富山県は‘花と緑の銀行’という組織をつくり花のまちづくりを行なっていて今年でもう46年目になります。
初めて富山を訪れたのは8年前。県下あちこちに広がる美しい花壇に驚きました。


・・一体このパワーはどこから?! その秘密を知りたくて
庭を見に来ていただいたりお話に出かけたり、行ったり来たりを繰り返しています。

今年は7月3日 県中央部の‘現任頭取・グリーンキーパー研修会’へ行きました。
富山と長野はお隣同士。今では新幹線で1時間、便利になったものです!


富山駅からは路面電車セントラムに乗って8分で会場へ到着。
街のあちこちがハンギングバスケットで美しく飾られていました。
富山市民プラザ・アンサンブルホールに 現任頭取・グリーンキーパーさんが集合。
テーマは花と緑のふるさとライフ~感動は作り出すもの~です。
ちょうどこの日の朝、サッカーワールドカップ対ベルギー戦で大きな感動を味わったばかり・・
まだその感動が余韻となって残っています。結果はとっても惜しかったけれど
「ああ!、負けたけれど感動!」「残念だけれど感動した!!
この実感を話の糸口にしました。
入善町の皆さんが突然オープンガーデンへ来られた喜びや
遠く宮崎から‘オープンガーデンサンフラワー’さんのご来園~!

ガーデニングブームから20年余り、遠く離れた地それぞれに花や緑を楽しんでいる人がいて庭があり
今ではオープンガーデンが文化として定着し 庭や花緑を訪ねて交流が繰り返されています。
長野県の花と緑では 善光寺花回廊、OGS、ながの緑育マイスター倶楽部への発展
飯綱町でのオープンガーデンの紹介etc.


偶然の出会いの不思議、初対面でも意気投合、価値を共有、広がる交流・・

一方、自然災害から再生する逞しい生命力、優しさ、勇気に感動!
花と緑にヒントをもらい人生の指針としたこと!人への信頼!等々

振り返ってみれば、私の庭づくりは、昔チューリップの球根20個をプランターに植えたことから始まったのですが


それが40年後、チューリップの富山へ何度も寄せていただくことになりました。
花のご縁ってホント不思議なものです・・!
農耕車が行く高波花街道 小矢部のフラワーライン

富山市四方の通学路
こんな道を毎日通った子供たち幸せだなあ! 大人になったある日、この風景を思い出すことも!

富山の花のまちづくりは~
皆が一緒に花を植え育てることで人と人を繋ぎ、やがて未来へと受け継がれていく
日常の風景として花や緑が当たり前にある~そんなふるさとづくりであると思えます。
‘街のどこかにのびる 花と緑で飾られた優しさの通り道’
またいつか・・そんな道に出会える日を楽しみに! 富山を後にしました。