンコ屋にしてはいけない」と頑なに断っていた
葬儀屋さんから話があった時は「俺の葬式はここでしてもらうかな」と
売った田んぼのお金で別の場所に新たに田んぼを買ったのは何年前だろう？
もう農業をそんなにできなくなっていたのに・・・
「先祖代々の土地を減らしてはいけない」が買った理由だ
母の葬儀もここで、そして父も
父が亡くなる日の朝、遠くからお盆で帰省していた姪とひ孫（3人）に
「じゃまたな」とベッドの上から手を振っていたと
夕方、跡取りの姪っ子が10分程その場を空けて戻ってみたら
父の顔が青ざめていた
苦ししい顔の1つもせずの大往生だった
ひ孫3人が元気に飛び回る声を聴きながら何日か過ごした中での
この世とのお別れはさみしいものではなかっだだろう
葬式後の棚上げでご近所の方が口々に「あんな風に逝きたいもんだ」と言う
死ぬことが怖くない亡くなりかただったと思う
母の時は長く看病したけど
父の時は、兄が定年退職してから兄家族が同居しているので
私は時たましか顔を見に行っていない
ドライアイスを抱かさせてもらったからだとかおはとても冷たかった
ぼさぼさの髭と髪の毛を、長男と一緒にきれいに整えた
亡くなってから葬儀まで4日、ゆっくりお別れができた
メガネとたばこと新聞をお棺の中に入れた
お酒はここ1週間飲んでいないと兄は言っていたが
たばこは亡くなる直前まで吸っていたし
毎日新聞を読むのが日課だった
父のお棺が送りだされるとき
みんなが立って、がらんとした客間に
父とお別れをしに来たのか
もしかしたら見えなくなった父を捜しにきたのか
それまでみんなの前には顔を出さなかったコナン（父が子猫の時に母猫から託された高齢猫）が入って来て
あちこちゆっくりと歩いていた姿に涙がでた
母の介護をしてる時に撮ったコナンです
火葬場まで行くのに、マイクロバスに足が痛くて乗れない父の弟を乗せていった
小柄な父と背の高い叔父は若い頃は似ていないように思ったが
この時見た叔父の後姿は父そっくりだった
火葬場での時間「叔父ちゃんは座って休んでいて」と言ったのだが
「おおそうかそうか・・」と時折独り言を言いながら、立って見送っていた
兄弟の静かなお別れに、この時も泣けて仕方なかった
火葬場でお骨になった父は
若い頃は細くて小柄だったのに
大きく見えた
「とてもしっかりした骨です。お仕事された身体ですね」と火葬場の人が言っていた
最期まで父らしく逝ったのだと思う
亡くなった日、父との思い出を何かに書くようにと葬儀屋さんに言われ
考えてみたけど、父親というよりも私の中の父は
”いつもかなり先を歩いている尊敬する先達”というイメージだ
棚上げの時にお酌に行くと、ご近所の方が
「仕事で留守がちだった俺の父親の代わりにいろいろ教えてくれた
俺にとってのもう一人の父のような存在だった
悩み事がある時はいつも相談にのってもらった
大人になってからも、農業のこと地域のこと
みんな教えてくれたのは〇〇さんだった
誰からも信頼された人だったよ」と
最近観たDVD、宮藤官九郎さん脚本の”11人もいる”
の中で、歌う歌のなかに
生きていても
死んでいても
最悪、見えなくてもいい・・・・という歌詞があって
８人兄弟と夫婦で１０人家族の写真に、死んだ元妻＝広末涼子が映っている
それで１１人いるになるのですが
今は一緒にいてもいなくても・・
私の中の父と母は変わらない家族なんだと思います
明日から今までと同じ生活に戻ります
今日はもう一日、自分の好きな事だけをして過ごそうと思います
長くなりましたが 